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北陸新幹線の運行体系等の発表に対する知事コメント

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0051278 更新日:2019年3月29日更新

 本日、JR東日本及びJR西日本から、北陸新幹線の運行体系等の概要について発表がありました。

 開業日や運行体系が示され、開業が間近に迫ってきたという思いを新たにしたところであり、あらためて北陸新幹線長野・金沢間の開業を歓迎申し上げます。これを契機に、首都圏に加え関西圏とも交流が活発化することを期待しており、県としても、開業効果を広く県内に波及できるよう取り組んでいきたいと考えております。

 しかしながら、停車パターンをみると、「はくたか」は上越妙高駅、糸魚川駅とも全列車が停車するものの、「かがやき」が両駅とも全て通過となっており、これまで、原則各県一駅停車を主張してきた本県としては、率直なところ残念な内容であると言わざるを得ません。
 上越妙高駅や糸魚川駅は、他県の主要駅である金沢駅、富山駅に比べ、現在の在来線の乗客数をみると、およそ3倍から10倍以上の開きがあり、そういったことがJRの判断につながったのではないかと考えております。
 また、一昨年、金沢以西の一部区間に開業の見通しがついたことから、東海道新幹線や航空機との競合がより強く意識され、北陸方面への速達性が一層求められるという事情もあるかと推測しているところです。

 一方、在来線については、新潟市と上越方面との間で新幹線アクセス列車が運行するなど、利便性の確保に配慮をいただいたものと考えております。

 これまで申し上げてきたとおり、JR東日本及びJR西日本は上場されている民間企業であり、利益増大を目指すことは当然のことと理解しています。一方で、停車駅は増やすより減らす方が一般的に難しいとも聞いており、県としては今後、県内駅を活用した誘客拡大に取り組み、当初の原則各県一駅停車の実現に向けて努力してまいりたいと考えております。

 また、現行制度においては、新幹線建設負担金は建設距離に応じた負担となっています。全国新幹線鉄道整備法では、建設費の地方負担を定めることにかんがみ、新幹線の整備が地域の振興に資するものであることを目的規定においてあわせて明らかにしています。したがいまして、地方負担に応じた便益が提供されないのは、法の趣旨に反しており、現行制度に問題があると考えています。国に対して、法の趣旨を実現するよう、引き続き働きかけていきたいと考えております。

報道発表資料はこちら[PDFファイル/84KB]

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