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【精神保健福祉センター】災害時のこころのケア

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0514274 更新日:2024年1月4日更新

災害時のこころのケアについて

災害などの被害に遭われた方、現場で支援に携わる方に、こころのケアに関する情報をお知らせします。

1 災害などの被害に遭われた方へ

 災害など、命に関わるような出来事を体験した後には、身体とこころにいろいろな反応や症状が現れます。
 これらは「衝撃的な出来事へのごく自然な反応や症状」であり、多くの場合は時間の経過とともに、次第に回復します。
 しかし、その出来事があまりにつらかったり、また、十分な支援を受けられない場合などには、反応が長引いたり、症状をこじらせてしまうことがあります。
 身体とこころの健康を守るため、気をつけていただきたい点をお知らせします。
(1)休息をとりましょう
 眠れなかったり、やるべきことが多くてこころも身体も疲れてきます。
 するべきことは多いのですが、休息の時間を必ずとるようにしましょう。

(2)食事や水分を十分とりましょう
 思うようなものが食べられなかったり、普段と違う生活のために食事が不規則になりがちです。特に高齢者では脱水になりやすいので、水分の補給を積極的に行いましょう。

(3)お酒の飲み過ぎに注意しましょう
 不安だったり、眠れないためにお酒に頼ることは避けましょう。続くとアルコール依存症になる危険性があります。

(4)心配や不安を一人で抱えずに、周りの人と話しましょう
 災害のあと、心配が増えたり不安になるのはあたりまえのことです。一人で抱えこまずに家族や友人、近所の人、役場や支援機関の職員などと話しましょう。気持ちが楽になってきます。

(5)お互いに声をかけあいましょう
 特に、一人きりの人、状態の悪そうな人に声をかけましょう
 なかなか自分から相談にはいけません。周りの人が気をつけて声をかけてあげてください。みんなで助け合いましょう。

2 支援に携わる方へ

◎援助者・支援者としての基本的な心構え

基本は、被害に遭われた方々の身体の安全確保と不安の軽減、それに合わせて心のケアが必要となります。

(1)よく耳を傾けましょう。
 まずは、相手の気持ちを聞くことが大切です。
 無理に聴き出すことや、安易な励まし・助言は禁物です。

(2)相手の立場に立ち、共感をもって対応しましょう。
 うなずいたり、返事をしたり、時には相手の言っていることを繰り返すことが大切です。

(3)災害によるストレスについて正しい知識をもつことが必要です。
 被災者にみられる情緒的な反応の多くは、「異常な状況に対する正常な反応」であることを被災者に伝えるようにすることが大切です。

(4)必要に応じて専門家への橋渡しをします。
 援助が必要な人を専門家に橋渡しをする重要な役割があります。

(5)仲間で声をかけあい、自分の限界を知り、仲間と協力し合って活動しましょう。

◎援助者・支援者のためのこころの健康

 誰かのために働くことということは、とても素晴らしいことです。
 しかし、そのことが気づかない間に自分自身に大きな負担をかけていることがあります。これは災害後の救援や支援活動においても同じことですが、支援者の受けるストレスは見過ごされがちです。
 誰かのために働いて疲れを感じている方々、ここで一呼吸。
 明日に備えるためにも、かけがえのない自分を大切にすることを忘れないでください。

3 こころの健康に関する相談窓口(気分が落ち込む、不安やつらい気持ちが続く等)

新潟県こころの相談ダイヤル(受付時間:毎日24時間)
 Tel 0570-783-025(ナビダイヤル なやみ なしにいがた)
 *相談は無料ですが、別途通話料がかかります。

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