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定例会議の開催状況:令和4年12月21日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0498977 更新日:2023年4月14日更新

開催日

 令和4年12月21日(水)午後1時15分~午後5時00分

出席者

 和田委員長、山田委員、斎藤委員、櫻井委員、津野委員
 本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長、警察学校長、首席監察官、組織犯罪対策本部長

説明補助者

 公安委員会事務室長、監察官室長、けいさつ相談室長、生活安全企画課課長補佐、交通企画課長、交通規制課課長補佐、運転免許センター長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する通知について
     公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出について、調査結果報告を基に審議した結果、申出者に対する通知文を決定した。

  2. 公安委員会宛て文書に対する通知について
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた意見・要望等文書への対応について説明があり、審議の結果、通知文を決定した。 

  3. 運転免許証交付処分に係る審査請求の審理経過報告及び裁決について(2件)
     警察本部から、運転免許証交付処分に係る審査請求2件について、審理経過の報告があり、それぞれ裁決した。

  4. ぱちんこ店営業者に対する聴聞主宰者について(伺い)
     警察本部から、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反(遊技場営業者の禁止行為(景品買取))で検挙された法人及び店舗2軒に対し、行政手続法の規定により聴聞を行う必要がある。本件の聴聞主催者は本部長の指名としたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

     委員から、「聴聞対象は、代表者及び前代表者となるのか。また、違反した店舗の店長からの聴取は必要ないのか。」旨の質問があり、警察本部から、「事件当時の代表及び役員は全て交代しており、聴聞対象は現在の代表者としたい。また、違反に対する罰金刑の対象が法人となっていることから、聴取対象は代表者のみとしている。」旨の説明があった。

  5. 新潟県警察の交番及び駐在所の名称等に関する規則の一部改正について
     警察本部から、「令和5年1月16日に、新潟南警察署の署所在地、平潟新田駐在所及び臼井駐在所を統合して「白根中央交番」を新設することから、新潟県警察の交番及び駐在所の名称等に関する規則の一部を改正したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

     委員から、「駐在所等を統合するとのことだが、地域住民から様々な意見があったのではないか。」旨の質問があり、警察本部から、「新潟南警察署管内にこれまで交番はなく、新たに新設される白根中央交番は、南区の中央付近に位置し、近くで幹線道路が交わるほか、周囲には商業地区が広がるなど非常に利便性が高く、交番を配置することにより、三交替体制で24時間勤務に当たることになり、警戒が強化されることから、地域住民からの反対はなかった。」旨の説明があった。

  6. 新潟県道路交通法施行細則に関する処分基準の新設について
     警察本部から、「道路交通法の一部を改正する法律により、自動車の使用者に対する是正措置命令の規定が新設されたことに伴い、新潟県道路交通法施行細則の是正措置命令等に関する処分基準を2件新設したい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

  7. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案25件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し25件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する調査結果について
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出について、調査結果報告があった。

  2. 警察職員の規律違反について
     警察本部から、警察職員の規律違反について報告があった。

  3. 110番の適正利用広報の実施について
     警察本部から、「1月10日の「110番の日」を捉えて、マスコミを通じて広く県民に110番通報の仕組みの理解を深め、急を要しない通報の適正利用を広報するとともに、試験運用中の110番映像通報システムについて、県民への協力依頼を実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「この度は110番通報全般に関する広報で、その中に現在試験運用されている110番映像通報システムに関するものも含まれているが、試験運用中の反省点を踏まえた広報が本運用実施後に行われる予定はあるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「110番映像通報システムの主体は警察庁であるが、試験運用中の問題点が反映され、更に効果的なシステムとなるように、警察庁に適宜報告している。本運用実施後の広報については、別途警察庁からの指示があるものと思われる。」旨の説明があり、委員から、「110番映像通報システム本来の目的に沿った運用がなされるように、しっかり広報を行っていただきたい。」旨の発言があった。

  4. 令和4年11月末における刑法犯認知件数等について
     警察本部から、令和4年11月末における刑法犯認知件数等について、資料に基づく説明があったほか、「特殊詐欺については、被害額が11月末現在で約5億110万円となり、被害額が5億円を超えるのは、平成30年以降初めてのことである。認知件数168件のうち126件(75パーセント)は高齢者の被害となっている。」旨の報告があった。

     委員から、「被害者となるターゲットのリストアップがどのようにされているのか分析はしているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「同窓会名簿など何らかの名簿を使用している場合もあるが、手口は様々であり、名簿を使用せずに手当たり次第という場合もある。」旨の説明があった。

     委員から、「海外で特殊詐欺の被疑者を逮捕したとの報道を見たが、海外を拠点とする特殊詐欺は増加しているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「ご質問の事件では、国内より検挙されにくいことから、海外に拠点を設けて、大規模に行っていたものもある。また、国内拠点の最近の特徴としては、検挙を逃れるため、拠点は少人数で、短期間に移動するなどしている。」旨の説明があった。

     委員から、「海外でも特殊詐欺の被害はあるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「複数の国で同様の被害が発生している。日本は、他国に比べ核家族化や過疎化が進み、普段から家族間で話をする機会が少ないため、特殊詐欺の被害が多くなっているようである。」旨の説明があった。

  5. 上越市直江津地区における暴力団排除ローラーの実施結果について
     警察本部から、「12月15日、上越警察署、警察本部、新潟県暴力追放運動推進センターの職員合計30人で、対象136店舗中、82店舗に面接したほか、18店舗にチラシ、アンケートの配布を行う暴力団排除ローラーを行った。上越市直江津地区は、新潟県暴力団排除条例で特別強化区域には指定されていないが、新潟県暴力団排除条例の周知と、暴力団排除意識の向上を図るために実施したもので、昨年は高田地区で実施している。この度の排除ローラーにおいて暴力団等からの不当要求行為は把握できなかったが、今後、アンケート結果等を踏まえて、上越地区における特別強化区域の設定の必要性等を検討したい。」旨の報告があった。

     委員から、「新潟県暴力団排除条例における特別強化区域の指定状況はどのようになっているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「特別強化区域に指定されているのは、新潟市の新潟駅周辺及び古町地区、長岡市の長岡駅周辺だけである。」旨の説明があり、委員から「これまでは上越市における特別強化区域への指定の要望が少ないと捉えられていたのだと思う。アンケートを踏まえて上越地区の特別強化区域設定を検討するとのことだが、どのような方向に進むと考えているのか。」旨の質問があり、警察本部から、「アンケートの確認結果により、不当要求行為が相当数あることが把握された際には、特別強化区域設定を検討したい。」旨の説明があった。

  6. 運転免許関係機器リース契約の途中解約の取消しについて
     警察本部から、「現行の運転者管理システムを刷新し、警察庁の整備する共通基盤に集約することとなり、令和5年1月に本県を含めた先行4府県が共通基盤に移行する予定であったことから、現行運転免許関係機器のリース契約を途中解約することについて9月県議会で承認を得ていた。しかし、免許データ移行の遅延により、警察庁から移行延期の通知があったことから、現行リース機器の解約を取り消す。」旨の報告があった。

その他

  1. 阿賀野警察署協議会陪席結果について
     委員から、12月12日、阿賀野警察署協議会に陪席した結果について、「全体的な感想として、協議会委員から交通安全や犯罪の発生状況について、活発な意見や質問があり、警察と地域が一体となることの真髄を感じられる協議会であった。阿賀野署管内では、特殊詐欺被害や交通事故の発生が少なく、管内の状況に即した、啓発や広報活動が有意義に働いており、学ぶべきことが多いと感じた。特殊詐欺防止では、金融機関の職員がしつこいくらい確認しているそうで、地域の方々と警察が一体となって、その対策の目的を理解し、受け入れることによって、対策が有効に働いており、また、地域が協力していることに、警察が表彰などで情報を返していくことも、相乗効果になっていると感じた。交通安全では、県内は秋以降、交通事故の発生件数、死者数ともにぐんと増加し、個々の事故の分析結果を交通事故防止に活かしていかなければならないと痛感しているが、阿賀野署管内の対策を見た時に、幼児向け、子供向け、高齢者向け、ドライバー向けにとても細やかに、丁寧に、そして根気よく継続しており、交通事故発生件数の少なさという成果につながっていると実感した。特に同署の管内は広域で、運転する距離が長くスピードが出やすいことや、高齢化率も少し高い状況があるが、そうしたところに、いち早くサポカーの研修を取り入れたことなどは学ぶべき点だと感じたので、他の協議会にも紹介したい。最後に、阿賀野バイパスの開通により、様々な変化が起き、とりわけ犯罪情勢等も動きが出てくるかもしれないので、協議会委員には提言をいただきながら、警察と協力して対策等に取り組んでもらいたい旨をお願い申し上げた。」旨の報告があった。

  2. 大雪に伴う対応状況等について
     警察本部から、「今週初めからの大雪に伴う県警の対応状況としては、110番通報が12月18日(月)に約1,600件、19日(火)に約650件あり、通報内容のほとんどが交通障害に関することであった。また、大雪に伴う通行止めや停電のため、交通規制や交通誘導を実施した。県の大雪に関する警戒本部設置に合わせて、県警では災害警備本部を設置し、現在も大雪に関する対応に当たっている。」旨の報告があった。

  3. 年末年始の業務について
     警察本部から、「本日は令和4年最後の定例会であるが、年末年始においては、歳末警戒、初詣の雑踏警備、大雪への備えに万全を尽くしたい。」旨の発言があった。