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【長岡】 関原土地改良区を紹介します。
長岡地域振興局管内の土地改良区を紹介します。
土地改良区とは、
農業生産を行う上で欠かせない用排水施設の整備・管理や農地の整備を目的として設立された農家の組織です。
関原土地改良区ってどんなことをやっているの?
広大な畑作地帯で栽培されるエダマメ
関原土地改良区は、長岡市の市街地の西部8kmに位置する県立歴史博物館周辺の畑地帯の農業用施設を管理する組織です。
平成22年現在、組合員は、751人で、管理区域は、畑118ヘクタール、水田36ヘクタールで、合計154ヘクタールに及びます。
戦前のこの地域は、桑畑が主でしたが、戦後の食糧難もあり、サツマイモがかなり作られました。
その畑地は未整備で、道路も狭く、未開墾地も点在していたため、十分な栽培管理もできず、土地の生産性や労働生産性は、著しく低い状況でした。
このことから、経営規模の拡大と大型機械の導入をめざし、関原土地改良区を設立し、県営畑地総合土地改良事業(s45~s58)を導入し、畑地を整備し、現在に至っています。
当時は、タバコ、スイカ、ダイコンが主体でしたが、現在は、えだまめ、タバコのほか、ほうれん草、アスパラ、ダイコン、キャベツ、サトイモなどいろいろな畑作物が植えられています。
どんな施設を管理しているの?
この広大な畑で安定した作物を生産するためには、水も必要で、この畑地総合整備事業で畑地かんがいができるよう、用水改良を実施しました。
- 第1号揚水機場(信濃川左岸第6号幹線から取水し、畑地までの高低差約60mを押し上げています。φ200mm×2台のポンプ)
- 第2号揚水機場(押し上げられた水を広大な畑に圧送しています。φ150mm×2台)
- 各畑地までの配管施設(パイプラインφ65mm~150mm)L=約20Km
第1号揚水機場から60m高い所まで押し上げられた第2揚水機場の様子
広大な畑作地帯へ送水するための第2揚水機場のポンプ施設
スプリンクラーがゴミで詰まらないようにするための特有の除塵施設の様子
地元の幼稚園、保育園の園児たちが毎年、サツマイモの苗植え、草刈り、収穫体験を実施しています。
幼稚園、保育園の子供たちによるサツマイモの苗植えの様子
地元青年部が主体となり活動しています。
関原地域に農産物直売所とれたて旬鮮市「なじらーて」がオープンします。
8号線脇にある農産物直売所「なじらーて」平成22年6月19日オープン。
農産物直売所「なじらーて」が関原地域でオープンします。