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事業の概要
新潟県の流域下水道は、昭和45年の下水道法の改正を受け、信濃川流域別下水道整備総合計画に基づき昭和49年に信濃川下流流域下水道新潟処理区を着手したのが始まりです。既に5流域8処理区で事業実施し、すべての処理区において供用開始しています。
現在は、阿賀野川流域下水道新井郷川処理区と西川流域下水道西川処理区にある未供用地域の早期供用開始に向け、公共下水道と連携した整備を行っています。また、各処理区では流入量の増加に合わせた施設の本設や増設を計画的に行っているところです。
新潟県の下水道普及率は、平成24年度末現在で70.3%に達していますが、全国平均の76.3%と比べるとまだまだ低い状況にあります。
下水道は、汚水をきれいな水に変え、公共用水域の水質を保全するだけでなく、処理する過程で発生する下水汚泥を加工して、肥料やセメント資源、建設資材等に再利用できる様々な循環機能を有しています。
また、下水処理の過程で発生する消化ガス(バイオガス)を利用して発電を行い、処理場内で利用しています。
このように新潟県では、下水道のストックを生かして、21世紀における環境保全型社会、循環型社会の実現を目指し、県民の豊かな生活環境の創造を図っていくこととしています。
平成26年4月1日に国府川流域下水道国府川処理区を公共下水道として佐渡市に移管しました。
流域下水道は、2以上の市町村から排出される下水を排除し、かつ終末処理場を有するもので、幹線管渠、終末処理場等の主要な施設の設置・管理は、原則都道府県が行います。