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【新潟】福島潟放水路の主要な施設

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0245204 更新日:2020年2月19日更新

豊栄潮止堰 (とよさかしおどめぜき)

豊栄潮止堰(下流側から上流側を望む)

 堰の種類: ゴム引布起伏堰
 堰の規格: 高さ5.37m×幅49.74m/門 ×2門
 膨張媒体: 河川水
 開閉速度: 毎分10cm以上

 通常時には海水が放水路内に遡上するのを防ぎ、洪水時には段階的に堰を下げて、放水路の水を日本海に放流します。写真では堰の左上が放水路の上流側(真水)で、堰より右下が下流側(海水)となります。

椋堰 (むくろじぜき)

椋堰(上流側から下流側を望む)

 堰の種類: ゴム引布起伏堰
 堰の規格: 高さ3.60m×幅46.20m/門 ×2門
  膨張媒体: 空気
  倒伏方式: 直伏式
  開閉速度: 全起立→全倒伏,全倒伏→全起立 それぞれ30分以内

 放水路の水が福島潟へ逆流するのを防止するとともに、周辺地下水位の低下を防止するために、堰を起立させて放水路の水位を維持します。洪水時には堰を下げて(倒伏させて)、福島潟の流水を放水路を通じて日本海へ放流します。
  堰の下流側(写真左上)では常時水位がT.P.=+0.6m~0.8m、堰の上流側(写真右下)では常時水位がT.P.=-0.4m以下となっており、常時+1.0m~1.2mの水位差となるよう管理しています。

ゴム引布製起伏堰とは

ゴム堰の断面模型

 豊栄潮止堰と椋堰に採用されている堰はゴム引布製起伏堰といい、通称「ゴム堰」「ラバーダム」などど呼ばれています。
 ナイロン織布をサンドイッチした特殊合成ゴムを袋状に取り付け、内部に膨張媒体(豊栄潮止堰は河川水、椋堰では空気)を注入、排出することにより、袋体を起立、倒伏(とうふく)させる可動堰です。倒伏後の袋体は河床に着床します。ゴム堰は袋体が堰体に固着されることから水密性に優れ、堰柱も小さく、流水の阻害要因とならないという特長があります。
 空気を膨張媒体として使用する椋堰は、「全起立」「全倒伏」の2形態の操作となりますが、河川水を膨張媒体として使う豊栄潮止堰の場合、全倒伏の他に堰高の多段階調節が可能です。
  

【注意】
 豊栄潮止堰・椋堰といったゴム堰への立ち入りは、滑りやすく転落の恐れがあるため、大変危険です。絶対に入らないでください。

浦ノ入水門 (うらのいりすいもん)

浦ノ入水門(下流側から上流側・福島潟放水路側を望む)

 堰の種類: 起伏ゲート付2段ローラゲート
 堰の規格: 高さ2.10m×幅10.50m/門 ×2門
  開閉装置: 油圧『シリンダ揺動直結式
  付属設備: フロート式魚道ゲート付

 福島潟放水路と新発田川が平面交差する「川の十字路」の新発田川下流側に設置した水門です。常時はゲートの開度調節操作で福島潟放水路の水位を維持し、洪水時は全閉して福島潟の出水がこの水門より下流部へ流下するのを防ぎます。

福島潟放水路管理所・管理棟

福島潟放水路の各施設を集中監視・制御するとともに、通常時は定期的に点検を行い、
洪水時には適切な施設操作を行い、福島潟周辺流域の洪水を排除します。

管理棟

管理棟全景

管理棟は平成14年(2002年)3月に完成しました。

操作室

操作室(統合管理システム)

操作室にて、放水路各施設の遠隔監視・操作を行います。

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