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【南魚沼】警戒!クマの出没に注意しましょう!
ツキノワグマによる人身被害を防ぐためには、「クマに出会わない」、「クマを引き寄せない」こと、万一、出会ってしまった場合は、「興奮しない」、「クマを興奮させない」ことが重要です。
山菜採りやキノコ採り、登山で山に入る際や、山際の畑や田んぼでの農作業の際には、クマの出没に十分注意するようにしましょう。
- 子グマを見つけたら、すぐに静かにその場を立ち去ってください!近くに親グマがいる場合が多く、大変危険です!
- 山に入る際は、鈴やラジオなどの音の出るものを身に付け、なるべく単独で行動しないようにしましょう!
- 自宅の外に生ゴミを放置したり、畑の野菜をいつまでも収穫しないで放置したり、畑に不要な野菜を放置すると、クマをおびき寄せる原因になります!
適正に処理するようにしましょう! - 車庫や倉庫など、普段人が出入りしない場所はクマの恰好の隠れ場所になります。クマが寄り付かないよう、戸締り・隙間の封鎖を行い、建物を管理しましょう!
※万一クマを見かけた場合は、市町又は警察へご連絡ください。
南魚沼市環境交通課:電話025-773-6666
湯沢町環境農林課:電話025-788-0291
南魚沼警察署:電話025-770-0110
クマと遭遇しないためには?
- クマの出没情報に注意しましょう。事前に新聞や地元市町村からのクマの出没情報を確認し、出没している地域での登山や山菜採りはできるだけ避けましょう。
- できるだけ複数で行動し、常に鈴やラジオで音を出しながら歩きましょう。また、畑での農作業中もラジオなどで、常に音を出しながら作業をしましょう。
- 畑などでの早朝・夕方の作業は避けましょう。
- やむを得ず、早朝・夕方に農作業などを行う場合は、クラクションなど大きな音を出してから畑に近づきましょう。
- 見通しが悪いやぶや林の中は、不意にクマと遭遇することがありますので、近づかないようにしましょう。
- 登山などの際に出た残飯や生ゴミは、必ず持ち帰るようにしましょう。
クマを呼び寄せないためには?
- クマのエサとなる生ゴミや不要となった農作物は放置せず、土に深く埋めるなど適切に処理しましょう。
- クマはやぶなどに身を隠しながら行動することが多いので、見通しの悪いやぶは、下草を定期的に刈り払いましょう。
クマはどんなものを食べる?
ツキノワグマは雑食性で、いろいろなものをエサとします。ハチミツ(ハチの巣)やトウモロコシ、スイカなどを食べられたという被害報告もあります。
- 春:樹木や草の芽吹き、花、前年秋に落ちたドングリ、ブナの実、タケノコ、雪崩で死亡した動物
- 夏:草木、灌木の果実、サクラ類の果実、アリ、ハチ、カニ等の無脊椎動物
- 秋:ブナ、ミズナラ、クリなどのブナ科樹木の堅果
冬眠のために大量の食べ物を必要とし、炭水化物や脂肪含有率の高い食べ物をエサとします。
クマと遭遇してしまったら?
- とにかく落ち着いて、クマを刺激しないように、騒がず、走らず、背中を見せないようにゆっくり静かに立ち去りましょう。クマは逃げるものを追いかける習性があるので、あわてて走って逃げたりしてはいけません。
- 攻撃が避けられないときは、地面に伏せ、両手で首の後ろをガードして頭と首を守ってください。
※ この方法は、研究や経験からさしあたり有効であると言われているものですが、何よりもまず、クマと遭遇しないことが最も重要です。