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【村上】村上茶ムリエ講座が開催されました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052715 更新日:2019年3月29日更新

村上茶ムリエをご存じですか?

村上市内に広がる茶畑の画像
村上市内に広がる茶畑

 村上は北限のお茶処として知られており、市内には多くのお茶屋さんがあります。
 「村上茶ムリエ」は、地元の特産品である村上茶について学び、その普及・振興に活躍してもらうため、村上市観光協会が独自に認定している資格です。2時間程度の講座に参加するだけで認定され、試験はありません。
 これまでに1400人以上が村上茶の歴史や美味しい淹れ方を身につけ、村上茶ムリエに認定されています。

 今年度も10月~2月にかけて講座が行われ、多くの方が新たに村上茶ムリエになりました。ここでは、村上茶ムリエ講座の様子を写真と文でご紹介します!

美味しいお茶の淹れ方は?

お茶の葉の量は大事なポインの画像
お茶の葉の量は大事なポイン

 まず、急須にお茶の葉を入れます。
 お茶の葉の量は、人数によって変えるのがコツです。

 1人分のときは、お茶の葉の量を多めに(一人当たり4g)入れてください。人数が5人以上のときは、一人当たりのお茶の葉の量を少なめにします(2g)。奥が深いですね。

湯冷ましから湯飲みにお湯を注ぎますの画像
湯冷ましから湯飲みにお湯を注ぎます

 次に、ポットから湯冷ましにお湯を注ぎます。お湯は必ず沸騰させたものを使ってください。カルキ臭さが抜けて口当たりが良くなるそうです。

 湯冷ましに注いだお湯は、一度、人数分の湯飲みに移し替えてください。これは、お湯の温度を下げるのと、お湯の分量を計るためです。ちなみに、お湯の温度は、器から移し替えるたびに、約10℃ずつ下がっていくと言われています。一煎目に使うお湯の温度は70℃くらいがちょうどよいそうです。

急須を揺するのは御法度の画像
急須を揺するのは御法度!

 適温になったお湯を、湯飲みから急須にゆっくり注ぎます。急須に蓋をしたら、お茶の葉が開き、お茶の味が出るまでしばらく待ちます。

 待っている間は急須を揺らさないようにしてください。急須を揺らすと、お茶の苦み成分が多く出てしまいます。心を落ち着けてゆっくりと待ちましょう。

最後の一滴まで淹れてくださいの画像
最後の一滴まで淹れてください

 いよいよ湯飲みにお茶を淹れていきます。
 淹れるときは、必ず廻し注ぎをしてください(A→B→C→D→D→C→B→A→A→・・・)。急須から出てくるお茶は、つぎ始めが薄く、後になるほど濃くなっていくので、各湯飲みのお茶の濃さを均一にするためです(一人分の場合でも、一気に注がずに、お茶の色を見ながら5回くらいに分けて注いでください)。

 注ぐときは急須の中にお茶が残らないよう、最後の一滴まで注ぎ切ってください、最後の一滴が一番濃いお茶なので、これも美味しく淹れるポイントです。

美味しいお茶の淹れ方はの画像

 これで美味しいお茶のできあがりです!

 お茶が淹れ終わったら、急須のふたを取り、注ぎ口の反対側を叩くようにして注ぎ口に寄ったお茶っ葉をずらしてください。こうすると、お茶の葉が蒸れず、二煎目、三煎目も美味しく淹れることができます。こうした一手間が、美味しいお茶を淹れるポイントです。

自分の好みを見つけましょう!

自分の好みを見つけましょうの画像

 以上が茶ムリエ講座で教わった、美味しいお茶を淹れる手順です。

 お茶の味は、お茶の葉の量、お湯の量、温度、お湯にお茶の葉を浸す時間で決まります。左表はお湯の温度と浸出時間の目安です。この目安で淹れると、一煎目はうま味と香り、二煎目は渋みとコク、三煎目は苦みと爽快感を楽しむことが出来るとのことです。

 これらを踏まえて、ご自分の好みに合ったお茶の味を見つけてみてくださいね。

 

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