ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

つうくり市民会議

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0054858 更新日:2002年11月16日更新

通船川鴎島地区緑の川づくりワークショップニュース5

ワークショップの内容

 「緑の川づくりワークショップまとめの会」は、11月16日東山の下小学校会議室にて一般からの27名に加えて、東山の下小学校からも22名の児童に参加いただきました。
 今までのワークショップで意見が多くあったことから、東山の下小学校の児童のみなさんが自分達で考えた計画を発表してくれました。子どもたちの自由な発想が聞けて良かったという参加者の感想も多くありました。その後は全体で、整備の最終イメージや、市民でできる作業内容について、事務局案の確認とそれに対する意見交換を行いました。

当日の動き

  • 開会の挨拶
  • 小学生のアイディア発表
  • これまでのワークショップのふりかえり
  • 最終的な整備イメージや、課題への対応にについての話し合い
  • 鴎島地区川育て隊!(仮称)の活動について
  • まとめ・ふりかえり
  • 今後のつうくり市民会議関連行事のお知らせ
  • アンケート記入
  • 閉会の挨拶

児童による計画の発表と地域の方のお話

1組 花をメインにした通船川緑地帯の画像
1組 花をメインにした通船川緑地帯

2組 子どもから大人まで楽しめるの画像
2組 子どもから大人まで楽しめる

フラワー公園

 花時計を中心とした公園で、ゆったりとした時間を過ごせるように工夫しました。道や池の周りには花壇を置きました。池の中でも遊べます。公園に来る人が楽しめるようになればいいなと思います。
 作業してみて、アイディアを出すのは楽しかったけれど、イメージ図のかたちにするのは大変でした。

バリアフリーの公園

 池や芝生があり、子どもだけではなく大人も楽しめる公園にしました。公園の中にはアスレチックやブランコ、展望台があり、障害のある人でも利用できるようにバリアフリーを採用してあります。街灯があるので夜でも安心です。
 他の班にはない工夫ができたと思います。

3組 「緑いっぱい公園」の画像
3組 「緑いっぱい公園」

4組 のんびりできるぞパーク IN 通船川の画像
4組 のんびりできるぞパークIN通船川

 木をいっぱい植えて空気のきれいな公園にしようと思いました。スポーツなどをする芝生の広場、噴水のあるレンガの広場、実のなる木を植えた芝生の広場の3つに分けました。広場と広場をつなぐ橋には季節ごとの花を植え、いつでも楽しめます。
 北海道の小樽では、堀を再生して観光名所になっています。私たちもこの公園を中心にして通船川をきれいに再生したいと思います

幅広い年齢で楽しめる公園を目指してつくりました。おじいちゃんから小さな子どもまで自由にあそべる芝生広場、珍しい遊具を取り入れたのんびり遊具、川をイメージした時計、白サギやトキがきてもエサが取れるようなのんびり池、などがあります。
 未来にトキや白サギが来てくれるといいなと思います。

5組 テーマは「どんぐり」の画像
5組 テーマは「どんぐり」

東山の下校区自治連合会長 三谷さんの画像
東山の下校区自治連合会長 三谷さん

緑地帯のシンボルとして、学校でも育てているどんぐりを採用しました。ベンチは、どんぐりの木を彫って作ります。敷地は芝生にしたので、遊びやすく、見た目もよく、緑地帯の目的にも沿ってます。また、季節に合わせた花を咲かせる花壇や、生き物を大切にする気持ちを育てるためにコイやフナを観察できる池もつくりました。

子どもたちは楽しいプラン、夢のあるプランを第一に考えていて私たちも喜んでいます。
 事業が具体化しつつある今、地域としては、自治会が受け皿になりながら各自の役割を果たして行くつもりです。地域の皆さん各自が関わりながら、通船川の再生運動をして行ければと思います。

通船川鴎島地区の激特事業について

激特事業終了直後の東山の下小 対岸イメージの画像
激特事業終了直後の東山の下小 対岸イメージ

2002年12月末までに、今回検討対象となっている場所の激特事業の工事が終わる見込みです。激特事業で行う大まかな工事は以下の通りです。

  • 水際護岸部の斜面に粗朶と玉石による護岸の設置
  • 盛り土による地盤の造成
  • 引き込み部の造成
  • 転落防止柵の設置

 激特事業が終わったばかりのこの場所は、例えるなら「裸の王様」です。そこにどんな服を着せていくかは、市民のみなさんの手にゆだねて行きたいと考えています。

当面市民でできることと遠い将来の課題

ポイント 激特事業で行うこと 当面市民でできること 遠い将来の課題
ドングリなど樹木の植栽 ×なし 木を植える範囲を現地で確認し、段階的に苗木を植え、世話をすること。
最初の2年位の水やりは必須です。
水道など水やりのための設備を考える必要があります。(しばらくは仮設のポンプを使用)防犯上、見通しが良いように植え方を工夫する必要があります。
引き込み部の大きさ形状 激特事業では、最初の計画から2m広げ、引き込み部の底は大き目の石をしいて、植物が生えられるようにしました。
(水際には野鳥の止まり木になったり、護岸の境界を示すための木杭を打ち込む必要であるという意見もありました)
特になし
(学習としての使い方を優先し、観察をメインにした方がいいのではないか。やたらと入り込まない方がいい。植物が繁るまでの間、雨で土が流れ込まないようにする工夫が必要という意見もありました)
今すぐはできないが、水際の勾配は石を積むなどをして後に変えることも可能です。
水際の護岸 当初の2割勾配のままです。
※傾斜を緩くすると木を植える等の利用スペースが減ってしまう。
-なし 船の乗り降りをしやすくするために階段を設置する。
(占用許可申請が必要)
通路 ×なし 河川管理者と協議しながら、段階的に作っていきます。
(素材はウッドチップなどの自然素材を使います)
-なし
盛土する
箇所や盛土の勾配
激特事業では2箇所に土を盛りました。 河川管理の規定から、しばらくの間は変更できません。 盛土部分を再調整することは可能です。
転落防止柵 激特事業で安全柵をかねて、ネコヤナギとアジサイの生垣を設置します。 水際の護岸から一段上がったところに設置します。現在の規定では、水際への設置は不可能です。樹木や花壇の世話と一緒に生垣の世話を行います。 安全管理の仕組みが確立すれば、設置場所や構造の変更も可能です。
水路の設置 ×なし 河川管理の規定から、しばらくの間は変更できません。 設置する方向で検討するが、水をどの様に流すか、形状をどうするか、具体的には決まっていません。
花壇 ×なし 花壇を作る場所を現地確認し、花壇づくり、植え込みをすること。 長い期間活動が続くような仕組みづくりが必要です
ベンチ ×なし 丸太を組み合わせる程度のベンチを、手作りで設置すること。 -なし
照明設備 ×なし -なし 設置すること自体は可能です。
(河川占用の許可が必要)
その他の事項 ×なし -なし 木が育ってくれば利用者が増えてくるので、様子を見ながらトイレなどの設置を考えなければなりません。

鴎島地区「川育て隊」*の活動について

 2003年3月の東山の下小学校と三川村の谷花小学校の交流によるドングリの記念植樹をかわきりに、鴎島地区の「川育て隊」の活動がスタートします。しばらくの間、植樹と草刈りや水やりなどの木の世話がメインの活動となります。通路づくりやベンチづくりなども随時、盛り込んでいく予定です。
 また、その場所を活用しながら観察会や勉強会、交流イベントなど盛り込むことで少しでも多くの人々にこの場所に関わっていただきたいと考えています。具体的な活動については、東山の下校区自治連合会、東山の下小学校や牡丹山小学校とそれらのPTA、関係する市民グループなどが連携しながら、活動に取り組む方向で検討が進んでいます。
 鴎島地区の川育て隊に参加してみたいという方(団体)は、つうくり市民会議事務局まで御一報下さい。今後の活動のご案内をさせていただきます。

つうくり市民会議では、地域のみなさんが主体となって川づくりや維持管理に取り組むグループを「川育て隊」と呼んでいます。川育て隊は通船川・栗ノ木川下流沿いの地域ごとに順次立ち上げに取り組んでいます。

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ