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【長岡】 大江筋土地改良区を紹介します。

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0053558 更新日:2019年3月30日更新

土地改良区は、

  • 農業生産を行う上で欠かせない用排水施設の整備・管理や農地の整備を目的として設立された農家の組織です。
  • 国土の保全や美しい農村景観など多面的機能を持つ大切な資源である農地や農業用水を次世代に引き継ぐ役割を担っている組織です。

大江筋土地改良区ってどんなところ?

ほ場整備事業によって生まれ変わった庄川地区の画像
ほ場整備事業によって生まれ変わった庄川地区

 大江筋土地改良区は、見附市市街地の東部に位置する刈谷田川右岸地域の水田地帯の農業用用排水施設を管理する組織です。
 平成22年現在、組合員は、176人で、農地の管理区域は、113ヘクタールに及びます。
 この地域は、昭和初期から昭和20年代に10アール区画に整備されましたが、用水不足に困っていたことや農道が狭く大型機械の導入ができなかったことなどから、平成10年から平成21年にかけて、「県営ほ場整備事業 庄川地区」として50アール~100アール規模の区画に再整備がなされました。
 地域の用水は、刈谷田川支流の堀溝川から約3kmを導水する大江筋幹線用水路のほか、沢からの渓流水を水源としています。毎年のように用水不足が生じていることから、用水を反復利用する施設も県営事業により整備されました。

大江筋土地改良区概要の画像
大江筋土地改良区の概要イメージ

どんな施設を管理しているの?

 大江筋土地改良区は、農地管理区域113ヘクタールのうち川沿いの農地を除いた大半が県営事業で実施した庄川地区(受益面積97ヘクタール)となっています。庄川地区の特徴としては、幹線用水路から導水した水を第1号揚水機場で高所にあるファームポンドと梨之木堤に圧送し、地形落差を利用した自然流下によるパイプライン方式となっていることです。さらに、用水不足を補うため、反復利用するための揚水機場が2カ所あり、第1号揚水機場に送水しています。
主要施設

  • 大寺沢頭首工1カ所、大江筋幹線用水路約3km
  • ファームポンド1カ所、揚水機場7カ所、パイプライン、排水路等

第1号揚水機場の画像
地区の主要施設である第1号揚水機場

第1号揚水機場ポンプの画像
ポンプにより高所にあるファームポンドへ圧送

施設は、土地改良区によって維持管理されています。

ファームポンドの画像
圧送された用水をファームポンドに貯水します。

大寺沢頭首工の画像
堀溝川から取水する大寺沢頭首工の様子

庄川地区には「小太郎神社」の逸話があります。

庄川地区西山の近藤邸の一隅にあるこの神社には次のような開発の恩人に対する話があります。
 庄川郷は、寛永年間に庄川家の祖先良右衛門によって開かれたといわれています。その後、田の面積が広がり、用水が不足になったので村一同で水に苦労しました。
 時に近藤家の三代に小太郎という人がいて、家産を傾けて測量をし、水源をさぐり、人夫を雇って水路を開くことに努めましたが、あまりの辛苦で目が見えなくなり、志を遂げずに亡くなってしまいました。
 それから数年を過ぎたある夏の日に次代の主人七左衛門が藁叩石(わらたたきいし)を枕に大蛇が寝ているのを見つけました。よくみるとその蛇は盲目の蛇でした。七左衛門は、はっと驚き、これは親の小太郎の霊魂が現れたのではないかと感じているうちに、蛇はスルスルとはい出しました。後をついて行くと、野を越え山を巡り、谷を沿い、ヤブをくぐり、4km余も離れた堀溝の大堰付近で姿を消しました。
 七左衛門は、家に帰ってこの様子をみんなに話し工事経費を募りました。蛇の後をたどって工事をすると、立派な水が通る江川ができました。それからは、水不足に困らなかったといわれております。
 この徳をたたえるために小祠を建て、その霊をまつったのが小太郎神社の由来と言われています。(参考文献:見附郷土読本より)

小太郎神社の画像
小太郎神社の様子その1

小太郎神社の画像
小太郎神社の様子その2

土地改良区は、豊かで住みよい農村づくりを目指して、地域に住んでいる人たちの理解と協力を得ながら活動しています。

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