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【村上】今年も鮭の季節がやってきました~居繰網漁(いぐりあみりょう)を見学できます~

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052595 更新日:2019年3月29日更新

鮭のまちを築いた青砥武平治

鮭のまちを築いた青砥武平治の画像

今年も鮭がふるさと村上に帰ってきました。市内を流れる三面川では鮭漁が始まり、12月頃には家々の軒先に塩引き鮭が並んだ光景が見られます。
さて、村上が鮭のまちとなったのは、江戸時代中期の村上藩士「青砥武平治(あおとぶへいじ)」の功績が大きいといえます。
鮭は村上藩の重要な収入源でしたが、18世紀の中頃には、三面川で獲れる鮭が年々減少し困窮していました。このとき、藩の事業として鮭の保護増殖を提案したのが武平治でした。武平治は、三面川に鮭の産卵に適した分流を設け、そこで稚魚を育てて春に本流に返す方法を考えました。村上藩は、その考えを基に30年以上にわたる河川工事を行い、「種川」を完成させました。これが有名な「種川の制」です。これにより鮭の漁獲量も回復し、藩財政は潤ったといいます。産まれた川に戻ってくる鮭の習性を利用した種川の制は、水産史上に残る画期的な保護養殖システムで、武平治は鮭の母川回帰性を世界で初めて発見した人物と評されています。

村上に残る鮭漁を紹介します

居繰網漁の様子の画像
居繰網漁の様子

村上には、三面川を中心に伝統的な鮭の漁法が伝わっています。

居繰網漁(いぐりあみりょう)

居繰網漁は三面川の伝統漁法で、川舟3艘で行います。2艘で網を張り、残りの1艘が鮭を網に追い込むのが基本です。網を張る舟には2人一組で乗り込み、上流側の漁師が2艘で協力して舟の間に網を張ります。舟の舵は下流側の漁師が操り、2艘の舟はハの字を描いて川を下って行きます。2艘の下流側にいる3艘目の川舟は、竹竿で水面を叩いて鮭を網へと追い込みます。鮭が網に掛かると、網を持つ二人の漁師が呼吸を合わせて鮭を舟の中へ豪快に引き揚げます。

居繰網漁の見学ができます

実施期間 10月21日から11月30日まで
時間帯 午前9時~10時30分頃
 午後1時~2時30分頃(日曜日、祝日のみ)
 ※天候等によって中止になる場合があります
場所 三面川鮭産漁業協同組合第3ふ化場前(三面川にて)
 所在地 村上市羽下ケ渕2135
お問い合わせ先
 三面川鮭産漁協共同組合
 電話 0254ー52ー3758

 ※第3ふ化場には、12月上旬まで直売所が設けられています。ぜひ、お立ち寄りください。

ふるさと村上に帰ってきた「鮭」ですの画像
ふるさと村上に帰ってきた「鮭」です

第3ふ化場の直売所の画像
第3ふ化場の直売所

次の漁に向けて、網を補修中の画像
次の漁に向けて、網を補修中

コド漁の様子(後ろの木々も仕掛けのひとつです)の画像
コド漁の様子(後ろの木々も仕掛けのひとつです)

その他の鮭漁

テンカラ漁
 三面川の伝統漁法で、川を遡上する鮭を「テンカラ」と呼ばれる針で引っかける漁です。テンカラは3本の鈎を錨のように組み合わせたもので、釣り針とは思えない大きさです。

コド漁
 村上市の山北地区を流れる大川にも、晩秋から初冬にかけて鮭が遡上します。「コド」とは、川底に杭を打ち、その杭に木の皮や柳などをつけた箱型の装置のこと。カギと言われるひっかけ棒を使って、この中に入ってきた鮭をひっかけて獲るのがコド漁です。

鮭の魂も供養します

過去の鮭魂祭の様子ですの画像
過去の鮭魂祭の様子です

村上には独特の鮭文化が根付いています。特に鮭料理については、鮭の頭から内臓、骨、エラに至るまであらゆる部位の料理があり、その種類はなんと百種類以上とも言われています。鮭を余すことなく味わうのは、鮭を大切にする村上文化の象徴です。

毎年11月11日の「鮭の日」には、村上の歴史・文化・食を支えてきた鮭に感謝と敬意を込めて、鮭の魂を供養する「鮭魂祭(けいこんさい)」が行われています。11月11日が鮭の日となっているのは、「鮭」という漢字が、魚ヘンに十一十一と書くためです。

関連情報

 

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