ページ番号を入力
本文
県立柏崎アクアパークで「第8回えちゴンカップ」と「えちゴンフェス★水中大運動会」が行われました。
令和7年9月13日(土曜日)から9月15日(月曜日・祝日)に県立柏崎アクアパークで「第8回えちゴンカップ」が行われました。
例年恒例のこの大会は、全国の小中学生と地元ブルボンウオーターポロクラブ柏崎ジュニアチームの交流と競技力向上を目的に実施されています。
同会場では、大会二日目にあたる9月14日(日曜日)、水球の選手や競技に興味や関心を持っていただき、親しんでいただく機会にと「えちゴンフェス★水中大運動会」も初開催されました。
戦いを繰り広げたのは地元、ブルボンKZ(ブルボンウオーターポロクラブ柏崎)や新潟産業大学水球部の選手たち。選手をミックスしての青白対抗戦です。50メートル会場入口の配布リーフレットで、チーム編成と選手紹介の案内がありました。好きな食べ物や芸能人の記載もあり、親しみが感じられます。
2階フロア奥の観覧席からも観戦できますが、応援の熱や選手の迫力を身近に感じることができるプールサイドでの観戦がおすすめです。12時の大会開始前に、すでにプールサイド脇には水中大運動会に臨む選手達が控えていて、期待が膨らみます。
音楽とともに青チーム、白チームの選手入場です。拍手と選手紹介のアナウンスで迎えられます。
プールサイド沿いに、すぐ目の前を歩いていく選手たち。たくましい体躯で、胸や背中、肩など上半身の筋肉はとくに太く張りがあるように感じました。
最初の競技は玉入れです。高々と掲げられたカゴを目指し、プールの端から軽々とボールを投げていく選手たち。肩まわりが柔らかく、とてもしなやかな動きです。小さなカゴにピンポイントでボールを入れるのは難しそうですが、見事、ボールがカゴに収まり会場を沸かせてくれました。
続く競技はパン食い競争。選手紹介のアナウンスが入ると、それぞれ個性ある決めポーズを披露して観客を盛り上げてくれました。この競技はパンが食べたいという選手が選ばれたと会場アナウンス。楽しい選手が集まっていそうです。
食べ終わるまでが競技ということで、食べるスピードも勝敗を分けそうな気配です。
スタートと同時に一斉に飛び込み、怒涛の速さでパンを目指します。パン到着までは滑らかに進みましたが、空中に吊るされたパンを獲得するのに、どの選手も四苦八苦。水中から飛び跳ねては自分の顔がパンにぶつかってしまい、するりと逃げるパンに翻弄されています。
水中の足元は滑って踏ん張りが聞かず、水の抵抗もあるため、なかなかパンがつかまりません。参加している選手も観客も、陸上でのパン食い競争より、もどかしく感じたのではないでしょうか。ようやくパンを咥えることができたら、陸上へ。ここからは早食い要素が強そうです。
無事に食べきり、勝者が決定しました。各選手とも頬袋がパンパンです。
最後は、いよいよ水球対抗戦です。会場はさきほどまでの楽しい雰囲気から緊張感ただよう雰囲気に。試合開始のホイッスルで、猛然と水しぶきをあげてボールを追いかけ始めました。
泳ぎながらボールを運ぶ巧みなドリブル、速いパス回しからの鋭いシュート。ボールが水面を叩く破裂音や、選手とともに高く舞い上がる水の勢いに圧倒されます。後ろ向きでのパスなど難しい技も繰り出され、鋭いシュートが目の前で決まると、観客も会場アナウンスも大いに盛り上がりました。
女性選手も男性選手に混じり勇猛果敢なプレイを見せてくれました。
競技終了後は観客に向けて青白両キャプテンからのメッセージがあり、観客は大きな拍手で選手たちの健闘を称えました。
会場の出入口では選手たちとの写真撮影会が行われ、楽しい交流会で水中大運動会は締めくくられました。
2階フロアーでは縁日が行われ、親子連れや子供たちで溢れていました。お菓子釣り体験や射的は子供たちに大人気で、オリジナルの水球ゲームにも人だかりが。えちゴンやブルボンKZのグッズも売っていました。えちゴンガチャもありましたよ。
射的と水球ゲームの様子
2階フロアーではパネルや写真、展示品などが設置されていて、柏崎の水球の歴史や海外選手との交流の様子を知ることができます。水球日本代表や、セルビア、モンテネグロの選手たちのサインも飾られていました。ここ柏崎に世界で活躍する選手たちが訪れているのは誇らしいですよね。
県立柏崎アクアパーク感謝祭のこの日は、レジャープールや浴室、トレーニングルームの利用割引も行われていました。流れるプールで遊ぶ子供たちの様子もあり、楽しそうな声が聞こえました。
屋外会場ではキッチンカーが集結。えちゴンのふわふわドームもあり、小さな子供たちに大人気でした。駐車場は富山や大宮、千葉に八王子、浜松、岐阜、名古屋に奈良と県外車両ナンバーもあり、県内外からお客さんが訪れている様子です。
「第8回えちゴンカップ」大会二日目。会場は様々な企画を楽しむ人たちで賑わっていました。えちゴンカップの競技で訪れた子供たちも、食に遊びに「水球のまち柏崎」を満喫してくれたら嬉しいですね。