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定例会議の開催状況:令和5年3月15日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0498986 更新日:2023年9月14日更新

開催日

 令和5年3月15日(水)午後1時15分~午後5時20分

出席者

 和田委員長、山田委員、斎藤委員、櫻井委員、津野委員
 本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長、警察学校長、首席監察官、組織犯罪対策本部長

説明補助者

 公安委員会事務室長、けいさつ相談室長、企画室長、監査室長、生活安全企画課課長補佐、交通企画課長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 公安委員会宛て文書に対する回答について
     警察本部から、弁護士会から公安委員会宛てに届いた照会への対応について説明があり、審議の結果、回答文を決定した。

  2. 警察職員等の援助要求に対する同意について
     警察本部から、「広島県公安委員会から、G7広島サミット警備に万全を期すため、警察職員の援助要求があった。」旨の説明があり、審議の結果、同意することとした。

  3. 「新潟県公安委員会が取り扱う個人情報の保護に関する規則」等の廃止について
     警察本部から、「令和3年に改正個人情報保護法が成立したことに伴い、新潟県個人情報保護条例が廃止され、令和5年4月に新潟県個人情報の保護に関する法律施行条例が施行されることから、旧条例に対応する「新潟県公安委員会が取り扱う個人情報の保護に関する規則」を廃止する。新たな規則は準備中である。」旨の説明があり、審議の結果、廃止することが決定した。

  4. 行政手続法及び新潟県行政手続条例に基づく審査基準、標準処理期間及び処分基準の公表方法の変更について
     警察本部から、「行政手続法及び新潟県行政手続条例に基づく審査基準、標準処理期間及び処分基準の公表方法については、従前、閲覧用簿冊を作成し、各警察署及び許認可等を主管する県本部所属に備え付けて対応してきたが、オンライン手続が可能にもかかわらず、審査基準等の閲覧は警察施設に出向く必要があることや、審査基準等が改定された際は、閲覧用簿冊の差し替えが必要となるが、差し替え漏れ等があった場合、誤教示につながるおそれがあるといった課題があったことから、6月1日から、新潟県警察ウエブサイトに掲載し、現在備え付けている閲覧用簿冊は廃止したい。」旨の説明があり、審議の結果、公表方法の変更が決定した。

  5. 銃砲所持許可の取消しに係る聴聞結果及び量定案について
     警察本部から、「許認可管理センター長を主宰者として聴聞を実施した銃砲所持許可の取消に係る処分対象者について、聴聞結果に基づき行政処分を決定していただきたい。」旨の説明があり、審議の結果、行政処分を決定した。

  6. 公安委員会規程の新設及び新潟県道路交通法施行細則等の一部改正等について
     警察本部から、「4月1日に改正道路交通法が施行されることに伴い、遠隔操作型小型車並びに特定自動運行に係る規定が新設されることから、公安委員会規程の新設及び新潟県道路交通法施行細則等の一部改正等を行いたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

  7. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案14件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し14件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 公安委員会宛て文書の受理について(2件)
     警察本部から、国家公安委員会宛てに届き、本県公安委員会に回付された意見・要望等の電子メール2件について、それぞれ報告があった。

  2. 公安委員会宛て審査請求の受理について
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた放置違反金納付命令処分に対する審査請求について報告があった。

  3. 警察署における窓口業務の受付時間の見直しについて
     警察本部から、「7月1日から、警察署における窓口業務の受付時間を短縮する試行運用を開始する。短縮する理由は、現状の受付時間が超過勤務を前提とした受付時間となっているため、スピーディな手続やワークライフバランスの推進等の支障となっているほか、電子申請が増加して窓口での受付件数が減少傾向にあることなどによるものである。受付時間の短縮は、報道発表を行うほか、県警ホームページへの掲載、広報用チラシ等により、周知を図る。」旨の報告があった。

     委員から、「受付時間見直しの理由は理解できたが、問題は周知と県民の理解をどのように得ていくかである。事件事故が24時間対応である一方で窓口業務は効率化を図っていく必要があることが、県民に十分理解されるように広報と試行に万全を期してもらいたい。」旨の発言があり、警察本部から、「受付時間を短縮した時間帯の受理は全体の1割程度であり、支障がない範囲で短縮している。」旨の説明があった。

     委員から、「窓口業務開始時間が、見直し後でも勤務開始時間と同様となっている。通常、窓口業務開始時間は勤務開始時間より遅いものであり、今後見直しの際には、改善の検討をお願いしたい。」旨の発言があり、警察本部から、「一旦試行実施を行い、各警察署職員の負担等を確認しながら、正式に実施していきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「運転免許証の手続など、手続によっては受付時間が短縮されると不便にならないのか心配である。」旨の発言があり、警察本部から、「運転免許証更新の事務は他に委託しており、短縮の対象業務外である。他の運転免許にかかる事務は対象となるが、件数的には少ない状況である。」旨の説明があった。

     委員から、「警察業務は時間の線引きが難しく、勤務時間が過ぎても仕事が続く状況がワークライフバランスの課題と感じていた。この度のようにこれまでのデータに基づき窓口業務の受付時間を短縮することは、良いことだと思う。今後もこのような方法により、時間外勤務の短縮を進めていただきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「警察が努力すべきはデジタル化の推進であり、次の課題は、窓口に来られる方の予約を受け付け、受付時間をシステムにより管理する予約システムの導入だと思う。システム開発には予算や時間がかかるが、時間の有効活用につながると思う。」旨の発言があり、警察本部から、「窓口における申請とは別にオンラインによる申請がある。申請がオンラインで完結することから、職員による余裕を持った業務処理につながるものであり、オンライン申請に移行するよう取り組んでいきたいと考えている。また、警察業務においてデジタル化を進めているが、ご意見のとおり予算の問題があり、デジタル化が困難なこともあるが、システムの開発は検討してまいりたい。」旨の説明があった。

     委員から、「窓口で受付時間が終わっていると説明を受けると気分を害する方もいると思うので、受付に声をかける前に受付時間を確認できるように、受付時間の掲示をしっかりしてもらいたい。」旨の発言があった。

  4. 令和5年度殉職警察職員及び警察協力殉難者慰霊祭の挙行について
     警察本部から、「5月26日、警察学校において、殉職警察職員並びに警察協力殉難者慰霊祭を挙行する。」旨の報告があった。

  5. 公安委員会宛て苦情申出に対する調査結果について
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出について、調査結果報告があった。

     委員から、「調査結果のとおり非はないと思うが、今後さらに対応を求められた際に説明できるよう準備しておいていただきたい。」旨の発言があった。

     委員から、「法律用語は一般の方が理解するのは難しく、より丁寧な説明が必要である。説明は署において行っているとのことであるが、申出者に対して今一度丁寧な説明を行ってほしい。」旨の発言があった。

     委員から、「調査結果は了承したが、警察の考え方をどのように申出者に理解してもらうか、きちんと伝えるかが問題である。申出者に説明する際は、時系列に基づいて申出者の考えをよく聞きながら、分かりやすい説明をすることが必要である。署において説明を行っているが、申出者に納得していただけるよう努力は必要であり、申出者に対し今一度の説明をお願いしたい。」旨の発言があった。

  6. 新十日町警察署建設計画の進捗状況について
     警察本部から、「新十日町警察署の建設用地が、南中学校付近候補地に決定した。敷地面積は約7,000平方メートル、延べ床面積は約2,600平方メートルであり、どちらも現在の約2倍以上である。署庁舎の構造は、鉄筋コンクリート造3階建てとして、県内初となる留置施設がない警察署として建設予定である。令和5年度から造成設計を開始して、令和10年度に開署予定である。」旨の説明があった。

  7. 令和4年度の会計定期監査実施結果について
     警察本部から、「令和4年6月9日から令和4年12月23日までの間、「会計の監査に関する規則」及び「新潟県警察の会計の監査に関する訓令」に基づき、全67所属(本部38所属、署29所属)に対して会計定期監査を実施した。是正・改善を要する所属は2所属であった。」旨の報告があった。

  8. 警察職員の法令違反について
     警察本部から、警察職員の法令違反について報告があった。

  9. 新入学(園)児を守る交通安全週間の実施について
     警察本部から、「新入学(園)時期をとらえ、家庭・地域・関係機関等が一体となり、新入学(園)児を交通事故の被害から守るとともに、交通事故防止の徹底を図るため、4月6日から4月12日までの7日間、「新入学(園)児を守る交通安全週間」を実施する。重点及び推進事項は新入学(園)児に対する安全指導の徹底(渡るよサインの活用)、保護者等の交通安全意識の高揚、通学・通園路の安全確保である。」旨の報告があった。

     委員から、「四月のスタート時期は、新入学(園)にとって、交通安全を身につける非常に大切な時期である。また、新入学(園)児に「渡るよサイン」を徹底することによって、大人や高齢者など周囲の交通安全に対する意識にも相乗効果が生まれる。是非、積極的な取組をお願いしたい。」旨の発言があった。

     委員から、「保育園に送迎する車や自転車は、仕事をしている親が多く、急ぎがちで注意が散漫になることも考えられる。幼い子供が犠牲になることは非常に痛ましいことであり、送迎時の交通マナーの徹底を、保育園を通じて保護者に改めて周知してもらいたい。」旨の発言があった。

  10. 令和5年2月末現在の交通事故発生概況等について
     警察本部から、2月末現在の交通事故発生概況等について、資料に基づく説明のほか、「1月、2月に交通事故が増加した要因は分析中であるが、全国的にも交通事故が増加していることや、交通量の調査でコロナ前の状況に戻りつつあることから、人と車の動きが活発になってきていることが一つの要因と思慮される。県警察としては、高齢者に対する交通事故防止対策を中心に、今後も取組を進めていきたい。また、横断歩行者を守る交通事故防止運動(3月1日から3月10日まで)の間に、可搬式速度違反自動取締装置を6署において8回運用し、地元住民から好評であった。」旨の説明があった。

その他

  1. 警察職員等の援助要求に対する同意について
     委員から、「3月9日、山岳遭難者捜索活動のため、長野県公安委員会から本県公安委員会に対し、警察法第60条第1項の規定に基づく警察職員等の援助要求があり、新潟県公安委員会運営規則第10条に規定する「権限行使の特例」を適用し、本県公安委員会として同意した。」旨の報告があった。

  2. 秋葉警察署協議会陪席結果について
     委員から、「2月28日、秋葉警察署協議会に陪席したので報告する。まず、7人の各委員から、忌憚のない意見を頂けたものと感じた。また、秋葉警察署が作成した会議資料を見ると、警察活動の状況を多くの写真を活用してまとめてあった。これは、諮問事項や要望に丁寧に対応した状況を分かりやすく協議会委員に説明する工夫であり、その結果として、協議会委員が、更に日頃感じたことを率直に発言できることに繋がっていると感じた。今、県内でも特殊詐欺被害が問題となっているが、一つの手口が行き詰まった先に、新たな犯罪が生まれる可能性がある。つまり、全国的に波及している一連の強盗事件は、特殊詐欺事件から派生したものであり、いつ県内で発生してもおかしくないという危機感をもって、新潟県警も対処する必要があると思っていたが、例えば防犯の取組として、秋葉警察署では自転車の盗難防止対策として鍵かけ運動を行っており、好事例だと感じた。単純な盗難防止対策だとしても、秋葉警察署のように地域全体で取組を行うということが重要である。そのためには、地域全体に取組を広げる広報を繰り返し行うことが重要になると申し上げた。また、秋葉警察署から110番映像通報システムの説明があったので、このシステムは警察にとって非常に有効な手段となるわけで、好事例などを広報し、広く市民に活用してもらう工夫が必要だと申し上げた。私自身も秋葉警察署協議会に出席して気付く点が多くあったので、公安委員会に持ち帰り共有する旨申し上げた。」旨の報告があった。