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【佐渡】いいねかっちゃ佐渡

【第1回】 e-bikeで巡る加茂湖とトキの里
これまで佐渡観光の目的地として位置づけが弱かった加茂湖及びその周辺の情報提供です。広報広聴チーム員が実際に自転車に乗ってその魅力を探りました。
紀貫之も和歌に詠んだ「加茂湖」の意外な魅力
かつて、紀貫之は「越の湖(うみ)」として加茂湖を和歌に詠みました。「汐のぼる越の湖近ければ蛤もまたゆられ来にけり 紀貫之」加茂湖の湖面に映る大佐渡の四季の景色は絶景です。
海底の隆起によって大佐渡、小佐渡が日本海に姿を現し、ふたつの島だった頃に、両側の山から土砂が流れ落ち、それが長い年月をかけて堆積して国中平野ができました。埋め立てきれずに最後まで残ったのが、細長い砂洲によって両津湾と区切られてできた加茂湖です。
県内で最大の湖で、日本の離島で最大の大きさを誇ります。両津港ターミナルビルの最上階から美しい湖の全景と、砂洲の上にできた細長く美しい両津の街の独特の景観を眺め下ろすことができます。
動画で加茂湖とその周辺の魅力をお伝えします。
下記の初級者向け「佐渡サイクリングマップ(加茂湖コース)」を参考に、コースから少し離れた「住吉海水浴場」や「トキのテラス」、「菩提寺のしだれ杉」なども訪れて撮影した動画をアップします。
佐渡観光交流機構さんのご厚意でe-bikeをお借りできました。電動モーターの補助があり、「トキのテラス」への登りの道も楽に行くことができます。途中で稲刈り後の田んぼで餌をついばんだり、空を舞うトキを何羽も見かけることができました。(2021年9月29日現在野生下のトキの総個体数は484羽と推定されています(環境省佐渡自然保護官事務所))。
サイクリング中に路傍でトキを見かけた際、立ち止まってじっと観察するとトキを警戒させてしまうと考えられます。自転車を止めてトキを観察する際は、「トキのテラス」か「トキのみかた停留所」をお勧めします。
参考「ときのみかた」
動画「eーbikeで巡る加茂湖とトキの里」
佐渡サイクリングマップ(加茂湖コース)紹介
両津港からスタートして新潟県最大の湖である加茂湖を一周できる全長20.9kmのコース。湖面にはカキを養殖する筏がたくさん浮かんでいます。
コースの沿道および、周辺には能舞台もいくつかあります。走行時間は2時間半程度となっています。
※サイクリングマップ(加茂湖コース)は島内各観光案内所で配布しています。
加茂湖全景 (池田雄彦氏提供)
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