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【村上】村上市大須戸地区で県無形文化財「大須戸能」が上演されました
村上(大須戸)に春を告げる舞
4月3日(水曜日)、村上市大須戸地区の八坂神社で「大須戸能」が上演されました。
大須戸地区では、江戸時代後期から住民により能が上演されており、昭和30年には新潟県の無形文化財に指定されています。現在は大須戸能保存会により伝承され、毎年4月3日に定期能、8月に薪能(たきぎのう)が上演されています。
当日は、「式(しき)」「鶴亀(つるかめ)」「湛海(たんかい)」の能3演目と、狂言「棒縛り(ぼうしばり)」が演じられ、集まった約200人の観客を魅了しました。
時折、雪もちらつく澄んだ空気の中、笛や小鼓などの音色が能舞台から響き渡っていました。能「湛海」では、演舞者の台詞や所作一つひとつに、観客もくぎ付けとなりました。
能「湛海」
会場の様子です