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令和元年度 新潟県緑化功労者知事表彰 受彰者の紹介

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0239277 更新日:2019年12月9日更新

令和元年度 新潟県緑化功労者知事表彰を受彰された皆様を紹介します。(敬称略)

平方 一生(村上市岩石地区)

平方氏は、持続的な林業経営には主伐後の再造林が重要であると森林所有者や関係機関に早くから説くとともに、自らの所有山林で再造林を実施し、地域の見本となってきました。
平成8年度に新潟県内でも林業が活発な旧山北町の山北森林組合(現村上市森林組合)の理事に就任して以降、平成17年度には副組合長、平成20年度から平成27年度までの7年間は村上市森林組合長として地元の林業の育成と活性化に大きく寄与してきました。

森林組合長を退いた現在も、森林経営管理制度に関する住民説明会で集約化の必要性を森林所有者に呼びかけるなど、地区の森林・林業を取りまとめる林家組合長として活動しています。

現在も下刈、雪起し、枝打ちを自ら行うなど山林の手入れを怠ることはなく、平方氏のスギ人工林の育林技術・知見により手入れの行き届いた見事なスギ人工林は、大学や専門学校の視察先としての依頼が後を絶ちません。

受彰者本人所有林での伐採の様子
所有するスギ人工林での手入れの様子

 

栄ブナの会(三条市大面地区)

栄ブナの会は、平成9年より環境保全のため里山にブナの植樹を行っています。
平成15年からは、地球温暖化防止と生活に役立つ里山整備の必要性を次世代に伝えるため、地元の三条市立大面小学校と東京都荒川区立尾久宮前小学校児童を三条市に招いて、交流を深めながらブナの植樹を始め、大面小学校の学校林のほか、大面山の一角で地元の山林所有者から提供していただいた通称「宮前ブナの森」などで行ってきました。

この活動も令和元年で17回目となり、植樹したブナは1,100本に達しており、最近は当初に植樹したブナ林の手入れも行っています。
活動への参加人数は児童、保護者、教員、地元住民、栄ブナの会の会員等で延べ1,700人に達し、植樹が始まった頃に参加していた児童が成人し、最近では児童の引率者として参加するようになりました。

 

植樹の様子1植樹の様子2
児童などと一緒になってのブナの植樹活動の様子

 

参加者による集合写真交流会の写真
植樹活動参加者の集合写真              参加した児童の交流会の様子

 

十日町市立水沢中学校(十日町市当間地区ほか)

水沢中学校の学校林は、造林計画が立てられ、初めて植林がされてから60年以上の歴史があります。
これは、終戦後間もない人心のすさんだ時代に、学校教育で子供たちに何を教え、何を学び取らせるのかという中から、造林こそがこの地域の子供や学校には大切であると考え、地域住民に働きかけたものです。

こうした中、昭和31年5月に国と60年間の分収林契約をし、広大な面積を持つ水沢中学校の“当間学校林”が誕生することとなり、生徒、教職員、地域住民が一体となって、6年をかけ当間学校林を中心に5万本のスギを植栽しました。
その後も毎年、学校行事として学校林整備作業を全校生徒、保護者、地域と協働で開催し、森林の保全整備活動を継続しています。

 

作業風景の全景

枝打ちの様子1枝打ちの様子2
学校林での森林整備活動(枝打ち)の様子

 

江村 昇(上越市頸北地区)

江村氏は、役場在職中は長らく災害復旧や林道整備業務に携わり、地域の森林保全と林道整備に寄与してきました。

平成11年設立の頸北地区間伐推進協議会に参加し活動を始め、平成19年に頸北地区間伐推進協議会を改組し頸北林業研究会を設立した際には、初代副会長に就任、その後平成23年には2代目会長に就任しました。
自伐による素材生産のほか、間伐展示林の設置、竹林の整備、刃物研ぎ講習会の開催、松茸山再生プロジェクトの実施、キノコの原木生産など、定期的な活動(週2回)を行っています。さらに、頸北林業研究会は、森林・林業教育にも取り組んでおり、後継者の育成にも積極的です。

長い行政経験を生かした江村氏の活動は、頸北林業研究会の運営にも大きく貢献し、地域林業の模範となっています。

 

竹林整備の様子目立て講習会の様子
竹林の整備活動の様子                チェーンソーの目立て講習会の様子

駒打ちの様子森林教室の様子
キノコの駒打ちの様子                 森林整備体験の様子

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