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出雲崎町で「知事と一緒に車座トーク」を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0776122 更新日:2025年10月21日更新

 令和7年9月25日(木曜日)に今年度3回目となる「知事と一緒に車座トーク」を出雲崎町で開催しました。
 「なぜ、出雲崎町を選んだのか?」~起業者と子育て世代から見た町の魅力と今後の課題~ と題して、出雲崎町で活動をしている4名の町民の皆さんと意見交換を行いました。

車座トークの概要

テーマ:「なぜ、出雲崎町を選んだのか?」~起業者と子育て世代から見た町の魅力と今後の課題~
日 時:令和7年9月25日(木曜日) 午後3時15分から午後5時まで
会 場:出雲崎「子は宝」多世代交流館 きらり おひさまルーム(出雲崎町大字米田395番地)
出席者:

  • 宮崎 義崇(みやざき よしたか)さん(麵処いずも屋 店長)
  • 山﨑 道子(やまざき みちこ)さん(Booちゃんcafé+juku 店長)
  • 北谷 美穂(きたたに みほ)さん(出雲崎町地域おこし協力隊)
  • 片桐 里衣子(かたぎり りえこ)さん(会社員)

  同席 仙海 直樹さん 【出雲崎町長】

  座長 花角 英世 【新潟県知事】

主な発言

 開催にあたり花角知事は、「出雲崎は夕日が有名で、非常に歴史がある町。今日はこの出雲崎に住んで、あるいは戻ってこられて、どんな思いをもっているのか、どんな課題を抱えているのかをお聞かせいただき、皆さんの活動が更に前に進むように、また、町がさらに元気になるように、意見交換したい。」と挨拶しました。​

車座トーク

出席者の自己紹介・活動内容

宮崎ざん 宮崎 義崇​​さん

 麺処いずも屋 店長​

・妻の実家がある出雲崎町に移住

・令和4年9月に空家活用のテナントとして「麺処いずも屋」をオープン。

・独自の出雲崎生姜醤油ラーメンが人気

・見附市にも店舗を展開

・第5回新潟県若手ラーメン職人グランプリ 優勝

 

 

山﨑さん​ 山﨑 道子さん

 Booちゃんcafé+juku 店長​

​・出雲崎町出身。母の介護を機にUターン。

・令和5年4月に自宅車庫を改修して、「Booちゃんcafe+juku」をオープン

・前職の塾講師の経験を生かして、カフェと塾の二刀流のお店を経営

・地域の憩いの場として人気。

 

 

北谷さん 北谷 美穂さん

 出雲崎町地域おこし協力隊

・長野県出身。

・新潟大学在学時に「にいがたイナカレッジ」のツアーで出雲崎町を知る。

・夫の出身地である出雲崎町の地域おこし協力隊員に令和5年12月に着任。

・長野県下諏訪町役場の職員であった経験を生かし、「まちのよろず屋」を目指して活動を行っている。

 ​

片桐さん​ 片桐 里衣子さん

 会社員​

・上越市出身。結婚をし、家を建てることをきっかけに、夫婦ともに出雲崎町に移住

・現在は夫とこども(1歳11か月)と3人暮らし

・多世代交流館「きらり」を始めとした、出雲崎町の子育て支援事業を利用しながら、第1子の子育てを行っている。

・今年7月から約2年ぶりに仕事を再開。慣れない育児と仕事、家事に日々奮闘中

 

課題と今後の取組について

【起業者の視点から】

〈宮崎さん〉 文化や歴史がたくさんある中で、漁港に観光資源として大きな魅力を感じている。漁港を前面に、今後は魚を使ったラーメンを展開することでブランディングし、更に町外から人が流入するような仕組みが作れればと考えている。

〈山﨑さん〉 私塾なので、月謝をいただいて経営しているが、町塾だと無料のため、経営上の前提条件として、なかなか厳しい状況。町塾をなくすのではなく、例えば、私塾利用者に割引チケットを配布し、割引分を公費補填するなど、経費の使いどころをもう少し考えてほしい。

《花角知事》 教育の中で公教育と、私学の教育があるように、それぞれ特色を持って、こどもたちの選択肢を増やすことができれば、それが理想。そういう環境を作るために、行政がどういう支援や投資ができるのかだと思う。

起業者二人

【子育て支援について】

〈北谷さん〉 妊娠中~子育て期間の支援が充実しているからこそ、産むときの支援がもう少し欲しい。町内に産婦人科がないのは、この人口であったら仕方がないと思うが、陣痛が来たときに、どうやって近隣の病院まで行くか。近隣の市町村と連携して、お互いにカバーできると、より出産から育児まで、サービスが継続し、安心できるのではないかと思う。

〈片桐さん〉 私が出雲崎に来た理由は大きく2つ。お金の助成が手厚いことと、子育てがしやすいこと。子育てのしやすさ、これも正直に言ってしまうと、親にとってはお金の不安が子育ての不安になるので、助成があるのは本当にありがたい。

Q《花角知事》 新潟県に若い世代を呼び込むには、子育て環境の整備というところが重要だが、経済的な部分が大きいのか。『きらり』という施設が素晴らしいのは、無料だからではなく、まさにこの運営がよく行き届いてる、それが魅力ということだと思うが、でも基本は、経済的支援があれば、というところか。

A〈片桐さん〉 今はやはりお金が一番問題なのかなと思う。そこにプラスアルファ何をつけていただけるかというところではないかなと、親としては思っている。

Q《花角知事》 県としても、子育て世代への経済支援も力を入れている。各種調査をすると、本来持ちたいこどもが割と3人とか4人という回答も多いが、例えば、経済的支援があれば、理想に近い数のこどもを持ちたいと思うか。

A〈北谷さん〉 経済的支援はありがたいが、柔軟な働き方をもっと行政が支援してほしい。子育てにはマンパワーも必要。個人的には、夫が育休を取って日中1カ月家にいるよりも、生後半年ぐらい毎日2時間早く帰ってきてくれたほうが嬉しい。(その期間の収入等も含めて、)行政と企業が一緒に支援してくれると、より、もっとここで子育てしようというのが現実味を帯びてくるのではと思う。

子育て2人

【情報発信について】

〈山﨑さん〉 町全体の飲食店が盛り上がるような感じの広報ができないか。

〈仙海町長〉 町の広報担当と調整しながら、今こんなお店が頑張ってますよ、みたいなことをするのは可能と感じた。

〈片桐さん〉 「情報収集」に関しては、自分から集めようと思わないと集められない。子育て中の人は、日々の生活で精一杯なので、毎月の広報紙が重要。ポストに投函されている広報紙は結構楽しみにしている1つ。私たち世代は、インスタグラムは、息をするように見るので、そこから情報が入ってくると取っ付きやすい。そのような面を活性化してもらえると嬉しい。

《花角知事》 地場産業の中小企業者や小規模事業者の支援というのは、どの市町村も大なり小なり取り組んでいるところ。情報発信を支援するのは、あり得る政策だし、事業だと思う。また、商工会がよく取り組むテーマ、課題でもあると思うので、商工会などに加盟していれば、情報発信をもっと地域で一緒になってやろうとか、あるいはアドバイスをもらえたりできるのでは。また、地域振興局も、広域的にそのような事業者さんの情報発信や新しい取組を支援することも可能なので、地域振興局にも相談されるとよい。

〈宮澤知事政策局長〉 情報発信のところも、どうすれば届くのか、ということを考えなければいけないと改めて思った。県の施策をこれから考えていく中で、非常に参考になった。政策に活かしていければと考えている。

 

【地域おこし協力隊の活動とその後の定住について】

〈北谷さん〉 地域おこし協力隊として、あったらいいけど手が回らない、後回しになっている事業をやる「まちのよろず屋」を行い、出雲崎町が100年後も元気に続くように、その仕組づくりをしたい。今後は、空き家・移住関係や、デザイン関係を勉強し、後回しになりがちな広報PR面を請負い、皆さんを元気にできたらと思う。

〈北谷さん〉 地域おこし協力隊は、外から来て、その視点を活かしながら活動している。しかし、卒業後の地域での暮らしを考えると「これはやらないほうがいいかな」とブレーキがかかってしまうこともあり、協力隊としての活動と定住は、相容れないところも出てくと感じている。協力隊員が定住したかだけでなく、町がどう変わったかを見ていただけると、活動しやすい。

《花角知事》 定住率の話は、どの市町村も県も実はとても気にしていて、残念ながら、新潟県全体でも全国平均よりちょっと低い。定住というところは、地域おこし協力隊が生まれた経緯からしても避けられないが、確かに3年間で何を残したかにもっと注目してほしいというのは、ご指摘のとおり。特にIターンでの場合には、3年間ではなかなかそこまでの確証を持てないというので、引き続きサポートをする体制づくりを、県もやり始めている。

〈宮澤知事政策局長〉 今、地域おこし協力隊活用促進ということで、OG、OBの方が、新潟県地域おこし協力隊サポートネットワークを作っている。そこで、市町村に対しての支援や、例えば、起業や事業承継をして定着し、その地域でやっていこうという方についても様々な支援をしていきたい。


 


出雲崎町 仙海町長の発言 

町長

  本当に貴重なご意見をいただくことができた。また知事から、考え方も伺えたので、非常にありがたく思っている。出雲崎町としてもまた、県の支援もいただきながら、これからまちづくりに努めて参りたい。

 

 

 

 

知事の発言

花角知事 様々な課題を抱えておられることがわかった。それを乗り越え、ご自身も成長されることを期待するし、また出雲崎という地域が、もっと住みよい、満足度の高い町になり、元気が出ていくことを期待する。それが新潟県全体の、元気にも繋がればと思う。ぜひ遠慮なく、地域振興局などに、相談に来てほしい。

 

 

 

【全体集合写真】

集合写真

 

(参考)展示品紹介

当日、出席者の皆様から、活動内容に関わる展示を紹介していただきました。

【宮崎さん 展示品】

トロフィー、塩

【山﨑さん 展示品】

プリン  

【北谷さん 展示品】

動画  

【片桐さん 展示品】

おもちゃ 

 パネル

 

 

 

 

 

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