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航海の安全と大漁、地域の発展と繁栄を祈願して「岩船まつり」が行われました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052739 更新日:2019年3月29日更新

画像:おしゃぎり屋台
お船様「明神丸」を載せた岸見寺のおしゃぎり屋台

画像:船には「大漁旗」
航海の安全と大漁を祈願して「大漁旗」が掲げられていました

 村上三大祭りの最後を飾る県の無形民俗文化財「岩船まつり」(石船神社の御礼祭)が
10月18日・19日に開催されました。
「岩船まつり」は、安全と大漁、地域の発展と繁栄を祈願するお祭りです。

 神社に詰めた岸見寺(岸見寺=町名)のおしゃぎりから「祭りのシンボル『お船様(明神丸)』が下ろされ、「御神馬」(横新町)を伴い、石船神社の石段を登っていき、神社社殿において厳かに「御魂遷し(みたまうつし)」の神事が執り行れました。神事が終了し、石段を下りるとお船様と御神馬は再びそれぞれのおしゃぎりに飾られました。その後、岩船の神々は年に一度人々の待つ町へとお向かいになりました。

画像:おしゃぎり屋台の「見送り」
豪華絢爛なおしゃぎり屋台。「見送り」も豪華!

 岩船のおしゃぎりは二層二輪造りで、村上伝統「堆朱・堆黒の塗り」がほどこされ、金箔を押した彫刻が豪華さをさらに際立たせています。どの位置から見ても漆と金箔に彩られた手の込んだ彫刻と、鏡のように周りの景色を映し出すほど綺麗で美しい漆黒の車輪が目を引きます。
 屋台の後ろ側を飾る「見送り」。とても手が込んだ造りとなっており、おしゃぎり屋台がさらに映えるような装飾となっています。観衆からはあまりの美しさに「よくここまでのものを 」という声が聞こえてきました。また、お目当ての屋台を見ながら「やっぱり自分の生まれ育った町内の屋台を見ると何とも言えない気持ちになるね。」と言っていた女性の会話が印象に残りました。

画像:しゃぎり屋台
おしゃぎり屋台の中で太鼓を叩く子どもたち

 豪華なおしゃぎり屋台9基は、猿田彦命(さるたひこのみこと)を模したと思われる装束に身を包んだ先太鼓の先導で町内を曳行(えいこう)しました。
 木遣りを唄いながら曳かれる屋台の中では、子どもたちがテンポよく太鼓を叩く音に合わさって、すぐ後方から軽やかな節回しで吹かれる笛の音が町中で賑やかに奏でられていました。
 晴れ渡った秋の空気の中、港町岩船は早朝から深夜にわたって、賑わいをみせていました。

各町内のおしゃぎり屋台から餅やまんじゅうを撒いて「開運祈願」を行いました。の画像
各町内のおしゃぎり屋台から餅やまんじゅうを撒いて「開運祈願」を行いました。

画像:まつりの様子 画像左側:神様を祀りに行く「お船様」、画像中央:先導を務める「先太鼓」、画像右側:漆黒が美しい「車輪」

村上三大祭り
 村上大祭 7月6日・7日
 瀬波大祭 9月3日・4日
 岩船まつり10月18日・19日

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