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平成29年度CLT設計実例・構造見学講習会を開催しました(平成29年10月18日)
県では、県産材の利用拡大に向けて、CLTの普及に取り組んでいます。CLT(直交集成板)は、これまで木材があまり使われていなかった中層・大規模建築物に使用できる木質材料として注目されており、平成29年10月18日(水曜日)に設計者等を対象とした「CLT設計実例・構造見学講習会」を開催しました。
開催概要
- 日時:平成29年10月18日(水曜日)
- 会場:えちご川口ホテルサンローラ(室内講義)
中山間地農業技術センター(構造見学) - 参加者:80名
(設計士、施工業者、木材・製材業者、市町村職員等) - 開催内容:
- 当施設の設計者、施工者による室内講義
- 建て方終了時点の構造見学
室内講義
設計者からは、CLTの特徴、設計時の留意点、当施設での設計の特徴について講義があり、現時点ではコスト等に課題はあるものの、技術や情報が充実することにより、木材の良さを活かした建物ができると説明がありました。
施工者からは、施工の手順や留意点について講義があり、基礎の精度確保に手間がかかったたが、CLTの組立ては予定よりも順調に進んだと説明がありました。
県内設計者、施工者の経験に基づく貴重な話に会場の参加者も熱心に聞き入っていました。
構造見学
構造見学では、CLT建築物を初めて目にする人がほとんどであり、皆さん熱心に見学していました。2階のCLT床に実際に載ってみた人からは「頑丈な感じがする」と感想がありました。