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教育下越370号

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0581662 更新日:2023年5月12日更新

教育下越370号

令和5年度 学校管理訪問について

 令和5年度は、小学校41校、中学校23校の訪問を予定しています。昨年度の訪問校においては、諸表簿の整理、施設設備の管理及び危機管理体制は、おおむね良好な状況でした。各校では、管理訪問の有無にかかわらず、日常の管理体制について点検と見直しを計画的に実施し、学校運営を振り返るようお願いします。

1 訪問のポイント➀ ~諸表簿の整理~

 諸表簿の整合性は、職員の服務勤務の厳正さや学校経営の健全さの鑑であると言われています。例年、事務職員等の時間外勤務が学校日誌に記載されていなかったり、学校行事や中体連主催の大会等にかかる「週休日の振替簿」の通知年月日に誤りがあったりする学校が見られます。事前に配付してある「諸表簿点検11のポイント」に基づき、確実に点検をお願いします。

2 訪問のポイント(2)~施設設備の管理~

 家庭科室、理科準備室など特別教室の「刃物類の管理」「薬品管理」等の点検が重要です。例年、ミシンの針がついたままであったり、鍵のない教卓の引き出しに刃物が入っていたりする学校があります。事前に配付してある「学校の施設・設備等に関する通知内容(抜粋)」を確認し、確実に点検をお願いします。

3 訪問のポイント(3)~個人情報の管理~

 各校では、これまでも個人情報管理マニュアルを「具体的な対処要領になっているか」「職員の即応体制が確立しているか」という視点で点検、改善していただいてきました。しかし、下越管内で個人情報の紛失や漏洩(誤配付を含む)が無くなりません。年間を見通して計画している「非違行為根絶研修」が形骸化されていないか、「自分事」として教職員がとらえる工夫がされているか、確認をお願いします。

 最後に、訪問予定校においては、事前に「諸表簿と施設・設備の自己点検チェック表(調書2)」で確認しながら、自校の状況を厳しく点検し、安心して学校管理訪問を迎えてください。

児童生徒の笑顔があふれ、教職員がいきいきと勤務する学校を目指して

 県内のある市町村では、教職員が以下のような良好な状態が継続しています。

〇 心身の不調による教職員の病休取得者がいない、または、ほとんど見られない。

〇 業務改善が進み、学校に勤務する教職員に大幅な超過勤務が見られない。

 この他、様々な面で成果を上げている市町村教育委員会の取組の一端を紹介します。

1 教職員が心身ともに健康で学校教育に携わるための取組

〇 定例校長会に教育長や教育委員会担当者が出席し、配付資料に基づいて管理職への指導・支援を行っている。また、各学校の取組や活躍のニュースなどを取り上げながら指導・支援を行っている。管理職もサーバントリーダーに徹することを常に意識し、学校経営に当たっている。

〇 教育委員会担当者が、学校の生徒指導部会や不登校対策部会に参加したり、児童生徒や保護者に直接かかわったりして、学校や教職員を孤立させないよう、支援業務に当たっている。

2 業務改善や多忙化の解消に向け、学校と教育委員会が一体となった取組

〇 全ての学校に留守番電話を設置し、7時30分から18時以外の緊急時は教育委員会が対応するメッセージを流している。

〇 定例校長会で、超過勤務平均時間、昨年度の同月との比較等を資料提示し、管理職の意識改革を図っている。また、超過勤務が顕著な教職員について、教育委員会と管理職とが情報共有を図っている。

 この市町村のある管理職は「学校と行政の距離が近く、相談や連携がしやすい。要望も傾聴し実現に向け努力してもらっている。」と信頼を寄せています。教職員がいきいきとしている根底には、市町村教育委員会と学校の信頼関係の構築があり、それが児童生徒の豊かな学校生活へとつながっているようです。当教育事務所も、学校・市町村訪問での支援や、相談時の誠実な対応を通じて、児童生徒の健やかな成長に全力を尽くしてまいります。

地域を支える人材育成を

令和5年3月改定「新潟県教育振興基本計画」の中で「基本方針Ⅴ 生涯学び活躍できる環境づくり」「2 学びを活かした豊かな地域社会に向けた支え合う人づくり」が明記されています。地域の抱える様々な課題を解決するには、人々の自発的な学習活動をたくさん仕掛け、豊かな地域づくりを支援する人材が必要です。

 

1 社会教育主事について

  社会教育主事は、社会教育活動に対する指導・助言に加え、社会教育関連事業への協力、学習活動全般に関する企画・コーディネート機能としての役割が求められています。今年度開催する社会教育主事講習は以下のとおりです。

(1)社会教育主事講習A

 時期:7月11日(火曜日)~8月30日(水曜日)

 会場:社会教育実践研究センター(東京)

 〆切:5月22日(月曜日)

(2)社会教育主事講習B

 時期:1月12日(金曜日)~2月16日(金曜日)

 会場:県立生涯学習推進センター

 〆切:未定

(3)地方大学社会教育主事講習

 時期:7月26日(水曜日)~8月21日(月曜日)

   ※土・日及びお盆期間(8月9日~16日)を除く13日間

 会場:新潟大学他(社会教育施設の視察等含)

 〆切:6月上旬頃予定

学校現場での社会教育主事有資格者は、子どもの主体的・対話的で、探究的な学びの場を設定したり、社会に開かれた学校づくりを推進したりすることができます。今年度は4年に1度の新潟大学開催になります。ぜひ、今回の社会教育主事講習への積極的受講をお願いいたします。

2 連携・協働に係る研修会の案内

(1)地域連携研修会

〈期日〉5月31日(水曜日) オンライン

〈対象〉地域連携担当(新任は原則参加)

(2)地域とともにある学校づくり研修会

〈期日〉7月4日(火曜日) オンライン

〈対象〉管理職等(新任校長は原則参加)

※その他の研修会及び研修会の詳細は案内をご覧ください。

1 スクールカウンセラーについて

 全国的に不登校、いじめや暴力行為、児童虐待等の件数は増加傾向にあり、貧困率も依然として高く、心理的に困難を抱えている児童生徒が増加しています。不登校、いじめ等の未然防止、早期発見及び支援・対応を目的とし、全ての小・中学校、義務教育学校、特別支援学校にスクールカウンセラー(以下Sc)が配置されています。Scの職務は以下のとおりです。

(1)児童生徒及び保護者からの相談対応

(2)学級や学級集団に対する援助

(3)教職員や組織に対するコンサルテーション

(4)児童生徒への理解、児童生徒の心の教育、児童生徒及び保護者に対する啓発活動

2 スクールソーシャルワーカーについて

 スクールソ-シャルワーカー(以下Ssw)の職務は、「問題を抱える児童生徒が置かれた環境への働きかけ」です。Scは主に学校内の活動が中心ですが、Sswは、『当事者である児童生徒・保護者、教職員、地域の住民および関係機関等という学校内や学校の枠を越えて、それらのつながりを一層強化し、協働しながら、児童生徒の自立を促すためのコーディネーター的な立場』であるといえます。カウンセラー等他の専門相談員とケースごとに役割分担しながら連携していくことで最大の効果が期待されます。管内では、2名のSswが支援を行っています。昨年度は400件を超える要請があり、不登校や不登校傾向の児童生徒に関する相談や支援が大半を占めました。また、複雑化・困難化しているケースが非常に増えています。児童生徒や保護者との面談、学校とのケース会議等への参加や関係機関との連携などの支援をしています。

 Sswの派遣については、各校及び各教育委員会に訪問希望依頼書等を電子データで送付しています。また、下越教育事務所のホームページにも掲載しています。

教育下越370号 [PDFファイル/493KB]

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