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【新発田】一級河川阿賀野川水系 駒林川 広域河川改修(一級)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0058307 更新日:2023年12月22日更新

 現在の駒林川(こまばやしがわ)は、新潟県阿賀野市境新田を起点とし、旧水原町市街を貫流した後、旧小里川(おさとがわ)を合わせて新潟市北区浦木にて一級河川新井郷川(にいごうがわ)に合流しています。流路延長12.56kmです。

駒林川(中央:駒林集落、左奥:水原市街〔流向:奥から手前〕)の画像
駒林川(中央:駒林集落、左奥:水原市街〔流向:奥から手前〕)

1 駒林川の歴史

 駒林川は、かつては五頭連峰から流れ出る安野川(あんのがわ)を上流域にもち、阿賀野川右岸に広がる低平地を蛇行しながら流下し、福島潟に流入していました。明応8(1499)年には、蛇行する駒林川の形成した自然の要害を利用して駒林集落が開拓されたと伝えられています(京ヶ瀬村村誌より)。駒林川の河川水は古くから農業用水として利用され、河道は明治期から大正時代にかけては舟運に利用されていました。
 昭和16(1941)年から昭和49(1974)年に行われた国営阿賀野川農業水利事業により、上流域の安野川が阿賀野川に流域変更され、今の駒林川の姿になりました。平成10年8月洪水により水原市街地が浸水したことを契機に、現在は旧小里川合流点から上流1.2kmの区間を計画流量20立方メートル/秒で整備しています。整備にあたっては、旧川敷を利用したワンドを作るなど、親水性や河川環境に配慮した川づくりを目指しています。

駒林川の位置の画像
駒林川の位置

生物環境に配慮した緑豊かな川づくり〔流向:手前から奥〕の画像
生物環境に配慮した緑豊かな川づくり〔流向:手前から奥〕

2 駒林川の社会環境

 駒林川の上流域は旧水原町市街を通過しており、川に面して住宅が建ち並ぶ都市河川の景観を呈しています。中流域から新井郷川との合流点までは河川に沿って古くからの集落が形成され、地域の暮らしに密接に関わってきた歴史的背景をうかがわせています。
 また、旧小里川合流点より下流区間は、国営阿賀野川右岸土地改良事業により改修が計画・実施されており、新江橋より下流は計画流量40立方メートル/秒で、ほぼ改修済みです。

市街地を流れる〔流向:手前から奥〕の画像
市街地を流れる〔流向:手前から奥〕

土地改良事業実施区間〔流向:奥から手前〕の画像
土地改良事業実施区間〔流向:奥から手前〕

3 駒林川の自然環境

 駒林川ではコイ、フナ、ドジョウ、メダカなどの水生動物の生息が確認されています。特にメダカは農薬や化学肥料による汚染に弱い生物であり、絶滅危惧2類(環境省)に指定されている貴重種です。

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