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【新潟】平成25年度水辺愛護活動団体交流会を開催しました
平成25年11月9日(土曜日)に県立植物園ほかで水辺愛護活動団体交流会を開催しました。
午前中に県立植物園の倉重副園長の講演、3団体の活動発表と意見交換を行い、午後から発表団体の活動場所を見学しました。
講演 「水辺の植物を守る」 県立植物園 副園長
県立植物園 倉重副園長による講演の様子
県立植物園の倉重副園長から「水辺の植物を守る」と題して講演していただきました。
本県では、絶滅しそうな植物ほど、水草が占める割合が高いそうです。絶滅危惧種を守っていくためには、(1)生態系、(2)種、(3)遺伝子レベルでの保全が必要で、植物園でも様々な取組を行っているそうです。
活動発表 (1)新津川水仙物語(新潟市秋葉区)
新津川水仙物語さんの活動発表の様子
新津川の堤防に水仙を植え始めて4年目であり、徐々に活動範囲を拡げてきた。花が咲く春には、鑑賞会も実施している。
地元の自治会や子供たち、建設業者、行政など、様々な人々から協力をしてもらい、活動が成り立っている。堤防上は散策する人も多く、注目度も高いことから、不法投棄が減るなど環境保全にも役立っている。
活動発表 (2)岡方コミュニティ委員会(新潟市北区)
岡方コミュニティ委員会さんの活動発表の様子
平成12年から住民を主体に十二潟の保全に取り組んでいる。主な活動として、清掃・草刈り、子供たちへの環境教育、潟の環境整備などを行っている。
阿賀野川の川跡である十二潟は、民有地が多く埋立てが進んでいるため、今の十二潟を残すべく地域の人々に対し、環境意識の啓発活動に取り組んで行きたい。
活動発表 (3)生物多様性保全ネットワーク新潟(新潟市中央区)
生物多様性保全ネットワーク新潟さんの活動発表の様子
平成16年から外来種対策、希少種保護活動に取り組んでいる。
人為的に持ち込まれた外来生物により、在来の生物が打撃を受けている。県内では、特に、寒さに強い北アメリカ原産のアメリカザリガニやミシシッピアカミミガメが増えている。
この取組を子供たちにどう引き継いでいくかに重点を置いて活動している。
現地視察
県立植物園の園地を参加者の皆さんで周りました。
新津川水仙物語さんの活動場所(新津川堤防)を視察しました。
岡方コミュニティ委員会さんの活動場所(十二潟)を視察しました。
生物多様性保全ネットワーク新潟さんの活動場所(県スポーツ公園)を視察しました。
新潟地域には、地理的特性から数多くの魅力的な水辺があり、様々な人々(団体)が様々な活動を行っています。
県では、これら団体の活動の拡がりを支援し、交流人口の増加を図ることにより、地域のより一層の活性化を目指し、この交流会を開催しています。
来年度は、内容のリニューアルを予定しています。開催概要が決まり次第、このホームページ上でお知らせしますので、参加案内を希望する団体は、以下の問い合わせ先までご連絡ください。