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奥三面の四季
奥三面ダムは、新潟県が二級河川三面川の上流部に洪水調節、流水の正常な機能の維持と発電を目的として建設した多目的ダム(アーチ式コンクリートダム)です。
昭和42年8月に新潟県下越地方に大きな被害をもたらした羽越水害を契機に、既に機能している三面ダムと連携を計りながら「人々に親しまれる安全で豊かな三面川」を守るために奥三面ダムが建設されました。
昭和44年から調査を開始し、昭和55年に事業が採択され、平成3年にダム本体工事着手に漕ぎ着けました。この間、現在ダム湖底に沈んだ地元、旧三面集落の方々への説明、理解、協力を経て昭和60年には三面集落の閉村式と集団移転が完了しました。そして平成13年10月19日、実に32年の年月と最新の技術力を結集してようやく奥三面ダムは完成しました。
奥三面ダム周辺は、磐梯朝日国立公園に指定されており自然豊かな山々に囲まれています。また奥三面ダムは四季折々、その時々にいろいろな表情で私たちを楽しませてくれることから、新しい観光資源となっています。