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定例会議の開催状況:令和4年2月16日

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0473105 更新日:2022年4月1日更新

開催日

 令和4年2月16日(水)午後1時00分~午後4時50分

出席者

 津野委員長、鍋谷委員、和田委員、山田委員、斎藤委員
 本部長、警務部長、生活安全部長、地域部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、首席監察官、情報通信部長、組織犯罪対策本部長

説明補助者

 公安委員会事務室長、広報広聴課長、生活安全企画課課長補佐、交通企画課長、交通規制課長、交通聴聞官、運転免許センターセンター長補佐

議題事項

  1. 公安委員会宛て苦情申出に対する通知について
     公安委員会宛てに届いた警察職員の職務執行に関する苦情申出について、調査結果報告を基に審議した結果、申出者に対する通知文を決定した。

  2. 警察職員等の援助要求について
     委員から、「2月14日、妙高警察署管内において発生した山岳遭難事案救助活動のため、同日、富山県公安委員会に対して警察職員等の援助要求を行った。本件については、同日午後4時34分、警察本部から報告を受け、新潟県公安委員会運営規則第10条に規定する「権限行使の特例」を適用し、本県公安委員会として同意した。」旨の報告があり、審議の結果、援助要求書を決定した。

  3. 銃刀法の一部改正に伴う審査基準及び処分基準の改定について
     警察本部から、「銃刀法の一部改正に伴い、警察庁が示すモデル基準の見直しが行われたことから、本県における審査基準及び処分基準についても見直しを図りたい。」旨の説明があり、審議の結果、原案どおり決定した。

  4. 乗合自動車の停留所における一般旅客自動車運送事業用自動車等の停車又は駐車に関する合意に伴う公示について
     警察本部から、「令和4年1月28日付けで、佐渡市内の乗合自動車の停留所又はトロリーバス若しくは路面電車の停留場における停車又は駐車に関し、道路交通法の規定に基づき関係者として合意した結果について、公安委員会による公示をしていただきたい。」旨の説明があり、審議の結果、公安委員会ホームページへの掲載による公示を決定した。

  5. 運転免許関係の意見聴取等について
     警察本部から、運転免許取消対象事案12件について、事案内容及び意見聴取等結果の説明があり、審議の結果、取消し12 件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 公安委員会宛て文書の受理について(3件)
     警察本部から、公安委員会宛てに届いた意見・要望等の文書3件について、それぞれ報告があった。

  2. 令和3年11月中の警察あて苦情の受理状況及び措置結果等について
     警察本部から、「令和3年11月中の警察あて苦情の受理は3件であり、そのうち警察側に非がある苦情は、誤った交通指導取締り1件であった。」旨の報告があった。

     委員から、「誤った取締りを受けた方は精神的に受けたダメージが大きいと思う。再発防止のため日頃からの指導の徹底をお願いしたい。」旨の発言があり、警察本部から、「警察本部員が各所属を巡回して教養を実施しており、改めて教養を徹底したい。」旨の説明があった。

  3. 令和3年中の拾得物・遺失物の取扱状況について
     警察本部から、令和3年中の拾得物・遺失物の取扱状況について、資料に基づき報告があった。

  4. 令和4年度警察費当初予算(案)概要について
     警察本部から、令和4年度警察費当初予算(案)概要について、資料に基づき報告があった。

     委員から、「可搬式オービスの整備について、国からの補助金は活用できるのか。」旨の質問があり、警察本部から、「半額を補助する国の補助金については、現在国会で審議中であるが、可決されれば活用する予定である。」旨の説明があった。

  5. 令和3年中の処分傾向と過去5年の推移について
     警察本部から、令和3年中の懲戒処分の傾向と過去5年の推移について、資料に基づく説明のほか、「本県処分者の傾向と して、業務上の事案によるものが約6割、私上の事案によるものが約4割、年代別では20歳代及び30歳代が約6割であった。」 旨の報告があった。

  6. 令和4年全国優秀警察職員表彰被表彰者の決定について
     警察本部から、「警察職員として長期にわたり職務に精励し、抜群の功労があり、他の模範となる者に対して警察庁長官が表彰する令和4年全国優秀警察職員表彰の本県受章者が決定した。」旨の報告があった。

  7. ストーカー・DV事案及び児童虐待事案対策の概況について
     警察本部から、令和3年中のストーカー事案、DV事案、児童虐待事案の概況について、資料に基づく説明のほか、「警察庁の公表のあり方と合わせるなどの理由から児童虐待事案関連の数値の従来の公表のあり方を見直すとともに、これまで行っていた高齢者虐待事案関連の数値の公表についてはとりやめとする。」旨の報告があった。
     
     委員から、「児童虐待事案について、報道などを見ていると、児童が児童相談所から家庭に戻された後、殺人などの重大事件に発展しているケースがある。児童相談所職員が「児童を家庭に戻したくない」と考えていても、実際には職員数の不足や多忙などを理由に戻さざるを得ない状況があるのではないか。厚生労働省による監督や自治体と警察の連携ももちろん重要であるが、児童相談所の体制を更に充実させる必要があると思う。」旨の発言があり、警察本部から、「法律の整備や児童の一時保護に関する議論と併せ、児童相談所の体制についても見直しが進められている。県警察としては、県内6つの児童相談所のほか、各警察署管内にある要保護児童対策地域協議会とも連携し、各種事案に適確に対応していきたい。」旨の説明があった。
     
     委員から、「虐待事案については福祉的な側面があり、どの官庁が主体となって対応していくのか難しい面もあるが、より実態に即した数値や公表しない数値であっても、統計を継続していくことは重要である。事案の発生に様々な要因が関係しており、潜在化しやすいため完全に把握するのは困難であるが、部内の統計として継続していれば他の数値との比較対象として参考になると思う。」旨の発言があった。
      
     委員から、「児童相談所で一時保護された児童を家庭へ戻すことについて、児童相談所職員はいい加減な気持ちで戻している訳ではないと思うが、職員自身がどれ程の経験や知識に基づいて判断をしているかという問題がある。全国的に見ると、職員の約半数は児童相談所での経験が3年未満で、激務により休職している職員が多いとの情報もある。職員研修の機会を通じて警察から現場の事例を伝えるなど、児童相談所職員の判断の基準を確かなものにするための手助けをお願いしたい。」旨の発言があった。

  8. 令和4年1月末における刑法犯認知件数等について
     警察本部から、1月末における刑法犯認知件数等について、資料に基づく説明のほか、「1月の特殊詐欺の認知件数は8件、そのうち半数の4件が架空請求詐欺であった。」旨の報告があった。

  9. 村上市長政地内「三幸製菓荒川工場」における工場火災の発生について
     警察本部から、2月11日に発生した「三幸製菓荒川工場」における工場火災について、資料に基づく説明のほか、「現場は鉄骨が垂れ下がるなど非常に危険な状態であることから、捜査員の安全を確保しながら、関係機関と連携して原因究明をしっかりと行いたい。」旨の報告があった。

  10. 令和4年横断歩行者を守る交通事故防止運動の実施について
     警察本部から、「暖かい日が増えて人や車の動きが活発になり、歩行者が交通事故に遭う割合が高まることから、横断歩行者の交通事故防止を図るため、3月1日から3月10日までの10日間、「令和4年横断歩行者を守る交通事故防止運動」を実施する。」旨の報告があった。

  11. 令和4年1月末現在の交通事故発生概況等について
     警察本部から、1月末現在の交通事故発生概況等について、資料に基づき報告があった。

  12. 令和3年中における特定秘密の保護措置などの実施状況について
     警察本部から、令和3年中における特定秘密の保護措置などの実施状況について、資料に基づき報告があった。

  13. 令和4年度警察学校の式典計画(入校式・卒業式)について
     警察本部から、令和4年度警察学校の式典計画(入校式・卒業式)について、資料に基づく説明のほか、「新型コロナウイルス感染拡大に伴い、令和3年度中の初任科生の式典については、初任科第389期長期課程卒業式を除き、縮小開催とした。」旨の報告があった。

  14. 事件の検挙について
     警察本部から
      ○ 新潟市中央区南笹口2丁目地内におけるわいせつ誘拐・強制性交等事件の検挙
    について報告があった。

その他

  1. 令和4年度警察費当初予算(案)について
     警察本部から、「新年度予算については、厳しい財政状況の中、課題はあるものの県警察としての案がまとまった。来週から始まる県議会2月定例会でしっかりと説明していきたい。」旨の発言があった。

  2.  「三幸製菓荒川工場」における工場火災について
     警察本部から、「三幸製菓荒川工場の火災は全国的にも大きく報道されている。現場は過酷な状況であるが、警察の責務としてやるべきことをしっかりとやっていきたい。」旨の発言があった。