ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 新発田地域振興局 農村整備部 > 【新発田】現地学習会「田んぼの夏物語」を開催しました(平成26年7月) 

本文

【新発田】現地学習会「田んぼの夏物語」を開催しました(平成26年7月) 

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0058225 更新日:2019年3月29日更新

「家で田んぼやってるひと-!」の画像
「家で田んぼやってるひと-!」

 平成26年7月4日(金曜日)、阿賀野市立神山小学校5年生の生徒21名と、「田んぼの夏物語」と題して現地学習会を開催しました。
 神山小学校の5年生は約半数が農家です。
しかし、田んぼでお米を育てるために必要な土、太陽、水のうち、“水”がどこからきて、どこへ行くのか、分かりません。

 今回の現地学習会では、「田んぼの水がどこから来るのか」について、水をたどり、現地を巡りました。

阿賀野川頭首工

阿賀野川頭首工の画像1

 田んぼでお米を育てるためには、たくさんの水が必要です。
そして、田んぼはいくつもあるので、とてもたくさんの水が必要になります。
 そんなにたくさんの水はどこにあるでしょうか?

 田んぼの水の始まりは、阿賀野川をせき止めて取水している阿賀野川頭首工です。
阿賀野川頭首工管理所で頭首工を眺めながら、その役割について学びました。

 阿賀野川頭首工では多くの田んぼへ水を行き渡らせるために、そして、大雨のときには水が溢れて洪水にならないように、24時間体制で管理して気を付けています。
 たくさんのスイッチで、管理棟にいながら水の量を調節できます。

 阿賀野川頭首工では水をせき止めているので、魚や船が行き来できず困ってしまいます。
そこで、魚が通るための「魚道」や、船が通るための「船通し」といった設備があります。

阿賀野川頭首工の画像2

阿賀野川頭首工についてはこちら

 「頭首工では大雨がふったら“せき”をあげることがわかりました」
 「初めてしったことは魚の流れるところがあるところです」
 「頭首工ではいろいろなスイッチがあってすごかったです」
 「頭首工にこんなしごとがあるなんてしらなかったです」
 「用水路の水がほとんど頭首工からきていることがわかりました」

六野瀬分水工

「初めて知ったことは、きょうがせにいく水の量は、少ないけど、神山にいく水の量は多いことが分かりました」の画像
「初めて知ったことは、きょうがせにいく水の量は、少ないけど、神山にいく水の量は多いことが分かりました」

 頭首工の取水口はひとつです。でも、田んぼはいろんなところにあります。
すべての田んぼへ水を流すためにはどうすればよいでしょうか?

 六野瀬分水工は阿賀野川頭首工から流れてきた水が一番始めに分岐するところです。
右岸幹線用水路(神山小学校方面)と、新江幹線用水路に分岐しています。
水が分岐しているところに立ち、神山小学校方面の田んぼへ流れて行く水を見ました。

 とても強い水の流れを目の当たりにして、水利施設の危険性についても学びました。

揚水機場

揚水機場の画像
「わたしは、田んぼの水は川から水がはいっていると思ったけど揚水機場から水をくみ上げているとしってびっくりしました」
「よう水きじょうにふつうは、はいれないのに、今日ははいって機械がいっぱいあってすごかったです」

 いよいよ田んぼの近くまできました。

 辺り一面、見渡す限りの田んぼですが、平らな場所で水が流れることはできません。
水はどうやって田んぼへ流れるのでしょうか?

 すべての田んぼへ水を行き渡らせるため、揚水機場のポンプで水を押し出しています。
普段は入ることができない揚水機場で、特別にポンプを見学をしました。

給水栓

給水栓の画像
「田んぼの水がどこからきたのか分かりました」
「田んぼに水がいくしくみを初めてしりました」
「今日、はじめてしったことは田んぼの水はふつうの川からきていると思いました」

 ついに、田んぼにきました。
 でも、ポンプで押し出されているはずの水が出ていません。どうしてでしょう?

 田んぼには、水を管理するために給水栓が設置されています。

 給水栓をひねると

 水が出ました。

 この水が阿賀野川から流れてきているなんて、驚きだね!

排水機場

排水機場の画像1
そのような洪水を防ぐために、排水機場では水をポンプアップして福島潟へ排水しています。
ポンプアップされた水が出てきて、福島潟へ流れていく様子を見ました。
これで安心だね。

 やっと田んぼに水が入りました。でも、田んぼへ流れてきた水はどこへいくのでしょうか?
 田んぼから排水された水は、排水路を流れて福島潟へ流れていきます。
しかし、大雨が降ると福島潟の水位が高くなるので、水が流れなくなってしまい、
あちこちで水が溢れてしまいます。神山小学校も水浸しになってしまうので困ります。

排水機場の画像2
「田んぼで使った水ははいすいろにいくなんていうのも初めてしりました」
「水をすてる場所があると聞いておどろきました」
「排水機場がないと、水があふれるということが分かりました」

おわりに

おわりにの画像

 今回は「田んぼの夏物語」と題して、

  • 水の始まり阿賀野川の“阿賀野川頭首工”
  • 水路が分岐する“六野瀬分水工”
  • 田んぼへ水を送る“揚水機場”
  • 田んぼの蛇口“給水栓”
  • 最後に福島潟へ排水する“排水機場”

 この5つの場所を水の流れに沿って巡り、田んぼの水はとても長い用水路を流れ来ること、多くの人が関わっていることが分かりました。

 今後もこのような活動を通じ、現地を直接見て、触れ、感じることのできる機会の提供に努めます。

 お疲れ様でした。

学習後のアンケートと感想の紹介

学習後のアンケートと感想の紹介の画像

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ