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障害者芸術文化祭(文芸部門)の作品

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0059643 更新日:2019年3月29日更新

文芸作品は、短歌43作品、俳句60作品、川柳34作品、自由詩43作品もの応募がありました。
いずれも、作者の皆さんの思いが込められた素晴らしい作品ばかりです。
入賞作品は下記をご覧下さい。

短歌部門

県知事賞

  • 作者 齋藤(さいとう) ひろみ
  • 作品 「新米の ご飯は米が 立っている」と 会話が弾む 朝の食卓
  • 審査員コメント
    「新米のご飯は米が立っている」と表現、つづいて「会話が弾む」とくる。
    これはごく当り前の事を自然に詠んでいて見事である。
    農業の苦労も一言も言わないでよい。それで充分、身にしみて分かろうというもの。

審査員特別賞

  • 作者 石岡 ヒロ子
  • 作品 白つえに 辻違(たが)えしか でこぼこの 裏路らしく 人も通らず
  • 審査員コメント
    盲の人、二三句のめったに通らぬ道で苦労しているのであろう。
    裏道らしいと、めったに通らぬ道と感じた。行くか行くまいか思案だ、
    それが要の方策だ。
    歌として一言「人も通らず」とあるが「人の通らず」と訂正した方がよい。
    選者感銘の歌である。

俳句部門

県知事賞

  • 作者 池田 裕介
  • 作品 揚羽蝶(あげはちょう) 日陰の匂い 掻きまわす
  • 審査員コメント
    揚羽蝶を見ると、普通は鮮やかな色に目が行きます。
    しかし、作者は違った所に心が動いたのです。
    夏の暑い日に、日陰で休んでいると、自分の周囲を揚羽蝶が舞いはじめました。
    ふと、何か風のような、動くものを感じました。それを「日陰の匂い」と直感したのです。
    確かに、日向には日向の匂いがあることは誰でも分かります。作者の感性から「日陰の匂い」と詠み取った素晴らしい作品です。

審査員特別賞

  • 作者 齋藤 弘司
  • 作品 病室の 窓に映りし 秋の雲
  • 審査員コメント
    長い間入院をしていると自然に接することがなくなります。
    病室の窓から見える季節による木々の変化、そして空の変化くらいだろうか。
    特に、ベッドに横になっているときには、空しか見えません。
    作者には窓越しに、秋の雲が見えたのです。
    「映りし」は硝子に反射してという意味ですが、ここでは窓硝子を通してと読みたいです。秋の雲に懐かしさとか、淋しさを感じた心の内の作品です。

川柳部門

県知事賞

  • 作者 本間 光子
  • 作品 平凡な 余生句がある 点字打つ
  • 審査員コメント
    作者自身、眼が不自由なため、余生を詠んだ川柳の点字を明るく、
    しかも「平凡な」と表現したところが、作者のやさしさと余裕さえ感じさせています。
    川柳をいかなる環境であろうと、明るく表現するその姿勢が見事です。

審査員特別賞

  • 作者 三浦 五十弥(いそや)
  • 作品 たたかれて たたき返して 真の友
  • 審査員コメント
    川柳はどちらかと言えば強い文芸です。
    もちろんやさしい作品も多いのですが、心の中の芯の強さはかくせません。
    この句ははっきりと「たたかれてたたき返して」と表現したところに
    作者の「悟り」を感じます。この句も見事です。

自由詩

県知事賞

  • 作者 飯島 弘子
  • 題名 夏の朝
  • 作品
    まだ静かな時
    さっきまでの暗さはもうない
    外への扉を開ける
    歩く あるく 歩く あるく
    欅(けやき)の木が待っている
    木のベンチで休む 
    背骨を曲げたり伸ばしたり
    だんだんに
    欅(けやき)のてっぺんの
    一枚一枚の葉が見えてくる
    白い雲が流れている
    深い海のような青い空
    ここからは 見えないけれど
    その向こうの向こうは
    とてつもない
    大宇宙が広が
    夏の朝 一日が始まる
  • 審査員コメント
    飯島さんの「夏の朝」は清楚な題名が光ります。最初の四行で朝の情景
    を描写し、「歩く あるく ----」と漢字とひらがなで表す繰り返しが、
    詩のリズム感となって効果的です。更に二連目で、体を休めながら見る欅
    のてっぺんの一枚一枚の葉の表現には葉の間から、空の青さが見える
    新鮮さがあります。「とてつもない大宇宙」は希望の朝へと繋がって
    います。これからも詩作の力を大切にしてください。

審査員特別賞

  • 作者 小沼 優希
  • 題名 寄宿舎に帰る
  • 作品
    僕は、日曜日に寄宿舎に帰る
    四時ごろ家を出て、
    途中で夕飯を食べて、
    それから寄宿舎に帰る。
    いつもなら沢山の友達がいるのに、
    日曜日は、僕一人しかいない。
    なんだかさみしい。
    寄宿舎の先生は、
    そのことを知っているのか、
    「お帰り!」
    元気にあいさつしてくれる。
    今日は、一人で寝るけど、
    月曜日は、大勢の友達が来る。
    とってもうれしい。
  • 審査員コメント
    小沼さんの「寄宿舎に帰る」という詩からは、寄宿舎へ帰る嬉しさが、
    いきいきと伝わってきて、温かい気持になりました。「お帰り!」と言って
    迎えてくれる先生や、月曜日に会える大勢の友達が居るということは、
    小沼さん自身が純粋で優しい人だからだと思いました。心の中の色々な
    想いの中から「嬉しい」という気持を詩に表現したことに励まされました。
    詩を書き続けていってください。

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