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【新潟】「よりよい地域環境づくり」をテーマとした水辺愛護活動団体の交流会を開催しました(その2)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0054771 更新日:2011年9月26日更新

NPO法人 新潟水辺の会

NPO法人新潟水辺の会事務局長 加藤さんの画像
NPO法人新潟水辺の会事務局長 加藤さん

 NPO法人新潟水辺の会は、今から24年前に発足した団体で、記憶される美しい水辺の再生・創造を目指し活動をしているとのことでした。2001年にNPO法人となり、水辺を考えるだけでなく、汗をかき責任を持つ活動をモットーに、約190名の会員が活動されているそうです。
 今回の発表では、海岸への漂着ゴミをなくすために、河川ゴミをへらすための調査について紹介していただきました。海岸漂着ゴミの7割は川に由来するものといわれ、川へゴミを出さないこと、河川内でゴミを回収することが重要とのことで、ゴミマップの効果や九州でのゴミ回収システムの紹介をしていただきました。他団体も河川ゴミに苦労されていることから、その後の意見交換にもゴミに関する提案がありました。

川ゴミの半分は家庭から

 加藤さんは、実際に新川・通船川のゴミ回収に携わっておられます。「川に浮いているのはプラスチック等のゴミですが、水位が下がるとそれ以上のゴミが新川では現れます。川ゴミの半分は家庭からのゴミですから、まずそれを減らすことが重要。」と話されていました。

新川のゴミの状況(NPO法人新潟水辺の会提供)の画像
新川のゴミの状況(NPO法人新潟水辺の会提供)

通船川の川ゴミを回収する水辺の会の皆さん(NPO法人新潟水辺の会提供)の画像
通船川の川ゴミを回収する水辺の会の皆さん(NPO法人新潟水辺の会提供)

西蒲原排水中央管理所(西蒲区巻甲)

西蒲原土地改良事業展示室の画像
西蒲原土地改良事業展示室

 西蒲原排水中央管理所には、1階に「西蒲原土地改良事業展示室」があり、西蒲原の過去の悲惨な水害の状況や、それに立ち向かった先人達の苦労が判り易く紹介されています。
 また、2階では西蒲原の河川、農業排水路を一括でコントロールする管理システムを見学しました。
 参加者の皆さんは、今回見学をする西蒲原の過去、現在を展示室で見て、改めて先人達の苦労に驚いていました。

佐潟水鳥・湿地センター(西区赤塚)

佐潟水鳥・湿地センター全景 (新潟市提供)の画像
佐潟水鳥・湿地センター全景(新潟市提供)

野沢さんから説明を受ける参加者の皆さんの画像
野沢さんから説明を受ける参加者の皆さん

 佐潟水鳥・湿地センターでは、職員の野沢さんから、佐潟の成り立ちや自然の概要、佐潟水鳥・湿地センターの役割、センターを拠点として活動しているいろいろな団体について話をしていただきました。
 既にラムサール条約湿地に登録されており、多くの団体が活動し、その活動内容に参加者は熱心に耳を傾けていましたが、一方でヘドロ等の環境の課題で苦労されているというお話しも聞きました。

交流会に参加して(レポート編集後記)

 水辺愛護活動団体の交流会は3回目を迎え、西蒲区を含めて新潟市全域を対象としました。今回ご紹介した各団体の皆さまは、さまざまな課題がある中で、力を合わせて活動を続けています。多くは活動していく上で大変なこともあると思いますが、共通して感じたのは地域(故郷と言い換えてもいいかもしれません。)に対する愛情でした。
 この記事をご覧になっている皆さんが住む地域でもいろいろな団体が活動していると思います。それらの団体は、多くのイベントを開いていますので、足を向けてみてはいかがでしょうか。

秋の水辺カレンダー(2011)はこちらをご覧下さい

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