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BSNラジオ「工藤淳之介3時のカルテット」で 河井継之助記念館(中田 仁司 館長)をリポーターが紹介しました。

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0502835 更新日:2022年7月14日更新

番組名:工藤淳之介3時のカルテット

日時等:令和4(2022)年6月13日(月)15:30 ~ 約10分

パーソナリティ:工藤 淳之介、パートナー:大杉 りさ、リポーター:船尾 佳代

 

(工藤 淳之介)

 幕末の長岡藩家老 河井継之助が主人公の映画「峠 最後のサムライ」。6月17日金曜日から公開となるのを前に関連する施設やゆかりの地を紹介しております、BSNラジオスペシャルウィークでございます。

 今日は、長岡市からリポーターの船尾佳代さんです。一緒に呼びましょう!「せーの、船尾さーん!」

 

(船尾 佳代 リポーター)

 はーい、工藤さーん、大杉さん、今日もよろしくお願いしまーす! はい、いよいよ「峠 最後のサムライ」が公開されますよねー。河井継之助が主人公ということで今日はJR長岡駅から歩いて8分ほど、長岡市長町にあります河井継之助記念館にお邪魔しております。記念館の入口はですね、継之助のパネル、そして役所広司さんの顔がドーンとある映画のポスター、6月17日いよいよ公開と書かれたポスターが展示されておりました。

 そして館内に入りますと、入口正面にはガトリング砲がどーんとございまして、こちら2階建ての建物になっていて、今私は2階の資料が並んでいる前におります。ではここからは河井継之助記念館の中田仁司館長にお話を伺います。中田さんよろしくお願いします。

 

(中田 仁司 館長)

 よろしくお願いします。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 中田さんが館長に着任されたのは、昨年というふうにお聞きしましたが、それまで別のお仕事をされていたそうですね。

 

(中田 仁司 館長)

 はい、私は38年間小学校の教員として働いて、退職した時に長岡市の教育委員会で会計年度職員という身分で勤務していました。昨年の9月1日に稲川明雄 前館長のあとに着任ということになります。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 9月1日は私の誕生日なので、館長が着任した日は私は絶対に忘れません。ははは!(工藤 淳之介:ぷち情報ありがとうございます。)そうなんです、どうでもいい情報でございましたけれどもねー。さあ河井継之助といえば今回の映画「峠 最後のサムライ」のまさに主人公ですが、元々は2020年9月の公開予定でしたが、3度の延期を経ていよいよ公開となります。館長、今の気持ちをぜひお聞かせください。

 

(中田 仁司 館長)

 いやー、やっと来た!という感じですねー。ゴールデンウィークの間に全国各地からたくさんの方がお見えになったんですけれども、訪れる皆さんが「この映画はとても期待してるよ!」という声をかけて頂いて、一人でも多くの皆さんから見ていただけるとありがたいですね。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 河井継之助の魅力に取り憑かれてる人が多いと思うんですけれども、中田館長が思う河井継之助の魅力、河井継之助という人物、どういう人物でしょうか。

 

(中田 仁司 館長)

 河井継之助という人は、幼い頃は随分とわんぱくだったんです。ところがですね、知識と行動は一致すべきとする陽明学という学問と出会い、それをきっかけにして彼は目覚めていきます。そして、当時の長岡藩は財政がとても厳しい中だったんですけれども、17歳の若さでですね長岡の藩を助けて、長岡を豊かにしたいという志を持って、その実現に向けて行動していきます。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 なるほどー。

 

(中田 仁司 館長)

 そしてですね、いろんな諸国を遊学して見聞を広めていくんですけど、その中にはいくつかの挫折もあるんですけど、それを乗り越えながらですね、決められた今まで通りの枠組みにとらわれない藩政改革というものを実行していきます。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 こちらの記念館ですけど、河井継之助の生家の後に改修された建物のようですけれども、窓からはお庭を眺めることもできて、継之助もこのお庭を眺めていたのかなあと、そんな想像も膨らみますが、このお庭は当時のままなんですか。

 

(中田 仁司 館長)

 そうなんです。河井継之助記念館は、継之助が生まれ育ったところに建っているんです。ですので、窓から見えるこの庭は彼が生まれ育った当時の面影が残っているんです。木の所の下に灯籠が見えると思うんですけれども、灯篭の笠の下の上にはですね、お父さんの代右衛門さんが得意で好きだった茶道の道具が彫られているんです。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 そんな当時の暮らした面影が残るお庭が見られたり、他には館長どんなものが展示されているんでしょうか。

 

(中田 仁司 館長)

 そうですね、庭のところには17歳の立志もしているんですけれども、ここの館の中はですね、例えば「塵壺」といって諸国遊学した時に書かれた旅の日記、それから途中九州も通るんですけれど、そこで手に入れた蓑とか、それから入口にあったガトリング砲など、継之助にゆかりのある品物ですね、展示物がおよそ30ぐらいあります。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 数々の展示品がありますけれども、その中でも中田館長がこれは是非みなさんに観ていただきたいという、お勧めの物を紹介していただけますか。

(中田 仁司 館長)

 継之助が写した本。写本というんですけど、「呻吟語鈔(しんぎんごしょう)」という本と「欧陽文忠公(おうようぶんちゅうこう)」という本があるんですけれども、それをまず見ていただきたいですね。先程言いましたように、継之助は志の実現に向けて多くの書物から自分の問題を解決するために必要な書物を選択する力がありました。幅広い書に学ぶよりも、心に決めた一冊を繰り返し精読して、書き写して学びました。紙の文字を見てもらいたいんですけれども、紙に書かれた文字がまるで刻み込まれたかのように、そして一文字一文字小さな字なんですけれども、一つの緩みもなくて写されている文字。この文字から継之助がいかに真剣に真摯に、この書と向き合いながら当時の宋や明の時代の自分がお手本としたい政治家の生き方を学ぼうとしているかということが感じ取ることができるんです。いち早く日本の中心地、政治文化を学べるところに身を投じて、斎藤拙堂、古賀茶渓、佐久間象山、山田方谷という先生に学んでいます。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 今、目の前に「呻吟語鈔」を書き写したものがあるんですけれども、一文字一文字が凄く「とめ」「はね」が綺麗に書かれていて、一文字一文字丁寧に書かれているなあというのがよーくわかりますね。こうやって丁寧に書いて心に刻むことで継之助の人格が形成されていったのかなあと思います。その他に展示品としては旅費を無心するお父さんへの手紙なんかもね、横に展示品としてありますので是非ご覧いただきたいと思います。河井継之助の人となりに少し触れまして映画が観たくなってきました。中田館長、映画の公開に合わせてお得なサービスがあるようですよねー。

 

(中田 仁司 館長)

 はいそうですね。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 映画の公開日にあたります6月17日から9月30日まで映画の入場の半券でお得になるということで。

 

(中田 仁司 館長)

 映画の入場半券または予約画面を提示していただくと、河井継之助記念館の入館料が通常のおよそ半額になります。ぜひこの機会にお立ち寄りください。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 歴史的な展示品がありますので、直接、河井継之助記念館に皆さんお越しください。では、中田館長、開館時間を教えてください。

 

(中田 仁司 館長)

 開館時間はですね午前10時から午後5時まで。休館日は12月28日から1月4日までです。団体で来館される場合は、事前に予約をお願いします。予約お問い合わせは河井継之助記念館、電話0258-30-1525です。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 映画の公開に合わせて、他にもお得なサービスがあるということで、半券、予約画面で提示して頂きますと入館料が通常の半額になりますので、ぜひこの機会にお立ち寄りください。さらに、映画の公開に合わせて6月17日から企画展「峠 河井継之助は何を見据えたか」を開催いたします。館長どんな企画展になりそうでしょうか。

 

(中田 仁司 館長)

 これはですね、大阪府東大阪市にあります司馬遼太郎記念館の監修のもと、昨年度開催された企画展の展示の資料等を中心にして、小説「峠」を通して、河井継之助の人物像とその生き方・思想に迫ります。合わせて河井継之助ゆかりの地や繋がりのある人物を紹介します。期間は6月17日から8月28日までです。多くの皆さんのご来館をお待ちしております。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 河井継之助も理想のリーダー像ですよね。継之助の人間的な魅力に触れて、今を生きる元気を私はもらいました。ぜひ皆さんもご来館ください。中田館長どうもありがとうございました。

 

(中田 仁司 館長)

 どうもありがとうございました。

 

(船尾 佳代 リポーター)

 河井継之助記念館からお伝えしましたー。

 

(工藤 淳之介)

 はい、ありがとうございましたー。映画のチケットの半券または予約画面で半額って、これいいですね。(大杉 りさ:入館料がお得に!) 僕、実はもう新型ウィルスの影響で何度も映画が延期になってますけど、延期になる前、2年ぐらい前に試写会見てるんですよね。すごく迫力もあって重厚感もある映画で、継之助の人となりもよくわかるんですが、これどっちがいいかなー、どっちでもいいと思うんですけどぜひ、展示と合わせて、映画公開前に行ってもいいし、後に行ってもいいと思うけど、郷土の偉人、継之助のことを名前は知っていても、うまく説明できないなという方も、もしかしたら多いかもしれません。いかに尊敬を集める人物だったかということで、僕はイケメン四銃士のリーダーですからね(大杉 りさ:そうですよ。)リーダー像を学ぶという意味でも非常に勉強になりましたから、皆様にも是非映画にお出かけいただきたい。

 「峠 最後のサムライ」は6月17日金曜日から長岡市では映画館T・ジョイ長岡で上映されるほか、全国で、県内でも各地で公開となります。映画をご覧になった後は、ゆかりの地や関連施設やロケ地を回ってみてはいかがでしょうか。改めて地域の魅力も発見できるかもしれません。

 

リポーターの日記もご覧ください。

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<スナッピー日記> 河井継之助記念館 投稿者:船尾 佳代

https://www.ohbsn.com/radio/programs/snp/2022/06/033569.php<外部リンク>

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