ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 定例会議 > 令和4年 > 定例会議の開催状況:令和4年7月20日

本文

定例会議の開催状況:令和4年7月20日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0498949 更新日:2022年9月9日更新

開催日

 令和4年7月20日(水)午後1時15分~午後4時30分

出席者

 津野委員長、和田委員、山田委員、斎藤委員、櫻井委員
 本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長、警察学校長、首席監察官、組織犯罪対策本部長

説明補助者

 総務課課長補佐、交通規制課長、交通規制管理官、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 公安委員会宛て文書に対する回答について
     公安委員会宛てに届いた意見・要望等文書への対応について説明があり、審議の結果、回答文を決定した。

  2. 警察職員等の援助要求に対する同意について
     警察本部から、「6月24日(文書は6月27日付)、山形県公安委員会から、山岳遭難事案に関する捜索のため、警察職員等の援助要求があった。本件に関しては、同日、公安委員長に口頭で御報告のうえ新潟県公安委員会運営規則第10条の規定による同意をいただいている。」旨の説明があり、審議の結果、同意書を決定した。

  3. 交通規制の実施について
     警察本部から、信号機の廃止2件について説明があり、審議の結果、原案どおり廃止することが決定した。

  4. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案19件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し19件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 「令和3年新潟県警察運営の指針及び目標」達成のための取組結果について
     警察本部から、「「新潟県警察運営の指針及び目標」については、例年公安委員会で審議し策定しているが、その取組状況を検証した上で次の計画に反映させるため、今後、その取組状況を公安委員会に報告した後、県警ホームページに公表することとした。」旨の報告があった。

  2. 令和3年(度)における「ワークライフバランス等の推進のための取組計画」の推進状況について
     警察本部から、「令和3年度における数値目標達成状況については、年次有給休暇を15日以上取得した職員は34.0パーセント(前年比11.8ポイント減)、配偶者出産休暇3日に加え育児参加休暇3日以上を取得した職員は44.5パーセント(前年比20.5ポイント増)であった。令和8年度までに定員のおおむね13パーセントを目指す女性警察官の採用は令和4年4月現在で11.2パーセント(前年比0.3ポイント増)であった。なお、この推進状況については、県警ホームページで公開予定である。」旨の報告があった。

     委員から、「私のいた業界では1週間強制的に休ませるとか、海外勤務のときは、休暇中は職場と連絡をとらず2週間休むことなどが徹底されていた。年休取得日数が0や1の職員がいるということは、常に職場にいたい理由があるとか、休暇を取ると評価が下がるという意識があるのだと思う。日本の社会の傾向でもあるが、警察は特にその傾向が強いと思う。職場や上司の雰囲気がそう思わせている可能性もあるので、本部あるいは署長など現場の管理職から、ことあるごとに周知するなど、継続した努力が必要である。」旨の発言があった。

     委員から、「休暇を取得すると評価が下がるという意識について、休暇を取得しないと逆に人事評価が下がるような制度があってもいいと思う。」旨の発言があり、警察本部から、「幹部級職員には、ワークライフバランスに関して業績目標に設定をするよう指示しており、部下に休暇を取得させることが評価に繋がるとの意識改革は進んでいるものと考えている。」旨の説明があった。

     委員から、「評価の方法について、休暇の取得を個人の評価に反映させるのは難しいと思う。特に育児休業は取得対象職員かどうかにもよるので、取得対象職員の取得率が高い場合に、その所属の幹部職員に対して加点をするというのも一つの方法であると思う。」旨の発言があった。

     委員から、「目標を設定して、制度等諸整備をして、数値としての推進状況は順調であると思う。しかし、中身はどうなのか、今ほど、各委員から意見があったような観点でも検討を進めてもらいたい。すり込まれた意識感覚は、なかなか変わらないものと思うが、根気強く取組を続けていただきたい。」旨の発言があった。

  3. 令和4年4月から6月までの監督上の措置の実施状況について
     警察本部から、令和4年4月から6月までの間における警察職員の法令違反などに対する監督上の措置の実施状況について報告があった。

  4. ストーカー・DV事案及び児童虐待事案の対応状況について(令和4年6月末)
     警察本部から、4月末のストーカー事案、DV事案及び児童虐待事案の概況について資料に基づく報告があった。

     委員から、「加害者は加害意識がなく自覚をしていない場合も多い。引き続き対応をお願いする。」旨の発言があった。

  5. 長岡まつり花火大会に伴う雑踏警備実施について
     警察本部から、「8月2日及び3日、長岡市で3年ぶりに開催される長岡まつり大花火大会に伴い、観覧客の安全確保と交通渋滞の緩和及び交通事故防止のため、雑踏警備及び交通対策を実施する。」旨の報告があった。

     委員から、「長岡まつりは規模も大きく、特に花火大会は大変混雑する。花火会場周辺の駐車場や観覧席付近での混雑対策はどのようにされるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「会場周辺に駐車場は設けておらず、会場周辺への車両の乗り入れはできない。車両制限区域外の駐車場からシャトルバスを運行し、交通渋滞の緩和を図る。前回は通りがけに花火を見ようとするものが、橋の上に止まって危険な状況もあったことから、今回は対応に当たる部隊を配置する。」旨の説明があり、委員から、「花火大会の混雑というと、兵庫県明石市における将棋倒し事故が思い浮かぶが、そうした事故が起こらないよう、十分注意してもらいたい。」旨の発言があった。

     委員から、「今年は自由観覧席がなく、有料のチケットを買わなければならないため、「毎年ここで見ていたのに、なぜ今年はダメなんだ」という方達によるトラブルの発生が懸念されるが、対策は考えているか。」旨の質問があり、警察本部から、「主催者の長岡花火財団と打合せ、検討をしており、会場に至るまでにチケットの有無によって行き先をアナウンスするなどして人の流れを分け、主催者側の警備員と警察で連携して対処にあたる。一次的には主催者である花火財団が花火大会を計画するもので、今回は感染防止対策のため、必ずチケットを購入して観覧してもらいたいと呼びかける中で実施されるものである。」旨の説明があった。

     委員から、「あまりにもフリーエリアに観覧客が集中してしまった場合、危険が生じると思うが、どのように対処するのか。」旨の質問があり、警察本部から、「フリーエリアが満員になる場合は、避難場所となる東中学校のグラウンドに誘導したり、帰宅を促す対応となる。一次的には案内は主催者側警備員が行い、警察はトラブルがあった場合に対応することとなる。」旨の説明があった。

     委員から、「2年間花火大会が中止され、主催者側も未経験者が多くなっているものと思われる。主催者側と連携を密にして、警備に万全を期していただきたい。」旨の発言があった。 

  6. 南魚沼市における電動キックボードの実証実験の実施について
     警察本部から、「9月から11月下旬頃までの間、南魚沼市全域を実施区域として、観光客等の移動手段として電動キックボードを貸し出す事業の実証実験が実施される予定である。」旨の報告があった。

  7. 令和4年4月から6月までの公安条例許可状況について
     警察本部から、令和4年4月から6月の公安条例許可状況について、資料に基づき報告があった。

  8. 初任科第391期生(長期課程)卒業式の実施について
     警察本部から、「7月29日、警察学校において初任科第391期生(長期課程)の卒業式を実施する。」旨の報告があった。 

  9. 事件の検挙について
     警察本部から、
     ○ 自動車使用による暴行事件の検挙
     ○ 虚偽告訴事件の検挙
     ○ 死亡ひき逃げ事件の検挙
    について報告があった。

その他

  1. 県議会対応について
     警察本部から、「7月12日から県議会6月定例会が開会した。本会議代表質問では、安倍元総理襲撃事件を受けた質問があり、対応した。常任委員会でもこの関連の質問が予想されるが、県警として可能な限り丁寧に説明してまいりたい。」旨の発言があった。

  2. 新型コロナウイルス対策について
     警察本部から、「昨日(7月19日)、県の新型コロナ対策会議があったが、新規感染者はこの2週間、前の週の2倍ずつ増加してきている。感染状況のステージが変わってきたように思われ、県警としても業務継続のために対策をしていく必要があると考えている。」旨の発言があった。