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定例会議の開催状況:令和5年1月11日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0498978 更新日:2023年4月28日更新

開催日

 令和5年1月11日(水)午後1時15分~午後3時15分

出席者

 和田委員長、山田委員、斎藤委員、櫻井委員、津野委員
 本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長、警察学校長、首席監察官、組織犯罪対策本部長

説明補助者

 総務課課長補佐、監察官室長、安心安全推進室長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する通知について
     公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出について、調査結果報告を基に審議した結果、申出者に対する通知文を決定した。

  2. 運転免許証交付処分に係る審査請求の裁決書の一部修正について
     警察本部から、「運転免許証交付処分に係る審査請求について、裁決していただいた未送達の裁決書の記載に一部修正を要する箇所があった。」旨の説明があり、審議の結果、継続審議とした。

  3. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案22件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し22件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 公安委員会宛て苦情申出(追加文書)の受理について
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出に関して、同申出者から届いた追加文書について報告があった。

  2. 公安委員会宛て文書の受理について
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた意見・要望等文書について報告があった。

  3. 新潟県議会12月定例会の開催結果について
     警察本部から、令和4年12月6日から12月26日までの21日間開催された、新潟県議会12月定例会の開催結果について、資料に基づき報告があった。

  4. テレビ・ラジオCMを活用した特殊詐欺被害防止広報の実施について
     警察本部から、「県内の令和4年中の特殊詐欺被害は、認知件数・被害金額とも前年を大きく上回る危機的状況であった。県民の意識調査結果に基づき、民放のテレビ・ラジオCMを活用して、広く県民に架空料金請求詐欺、還付金詐欺の被害防止広報を行い、特殊詐欺被害防止を図る。」旨の報告があった。

     委員から、「CMであるがゆえ、NHKでは流せないのか。高齢の方はNHKのテレビを見る方や、ラジオを聞く方が多いと思う。NHKでも広報をすれば、より効果が高まるのではないか。」旨の発言があり、警察本部から、「NHKでも特殊詐欺の特集などを取り上げてもらえるよう働きかけてまいりたい。」旨の説明があった。

     委員から、「大学教授による心理学的観点からの特殊詐欺被害防止の講演を聞かれた特殊詐欺防止推進員の方が、新聞の投稿欄に「すごく為になった。ぜひ、これを活かして広報を頑張りたい。」と、とても前向きの御意見を書かれていたのを拝見して、私も感激した。やはり素晴らしい講演だったんだなと感じたが、以前の公安委員会で、同講演をDVDにして活用するとしていたが、作成したのか。」旨の質問があり、警察本部から、「現在、準備をしており、間もなく完成する。」旨の説明があった。

     委員から、「特殊詐欺の被害防止対策は、地道な努力しかないと思う。」旨の発言があった。

  5. 主な神社仏閣における二年参り・初詣の雑踏警備実施結果について
     警察本部から、令和4年12月31日から令和5年1月3日までの間の、県内の主な神社仏閣における二年参り・初詣の雑踏警備実施結果について、資料に基づき報告があった。

  6. 令和4年中における110番通報の受理状況について
     警察本部から、令和4年中における110番通報の受理状況について、資料に基づく報告のほか、令和4年10月1日から試行運用を開始している110番映像通報システムの運用状況について報告があった。

     委員から、「テレビのニュースで、最近、携帯電話の誤作動による緊急通報がかなり増えているとのことであったが、本日の報告でも間違い電話が全通報のうち9.4パーセントあり、そうしたことが影響している可能性もある。携帯電話機のメーカー等と情報共有して、改善につなげて行っていただければ良いと思う。」旨の発言があった。

  7. 令和4年中の交通事故発生概況について
     警察本部から、令和4年中の交通事故発生概況(速報値)等について、資料に基づく報告のほか、「死者数の61人は、令和3年よりも増加したが、戦後の昭和21年以降で4番目に少ない数となった。第11次新潟県交通安全計画の目標が達成できるよう、1件でも多くの交通事故を抑止する施策に取り組んでまいりたい。」旨の報告があった。

     委員から、「死亡事故が少し増加してきているが、私も死傷事故だけは起こすまいと思っている。より気を付けるべきは、横断歩道付近か、横断歩道以外の場所か。」旨の質問があり、警察本部から、「発生場所でどちらが多いかと言えば、数字上は横断歩道以外の場所が多いという分析になる。それも、斜め横断や直前・直後の横断など、安全確認をしっかりしていれば避けられた事故も多いと思われる。」旨の説明があり、委員から、「死亡事故の発生は、夜間が多いのか。」旨の質問があり、警察本部から、「時間的には、夕暮れ時が多く発生している。従って、もし用事を足すために外出される方は、明るいうちに対応していただければと思う。」旨の説明があった。

     委員から、「死者数の年別推移は近年、減少傾向にある。自動車の保有台数は現在、昭和20年代と比較して何倍くらいになっているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「県内における自動車の保有台数は、昭和23年比で現在約650倍に増加している。」旨の説明があり、委員から、「昭和20年代当時の交通状況等を考えると、今の数値は驚異的だと改めて感じた。県警では、これまで各機関と連携しながら様々な対策を実施してきたが、その成果の表れであると思うので、自信を持って継続していってもらいたい。」旨の発言があり、警察本部から、「交通事故死者の減少には様々な要因があり、交通安全教育の浸透、交通安全施設の整備、シートベルト着用率の向上、緊急医療体制が格段に向上していることなどが複合的に作用して減少につながっていると考えられる。引き続き関係機関等と連携しながら対策を進めてまいりたい。」旨の説明があった。

その他

  1. 令和5年新潟県公安委員会業務推進指針の決定について
     委員から、「本県公安委員会では平成17年から毎年、公安委員の心構えなどを示すものとして「新潟県公安委員会業務推進目標」を定めている。令和5年の業務推進目標を審議した結果、名称を「目標」から「指針」に変更することとし、指針は「県民が安心して暮らせる安全な新潟の実現」と決定した。本年も公安委員会では、この指針に基づき、県警に対して積極的な提言等を行い、「県民が安心して暮らせる安全な新潟の実現」を、県警とともに目指してまいりたい。」旨の報告があった。

  2. 新潟中央警察署協議会陪席結果について
     委員から、「令和4年12月15日、新潟中央警察署協議会に陪席したので報告する。同協議会では協議会委員からの質問や要望事項が事前に集約され、ペーパーで準備されていた。私も何回か協議会に陪席しているが、こうしたことは初めてであった。質問や要望が見える形で、視覚に訴えて頭の中に残り、非常に効果的で実効性の上がる協議会になっていると最初に感じた。また、質問や要望として交通安全に関するものが非常に多かったが、これはとりもなおさず、協議会委員の皆様が地域の代表として、地域住民の方々の考えを吸い上げ、具体的に質問や要望をなさっているからだと思う。私の方からは、自転車の通行方法や信号機の交通規制など、ひとつひとつ丁寧に対応していくことが警察への信頼感を高めるし、協議会委員から小さな問題でも協議に上げていただいて、それに真摯に答えていく、そうした積み重ねが、警察署協議会の地道な活動の成果として評価されるのではないかということを申し上げた。それから、最後に公安委員に対して、「警察署協議会の会議には警察署の全課長が出席するよう警察本部を指導して欲しい。」という要望があった。これは、前回の同協議会で、警察署がコロナ感染防止上の措置として質問・要望を受けなかった課長は欠席させたことがあったが、それはやめてもらいたいとの趣旨である。私から、「警察署は非常時には対応しなければならないことや、コロナ禍における集団感染防止などを考慮して、そうした対応となったことは御理解いただきたい。極力配慮はするが、そうした事情もあることはご承知いただきたい。」旨申し上げてまいった。」旨の報告があった。

  3. 今後の予定について
     警察本部から、「昨年末、令和5年新潟県警察運営の指針・目標をお示しいただいたが、サイバー空間の脅威は間近にあるという認識のもとでの施策推進及び、時代の変容に応じた業務の遂行を目指し、引き続き加速してまいりたい。今週金曜日(1月13日)に、県下警察署長会議を開催するが、年初であるため、昨年お示しいただいた指針・目標の共有を主な目的としてコンパクトに行いたい。また、本年5月にはG7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議の警備実施があることから、かなりの警察力を集中しなければならないが、地域の治安についてもしっかり守れるようにしてまいりたい。」旨の発言があった。