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【十日町】「若者×産地 交流企画会議」を開催しました
若者のアイデアやセンスを活かすワークショップ「若者×産地 交流企画会議」を開催しました。
十日町地域振興局では、地域の伝統産業である「きもの」を活かして、交流人口の増加を図り、産地の活性化に結びつける取組を進めています。
令和2(2020)年11月27日(金曜日)から28日(土曜日)に、ファッションやデザインに興味のある若者に、きもの総合産地である十日町市を訪れてもらい、きもの工場見学と企画会議に参加してもらう「若者×産地 交流企画会議」を開催しました。
今回のワークショップイベントは、きものメーカーである株式会社関芳の全面協力により開催しました。
スケジュールの概要
1日目 11月27日(金曜日) |
2日目 11月28日(土曜日) |
10時30分~10時50分 オリエンテーション 10時50分~11時40分 アイテア発想ワーク・会議説明 11時40分~12時40分 昼食・休憩 12時40分~16時30分 座学・工場見学 16時30分~17時00分 企画テーマ発案ワーク 17時00分~18時00分 企画立案 18時00分~20時30分 夕食・交流会 20時30分 終了 |
09時30分~12時00分 オリエンテーション・企画立案 12時00分~12時30分 昼食 12時30分~13時40分 着物着用体験 13時40分~15時00分 企画会議 15時00分 イベント終了 |
「若者×産地 交流企画会議」<外部リンク>
11月27日(金曜日) 1日目
・オリエンテーション
・各自のアイデアを発想
・グループに分かれてアイデア発表
・関芳の製造工程の説明
・資料室を見学
・工場見学
染色の説明
型友禅の見学体験
金箔加工の見学体験
金彩の見学体験
・ブランドが出来るまでの解説
・各自でテーマを検討
11月28日(土曜日) 2日目
・各自で企画アイデア立案
・企画会議、アイデア発表
・キモノアップデートアイデア
・集合写真
アンケート結果
まとめ
写真を見ていただいて分かると思いますが、非常に満足度の高いワークショップとなりました。
初めての開催でしたが、着物に興味を持つ長岡造形大学の女性3名と専門学校で映像撮影を学ぶ男性1名の計4名が参加してくれたこと、着物メーカーの(株)関芳がとても熱心に説明や見学、そして企画会議に参加してくれたことなどが良い結果に結びついたのだと考えています。参加人数は企画会議という特性上、4名でちょうどよかったと感じました。
一番の収穫は、企業と学生の企画を通じた交流のきっかけの場をつくることができたことです。そして、(株)関芳では実際のきもの作りに今回の若者のアイデアやセンスを活かしていく考えだということです。企業で今後の展開を考えてくれることで、参加した若者にとっても非常に満足度の高い経験になったものと考えています。
また、学生に着物メーカーを深く知ってもらうことで、今後の進路の選択肢の一つとしても考えてもらうことができ、企業側にとっても自社をアピールすることができたのではないかと感じています。
参加者アンケートからは、一泊二日では足りないとする意見が寄せられました。アイデア発想の時間やグループワークの時間のとり方など、改善する点はありますが、着物の街十日町にもっと滞在したいとする参加者の感想はとても嬉しいものでした。
今回の企画は、参加者も企業も運営者も本当に充実して、やって良かったと感じられるものでした。今後も同様の手法で展開していきたいと考えております。
妻有新聞(12月5日発行)に掲載されました。
※妻有新聞の許諾を得て掲載しています。
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