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【小千谷】管内のあらまし

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0053753 更新日:2024年8月9日更新

管内の状況

 長岡地域振興局地域整備部小千谷維持管理事務所が担当する区域は、小千谷市、長岡市の一部(旧小国町、旧川口町)です。
 その面積は291.37平方キロメートルで県土の2.3%、人口は4万3千人で県全体の2.0%を占めています。
 この地域は新潟県のほぼ中央に位置し、信濃川と谷川連峰を源とする魚野川が長岡市川口地内で合流して雄大な河岸段丘が形成された地帯であり、水と緑に恵まれた中山間地域として、四季折々の美しい景観と豊かな自然を満喫できる地域です。

 交通体系としては、鉄道が上越線、飯山線の路線があり、道路は関越高速自動車道と国道17号を中心に、国道、主要地方道などの幹線道路網が地域を結んでいます。

 小千谷維持管理事務所では、国が直接管理している国道17号以外の主要な道路網を形成している国道117号をはじめとする47の国道、県道の管理を担当しています。特に、全国有数の豪雪地帯であることから、冬期間の交通確保は重要な業務となっています。
 また、当地域は中山間地域の河岸段丘地帯であることから、砂防指定地や地すべり防止区域、急傾斜地崩壊危険区域も多く、土砂災害の発生しやすい地域ですので、災害復旧やこの地域に住むみなさんの安全安心を確保するための治水事業、防災対策も重要な業務となっています。

                   管 内 の 概 要          令和2年10月1日現在                
市(旧町村)名 面積(km2) 世帯数 人 口 法 令 地 域 指 定
小千谷市   155.19  12,113   34,096 特別豪雪地帯
長岡市(旧小国町)   86.15    1,743   4,742 特別豪雪地帯、過疎地域
長岡市(旧川口町)   50.03    1,336   4,087 特別豪雪地帯、過疎地域、振興山村(田麦山)
管 内 計   291.37  15,192   42,925  

 

(1)管内の道路の状況

 小千谷維持管理事務所の管内は全国有数の豪雪地帯であり、山間地に集落が点在していることから、小千谷市、長岡市小国地区、長岡市川口地区とも豪雪地帯対策特別措置法に基づく特別豪雪地帯の指定を受けており、冬期間の生活環境は厳しい地区です。そのような中で、道路は地域のみなさんの生活基盤として重要な役割を担っており、県土面積比較(2.3%)に比べて管内の道路延長割合(5.6%)は高いですが、改良率、舗装率ともに国道は新潟県の平均を上回っていますが、県道は低くなっています。
 また、冬期間交通不能となる区間が30区間、冬期交通規制区間(危険と判断された場合に交通止となる区間)が2区間あります。
 中越大震災のような大きな災害が発生しても、孤立しないように迂回路を確保することは重要ですので、雪や災害に強い道路の整備を進めることが求められています。

 

                           ア 管理道路の状況                   令和5年4月1日現在
区   分 路  線  数 延     長
当 所 全 県 割合(%) 当所(km) 全県(km) 割合(%)
 一般国道    5    20 25.0      70.8   1,252.2  5.7
 主要地方道    9    79  11.4      80.5   1,596.3  5.0
 一般県道  33   415   8.0     150.2   2,511.0  6.0
 合  計  47   514   9.1     301.5   5,359.5  5.6
一般国道(直轄管理)   1     7  14.3      14.8     638.4  2.3

 

                           イ 改良・舗装割合                     令和5年4月1日現在
区 分 路線数 実延長(km) 改 良 率(%) 舗 装 率(%)
当 所 全 県 当 所 全 県
 一般国道    5    70.8     94.2    82.9   100.0      96.9
 主要地方道    9    80.5      68.1    74.0   91.2        98.8
 一般県道    33    150.2      40.8    58.4   90.8       95.9
 合 計    47    301.5      60.6    68.6   93.0 97.0

(2)管内の河川の状況

 小千谷維持管理事務所の管内には、信濃川水系の67河川があり、地形は信濃川、魚野川及び渋海川沿いの僅かな平坦地以外はほとんどが山間地で、雨や雪が多い地域です。(年間降雨量3,000~3,400mm)
 河川整備は、以前から積極的に河川の整備を進めていますが、まだ、梅雨の季節や雪解けの季節には洪水の被害が発生しており、今後も引き続き整備促進に努める必要があります。

         管理河川の状況            令和6年3月末日現在   
区 分 水 系 河川数 延長(Km) 備    考
一級河川 信濃川 67 209.3

その他

国土交通省管理河川

  信濃川   26.1Km

  魚野川    5.5Km

市管理河川

  49河川    36.5Km

 

(3)管内の砂防指定地、地すべり防止区域及び急傾斜地崩壊危険区域の状況

 小千谷維持管理事務所の管内の地形は、信濃川、魚野川及び渋海川の主要な河川沿いに平坦地がありますが、それ以外はこの地方特有の河岸段丘となっています。
 また、県内でも有数の豪雪地であり、かつ、地層が新第3紀砂礫層及び砂質シルト層の地域もあることから、地すべりや土砂の流出が多い地域です。
 このため、以前から防災対策として、砂防えん堤を造ったり、地すべり対策工事、急傾斜地崩壊対策工事を積極的に進めていますが、中越地震以降も集中豪雨による土砂災害等も多発しており、今後も引き続き防災対策工事の促進に努める必要があります。

        砂防指定地等の状況                    令和6年3月末日現在
区  分 個所数 指定面積 備  考
砂防指定地     78   2,305.17ha 国直轄含む
地すべり防止区域    21      870.00ha  
急傾斜地崩壊危険区域    28 23.07ha  

 

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