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【南魚沼】庁舎ギャラリーで塩沢歌舞伎保存会の資料を展示しています

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0788326 更新日:2025年12月16日更新

塩沢歌舞伎保存会の展示

12月1日から、南魚沼地域振興局1階県民ホールギャラリーにて、塩沢歌舞伎保存会さんの資料を展示しています。

是非ご覧ください。

※観覧は平日の午前8時30分から午後5時まで、12月26日までの展示となります。

塩沢歌舞伎保存会

250年以上の歴史を持ち、塩沢町内の各地で主に神社祭礼等に行われ続けてきた歌舞伎(地芝居)も、20世紀末には絶滅の危機にありました。

平成11年(1999年)に、12年に一度の「卯年大祭」があり、大沢地区と大木六地区が19年ぶりに歌舞伎を復活上演しました。

これを契機に、歌舞伎を町の貴重な文化財として21世紀にも継承発展させていこうという気運が高まり、近年まで上演活動を続けていた石打(関山)と大沢・大木六の歌舞伎保存会が合同合併し、平成13年「塩沢歌舞伎保存会」を設立しました。

以後、毎年しおざわ雪譜まつり(2月第3土曜)に定期公演を行っています。
また、南魚沼市合併記念公演をはじめ、市民会館の周年記念イベントとして3回歌舞伎公演を行いました。

魚沼地方と歌舞伎

江戸時代の塩沢の文人鈴木牧之著『北越雪譜』(1837年刊)に「雪中の戯場(しばい)」の記述があり、別資料にも「江戸の『山東 京山』(戯作者)が塩沢に来訪し、一緒に地芝居の『仮名手本忠臣蔵』を観た」とか、「病気の長男にこの世での見納めに竹ノ俣新田の地芝居興行を観に行かせた」との記述があります。

更に遡ると、江戸時代の洒落本に『田舎芝居』(万象亭著1787年)に、中魚沼郡鐙坂地区(現十日町市)の地芝居の様子がユーモラスに描かれています。

また、江戸から明治期に風紀の乱れを理由に地芝居の禁止や統制が行われていましたが、「南魚沼地方では禁止すれば却って風紀が悪化するのでむやみに禁止できない」という役人の上申書が残っています。

これらの資料からも、魚沼地域は芝居興行が盛んな地域だったことが窺えます。

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