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令和7年11月12日 新潟県知事 定例記者会見
(記者会見の動画を新潟県公式Youtubeチャンネルでご覧になれます)<外部リンク>
1 日時 令和7年11月12日(水) 10時02分~10時42分
2 場所 記者会見室
3 知事発表項目
4 質疑項目
・「村上祭の屋台行事」のユネスコ無形文化遺産「登録」勧告について
知事発表
LINE公式アカウントの開設でありますけれども、県民の皆様に直接、そしてタイムリーに情報をお届けできるように、今申し上げました、新潟県LINE公式アカウントを開設いたしました。これまでもホームページや、X(エックス)、様々な媒体を通じて、県政の情報発信をしてきましたけれども、世代を問わずに本当に多くの皆さんが利用されている、日常的に利用されているLINEを活用して発信を始めようというものであります。防災や防犯(情報)、(結婚・)子育て支援情報、健康・医療関連情報、あるいは観光・イベント情報、県政のお知らせ、そうしたものを、暮らしに役立つ情報を、定期的にお届けしたいと思っています。ぜひ県民の皆様にはご活用いただきたいと思います。今回は開設記念のプレゼントキャンペーンも実施いたしますので、先ほど、トッキッキに感謝状を差し上げましたけれども、トッキッキの誕生20周年ということで、「佐渡産コシヒカリ 朱鷺と暮らす郷」を抽選でプレゼントするということであります。この機会に友達追加をお願いしたいと思います。以上です。
(資料)新潟県公式LINEアカウント開設について [PDFファイル/10.76MB]
質疑
Q 共同通信(代表幹事)
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題について伺います。本日(11月12日)午後、柏崎市長と刈羽村長の三者会談があります。どのような目的で今回の場を設けるということにされたのでしょうか。
A 知事
今日、「柏崎刈羽原子力発電所の透明性を確保する地域の会」情報共有会議がありますので、柏崎にお邪魔をするということで、柏崎市長、刈羽村長のお2人に、この再稼働問題に関する対応について、最新のお考えを伺いたいということで、こうした場をお願いしたというのが経緯です。日常的にも、お考えを聞く場面というのはあるのですけれども、柏崎に足を運んで、この後の会が一緒ですので、良い機会だなと思って、お会いすることをお願いしたところです。
Q 共同通信(代表幹事)
(11月)14日に柏崎刈羽原発を視察することも決まりました。視察は知事就任直後となる2018年以来だと思います。このタイミングで視察を決めたのはなぜかということと、どういったところを注目してみたいのかということを教えてください。
A 知事
これまで県民の多様な意見を探ると、県民の受け止めを見極めるということで、いろいろな取り組みをやってきています。ほぼ、その取り組みは一連の、何というのでしょうか、取り組みは、ほぼ終わった感じでしょうか。一方、政府やそれから東京電力の取り組みも確認したいと思っていて、これも日常的にといいますか、断続的にいろいろな形で確認をしてきていますけれども、その一環、東京電力の取り組みの確認ということで、現場に出向きたいと思っています。見せていただいたのは、もう7年前ですので、安全対策の工事がその後もずっと進められてきているわけですので、安全対策の状況と、それから運転にあたる訓練、対応される職員の、当然訓練なども行われているのでしょうから、そうしたものも確認したい。万が一のというときの、対応力というのでしょうか、そういったものも確認させてもらいたいと思いますし、あとは例の核物質防護の不祥事があったわけですので、その対応も確認させてもらいたいと思いますし、あとはやはり安全文化を根づかせるということを東京電力は仰っておられる中で、職員の方の、何といいますか、意識といいますか、そうしたものも伺うことができたらと思っています。
Q 新潟日報
昨日の県民意識調査の、インターネットの追加分の結果が公表されまして、これで一連の調査が全て終了することになると思うのですけれども、調査結果を知事はどのようにご覧になっているのかを・・・。
A 知事
まさに多様な意識を探るということで行ってきたものなので、全体の傾向値のようなものは、何となく把握できるかなと思っています。一つは世代間といいますか、若い人はやはり、比較的肯定的な方が多いというのは、傾向としては出ますね。それから、安全対策、国や県の防災対策ですよね、そうしたものの取り組みが、やはりまだ県民の皆さんに、伝わっていないといいますか、認知されていないというのが、数字としても実感されましたね。また、調査結果を眺めながら、判断を考えていきたいと思います。
Q 新潟日報
個別の質問ですと、再稼働の条件は現状整っているかという質問に対して、全県調査でも、昨日発表された30キロ圏内の調査でも否定的な回答が、そう思わない、どちらかといえばそうは思わないという回答が約6割という状況です。この数字については・・・。
A 知事
そこは先ほどの安全対策、防災対策を認知する人の集団、グループは肯定的な人が多くなって、そこは現状ではやはり認知されていない中で、条件が整っていないという判断になっているのかなと思いますね。
Q 新潟日報
認知度を向上させるためには東京電力の取り組みももちろんですし、県としての防災対策の取り組みを発信するのは重要だと思います。今後に向けてはどのように・・・。
A 知事
これまで、もうまさに福島の事故を受けて、安全対策は格段に規制が厳しくなり、事故発生を極限まで抑えていく、そうした努力が、国の規制基準という形でつくられて、それに沿って、いろいろな安全のための装置や、設備、そういったものをつくってきているので、それはきっちり事業者としても、県民だけではない、国民に知ってもらう努力を続けてもらいたいと思いますし、それからやはり規制をしている国も、そして安全基準というのはどうなっているのかというところを、しっかり県民、国民に伝える努力というものを、引き続きやってもらいたいなと思いますね。防災の観点で言えば、自治体ももちろん、こういった取り組みをしているのですよということをしっかり住民の皆さんに理解してもらえるように、努力を続けたいと思います。
Q UX
若い世代の方が比較的、肯定する意見が多かったというところは、知事としては、理由など想像つくところは何か・・・。
A 知事
そこは分かりませんね。背景までは分からないですね。現象としてそうだということですよね。それは例えば、政党の支持率の世論調査などでも、年代別の傾向は出ますよね。それはなぜなのかと聞かれても、少し分からないですね。
Q UX
その安全対策について、やはり安全対策をした方が、比較的、肯定的な意見が出るというのは、今後、例えば県としても独自に対策を打って、そういった理解を増やしていく余地があるという、そういった見方というのも・・・。
A 知事
余地があるという言い方は、適切かどうか分かりませんけれども、今言ったように、こういった調査に関わらず、安全対策、あるいは防災対策の取り組みというのは、当然、住民、国民、県民に理解してもらうべきものだと思いますね。そのための取り組みというのは、これまで以上にしっかりやっていくべきだと思っています。
Q NHK
昨日発表された調査というのは、一応、東電が県に1,000億円規模の資金を拠出するや、1号機、2号機の廃炉の方針を表明してからの調査時期でしたけれども、こういった東電の方針に対して、知事は県民がどう受け止めたかを見極めるというように、先月(10月)16日仰っていたのかなと思うのですけれども、昨日の調査結果を見て、その辺り、どのように感じられたか・・・。
A 知事
そういった直接の質問はないので、分かりませんけれどもね。東京電力が地域貢献していくと、地域と共生していくのだという決意といいますか、覚悟を示されたということ、これはどれほど今の時点で、県民に伝わっているかというのは分かりませんけれども、先ほどの安全対策や防災対策と同じように、そうした東京電力の取り組みというものは、しっかり県民なり、住民なり、国民にも伝えていくべきものだと思いますけれどもね。
Q 毎日新聞
同じ県民調査の話ですが、東京電力が原発の運転の主体であることについて、懸念をする人たちの回答というと、自治体によっては7割を超える結果になりました。これについて知事はどのような・・・。
A 知事
これは県議会でも幾度かお答えしていますけれども、やはり県民の東京電力に対する見方は厳しいですよね。信頼を勝ち得るといいますか、信頼を得るということの、やはり難しさでしょうね。いろいろな努力、当然、東電はされていると思いますし、明後日(11月14日)でしょうか、現場に行って、それは私の目でも見てみたいと思いますけれども、それが本当に理解されて、信頼感に変わるというところは、時間がかかるのだろうと思いますね。
Q 毎日新聞
関連ですが、県議会でも自民党の委員から、新しい血というような表現で、いわゆる東電に新しい血を入れてというような表現を加えて、その運営主体として、東電ではないような、東電が運転主体であるけれども、それにまた別の観点を入れるような表現をされる県議会の質問もありましたし、東電側もそれに応えて、KK運営会議というのをつくって取り組みをしていますけれども、それを受けても、県民意識調査で東電への不信感が強いということは、やはりそういった取り組みでは不十分だという県民の意識があるのではないかと思うのですが、知事はどのように・・・。
A 知事
そこはそういった設問になっているのかどうかで、ダイレクトには分からないと思いますけれども、そもそもそうした外部の血を入れると、本会議でもそういった質問があったかどうか私は知りませんけれども、記憶はないのですけれども、第三者の目を入れていくというところで、外部の信頼を得ようという、その取り組み自体が、そもそも、先ほどの防災対策、安全対策などと同様に、伝わっているのかどうかが、まず分からないですよね。そういったものが十分伝わった上で、どう県民が受け止めていくかというところだと思うのですけれども、先ほど言ったように、やはり気持ちを変えるというのは時間がかかると思いますね。結局、実績が出て、初めて信頼できるということなのだと思いますよね。ですので、私、繰り返し就任以来、申し上げているのは、言葉ではなくて、行動と実績で示してくださいということを繰り返し申し上げているのですけども、結局実績を見ていかないと、なかなかその信頼を得るというのは難しいのだろうと思います。
Q 日経新聞
先般11月5日の記者会見の中で、原発の再稼働について、近いうちに考え方を示すという発言されていたものと思います。その後、(11月)14日に実際にUPZの首長との意見交換や、視察というところが、正式に発表された中で、改めて判断を示す時期などに何か・・・。
A 知事
まだ決めたものはありません。
Q 日経新聞
近いうちにというところで・・・。
A 知事
そうですね。適切な時期に判断したいと思います。
Q 日経新聞
12月2日から12月県議会の定例会が開かれるというようなスケジュールになってるかと思うのですけれども、そこを踏まえて・・・。
A 知事
県議会では、所信表明をしますので、そこでは何かまとまっているかどうか別にしても、その時の状態の私の気持ちといいますか、県の意識は伝えないといけないですね。
Q 日経新聞
それは必ずしも、その再稼働の是非に関する結論というのは・・・。
A 知事
ですので、そこがまとまっているかどうか分からないにしても、それについて、やはり県議会に所信表明という話の中では、当然言及しなければならないと思っています。
Q 日経新聞
ただ一方で、所信表明の前のタイミングで、当然そういったものを、結論として発表するような可能性もあるという・・・。
A 知事
ですので、結論をまとめていないので、ましてやその結論をどういった形で皆さんに伝えるかは、決めたものはないです。
Q NHK
報道で知事が来週中にも、東京電力の福島第一原発を視察されるというのがありましたけれども・・・。
A 知事
私は知らないですけれども、その報道は・・・。
Q NHK
実際、そういった予定は、今・・・。
A 知事
私は固まったという話は聞いていないのですけれども、私の気持ちでは、自分の目で見たいとは思っています。
Q NHK
具体的にどういったところをご覧に・・・。
A 知事
地域です。帰還困難区域、そして、復興が進められている地域、その現状は見たいと思っていますし、事故の模様そのものは、以前に既に(東日本大震災・原子力災害)伝承館に、お邪魔したことがあって、私としては、ある程度理解しているつもりなのですけども、改めて、どういった事故にあったのかというところは、確認したいとは思います。
Q NHK
それは、再稼働に関する判断を前に行かれるということで・・・。
A 知事
ですので、その後の日程が合えば行きたいと思っています。
Q UX
県民意識調査について、改めて確認で伺うのですけれども、先程知事、全体の傾向を把握できたという話がありました。
A 知事
調査の限りですけれどもね。別にこの調査は全てではないので。
Q UX
ある程度知事が判断をする上で、県民の多様な意見というは、これまでの公聴会も含めてですけれども、把握できたという御認識なのでしょうか。
A 知事
把握してきている、オンザウェイですよね。
Q UX
意識調査の中で、これから知事が判断されるにあたって、重視するといいますか、影響し得るといいますか、より耳目を引いたデータや分析結果というのはあったのでしょうか。
A 知事
それは調査結果全体が、私の参考資料です。
Q UX
この後の三者会談なのですけれども、もう既に柏崎市長、刈羽村長は容認の姿勢を示していますが、その中で、知事からお伝えしたいことというのは・・・。
A 知事
私から伝えたいものはありません。
Q TeNY
福島第一原発の視察についてなのですけども、今事務方とスケジュールの方、調整をしているという認識で・・・。
A 知事
してくれているのだと思います。
Q TeNY
このタイミングで見に行きたいと思われた狙いは・・・。
A 知事
このタイミングということではなくて、以前から、さっき言った通り、一部は見ているのですけれども、復興の状況を確認したいと思いますね。それがどうこうというつもりではないのですけれども、やはり最終的な判断をする上で、これまでの起きたことというのは、自分の中で整理をしたいと思っていますね。
Q TeNY
東京電力が、柏崎刈羽原発について廃炉の意向を示していると思うのですが、この廃炉の状況についても、改めて見たいというところが・・・。
A 知事
そういったことは、あまり意識していません。
Q 共同通信
先ほど、福島第一原発の視察、考えられているとお話されたかと思うのですが、特に帰還困難区域など、そういったところの状況をというような・・・。
A 知事
復興の状況を、地域の状況をですね。
Q 共同通信
同じ東電ではあると思うのですけれども、こちらは今事故を起こさないようにいろいろな対策をして、再稼働をどうですかと、県に東電が言っている状況で、一方で福島というのは事故があって、それで復興をというような、全然状況が違う2つの地域だと思うのですが、今、新潟の知事が、福島の復興の状況を見に行くという・・・。
A 知事
復興だけではないですよ。地域の状況、周辺地域の帰還困難区域もあれば、復興に今努力をされている地域もある。そうした地域の人たちの、まさに取り組みといいますか、それを自分の目でみたいと思います。
Q 共同通信
それはどういった思いでといいますか、こちらは今、復興などそういった話ではなくて、再稼働をするかどうかというような地域であって、その復興の様子をというのは、これは知事のどういった思いがあって・・・。
A 知事
福島のこの事故の、何といいますか、原因の検証もやりましたし、それから事故がもたらした影響ですよね、健康などに与えた影響など、そうしたものも、県の検証委員会で検証していただいているのです。もちろんその内容は、検証結果はまとめられていますけれども、私自身がその現場に行って、自分の目で確認したいという思いは、その何か、柏崎とどうこうというよりも、最終的に柏崎の判断にも関わってくるのかもしれませんけれども、何が起きたのか、それが今どうなっているのかというところは、肌で確認したいと思っています。
Q 新潟日報
原発の関係で、先ほど知事は、東京電力の信頼性が県民の中でまだ高まっていないことについて、気持ちが変わるのは時間がかかるというお話・・・。
A 知事
と私は思いますね。
Q 新潟日報
そうだと思いますし、また県民意識調査の中でも防災対策や安全対策に関する理解が低いということについても、それなりの一定の時間、理解するにはかかるのかなと思うのですが・・・。
A 知事
ここは理解するのに時間かかるかどうか、届いてないということですよね。認知がされてないということですよね。
Q 新潟日報
知事の判断をする上で、例えば認知するための時間だったり、東京電力への気持ちが変わるための時間というのは、踏まえた上での判断になるということでしょうか。
A 知事
そこはまだ私の頭の中で整理されていません。
Q 新潟日報
県民の理解が進んでいない中での判断ももちろんあり得るということ・・・。
A 知事
ですので、現状は認知度が低いというのは事実ですよね。それは事実としてもあるのだと思います。
Q 新潟日報
先ほど12月県議会の所信(表明)で、そのときの気持ちを伝える必要があるという話も・・・。
A 知事
少なくとも所信表明なので、そこはそうでしょうと。今、何か今決めているわけではないけれども、仮にそこまで結論を出せなかったら、少なくとも、その結論を出せていない状況を説明しないといけませんよね。
Q 新潟日報
それは一般的に議会で言う、例えば採決が必要になるものとは別に、ご自身の考えを伝えるという趣旨での・・・。
A 知事
所信表明なので、採決とは関係なく、県がこれまでやってきたこと、今取り組んでいることを、毎回冒頭で説明していますよ。
Q 新潟日報
ということを伝えて・・・。
A 知事
ですので、当然そこには入ってきますよねと申し上げた。それまでに結論を自分としてまとめられるかもしれませんし、仮にまとめられなかったとしたら、そこにはその状況は説明しないといけないですよねと論理的にお答えしただけです。
Q 朝日新聞
原発について知事が再稼働の是非について、その判断を示す前に、県を代表する立場として、全30市町村の首長と会談するご予定はありますか。
A 知事
それはないです。物理的に難しいです。ただ、先ほど三者会談というのはいいすぎですけれども、日常的に本当にコミュニケーションをとる場面があるので、そうした中でお伝えすることもあるかもしれませんし・・・。
Q 朝日新聞
春から夏にかけて行った首長との懇談会で、意見は十分聞いたという・・・。
A 知事
それはそれで伺いました。
Q 朝日新聞
それもあって改めてという場は考えていない・・・。
A 知事
一人一人とお会いするのは、物理的にまず無理だと思いますし、のべつ幕なしで全部会うというのは無理だと思いますが・・・。
Q 朝日新聞
集めるようなことは考えていない・・・。
A 知事
それはまだ結論を出せることが見通しが立ってきた時点で、当然、首長との信頼関係の中で、何らかをお伝えをしなければいけないと思いますし、それは考えたいと思いますけれどもね。
Q 朝日新聞
福島の原発視察の際に、報道陣が同行できるという可能性は・・・。
A 知事
そのようなことは考えていないです。
Q 朝日新聞
公務ですが、お一人で行かれる・・・。
A 知事
もちろん。
Q 朝日新聞
報道陣は・・・。
A 知事
そのようなところは私、全然何も考えていない。判断をまとめる前に、この目で見ておきたいという意向は事務方に伝えていまして、それで調整していただいていると思っているのですけども、相手のある話ですから。と思っていますが、どういった形でセットできるか、まだ少し分かりません。
Q 新潟日報
JAの厚生連で、赤字が当初の計画よりも圧縮されて、ただ最終的な損益は、赤字見込みだというような見通しが、今日出ていたのですけれども、ご覧になってないかもしれないのですが、厚生連への支援要望が9月にありましたが、その対応状況というのは・・・。
A 知事
部局でいろいろと検討してくれていると思います。まだ打ち合わせをしてませんけれども、来年度予算に向けて、いろいろなアイデアといいますか、いろいろなことを考えていますね。国の方も今、緊急経済対策で、医療機関への支援を盛り込む方向だと承知していますので、どの程度のものが出てくるのか、当然それを見ながら考えていきたいと思います。
Q 新潟日報
まだその国の状況や、あと厚生連の経営改革などを見極めているような段階で、まだ決まったものはない・・・。
A 知事
決まったものはない。少なくとも私の段階ではそういった議論はしていません。
Q 新潟日報
支援の必要性は、この前9月にも仰っていましたけれども・・・。
A 知事
JAグループからの要望を受け止めています。
Q 新潟日報
何かの必要な支援を継続していくために・・・。
A 知事
それは昨年度を支援したときから同じで、地域にとって大事な医療機関ですので、その事業が止まっては困るということですよね。
Q 新潟日報
その考えは・・・。
A 知事
それはもう一貫しています。
Q 新潟日報
県立病院の方もかなり経営が厳しいという状況ですけれども、県立病院に対しては、県本体の方から何か、財政・・・。
A 知事
何も決まっていませんし、そこの議論にまで至っていません。まずは、病院局の経営努力、経営改革をしっかり見ているというところでありますね。実際本当にいろいろな取り組みをされていますので、そうしたものが効果や実績につながっていくことを期待しているのですけれども・・・。
Q 新潟日報
まだどちらも・・・。
A 知事
まだまだです。
Q 新潟日報
決まっているものはないということですね。
A 知事
はい。
(「村上祭の屋台行事」のユネスコ無形文化遺産「登録」勧告について)
Q 新潟日報
ユネスコの無形文化遺産についてお伺いしたいのですけれども、村上祭の屋台行事でしょうか、追加記載登録という形で勧告されましたけれども、受け止めをお伺いしたい・・・。
A 知事
本当によかったですよね。嬉しい限りです。既にあるものに付け加えたので、屋台行事という形で、十分認められるだろうとは思っていましたけれども、まだ最終確定ではなくて、最終は来月でしょうか、ユネスコ政府間委員会で決まるということですので、無事にまとまってほしいと思いますね。
Q 新潟日報
知事もあれですか、そこに・・・。
A 知事
行っています。私、就任した年でしょうか、お邪魔しています。雰囲気は、分かるつもりですが・・・。
Q 新潟日報
どのような雰囲気だったのかなど・・・。
A 知事
お酒を飲んだことしか覚えていない。地域の皆さん、村上市長にご案内いただいて回ったので。ですので、残っているのはお酒を飲んだイメージしかないのですけども、しかし、非常に皆さんの何といいますか、笑顔といいますか、のっている雰囲気ですよね。それは何か覚えていますよね。やはりお祭りは楽しいものなので、地域の皆さんが本当に楽しんでいるというのは、何か残っていますね。
Q 新潟日報
教育関係のことで、少し一点だけお伺いしたいのですけれども、今新潟県の教育委員会が、県立高校の再編を進めているところだと思うのですけれども、新潟県の高校の状況を見ますと、3学級以下ということで考えたときに、小規模校の方が多い状況になっていて、言い換えれば、新潟県としては、各地に学校を残していきたかったのかなと思うのですけれども、知事としてはどういった考えで再編という・・・。
A 知事
別に小規模校を残したいということではなくて、結果的に、再編を進めていくよりも、少子化のスピードがものすごく早かったということですよね。結果として小規模校が増えているということですよね。だから小規模校は、やはり何といいますか、問題点が必ず小規模校だから問題ということではないのだとは思うのですよ。ただ、やはり高校ぐらいになると、社会性というのを身に付けていくためには一定の生徒がいないと、というところはあると思うのですよね。あるいはもっと具体的なことでいえば、部活動もできなくなるというところがありますよね。ですので、小規模校の学習にとって、必ずメリット、デメリットではないと。むしろ目が行き届きやすいなどいうところで、学習にはプラスの部分があるかもしれませんし、そうした地域の状況、あるいはその高校の今のその状況、当該高校の状況などをよく見ながら、将来の姿は考えていかなければいけないと思うのですね。
Q 新潟日報
完全に集約ではなくても、公共交通などいろいろな・・・。
A 知事
公共交通機関の問題もあるでしょうし、遠隔授業も、いろいろな形で今取り組みが進んでいますので、そうしたものを活用する中で、学習も一人一人のこどもの学びを十分支えていけるということであれば、残していくことも、当然、考えられてくるのですね。
Q FMラジオ新潟
11月17日にトッキッキが誕生日を迎えるにあたって、先ほど感謝状も贈呈されていましたけれども、改めて20年の歩みとこれからの頑張りに期待する・・・。
A 知事
先ほど申し上げましたけれども、20年間、本当に随分県民に認知度も上がって、親しまれるかわいらしい、マスコットキャラクターとして定着したと思います。これからさらに、この20年を契機として、県の宣伝課長という触れ込みですので、全国を飛び回って、新潟の魅力を発信してもらいたいなと期待をしています。
Q FMラジオ新潟
モチーフとしては、県民の方や事業者の方々も使えると思うのですけれども・・・。
A 知事
そうですね。目的や特別な問題がない限り、できるだけ利用していただけるようにしていると思います。
Q 新潟日報
クマに関して一点お伺いしたいのですけれども、昨日(11月11日)、新発田市と糸魚川市で相次いで緊急銃猟が行われたようで、県内では3例目、4例目になるのですけれども、これは裏を返すと、それだけ人が住んでいるところにクマが出ている状況であるのですけれども、知事はどのように減らせるかを・・・。
A 知事
これは何度かこの場でもお話ししていると思いますけれども、やはり、クマの生息数、絶対数が増えているかどうかは、まだ県庁の中では絶対数が増えているという意識は少ないのですよね。ただ、人里に近いところに出るクマが増えているというのは、それは仰る通りで、目撃情報も格段に多いです。これは、クマは人の生活を、人を怖がらなくなっている、あるいは人の生活の中にある食べ物の美味しさなどを知ってしまっているというところで、新世代クマやアーバンベアという名前を付けて、そういったクマとどう人間の生活、身体の安全、財産の安全を守るかというところが今まさに問題なのだと思っています。そのために、国も近いうちに対策まとめられると聞いていますけれども、どうすみ分けていくのかということですよね。
Q 新潟日報
一方で、目撃情報もまたありましたけれども、人身被害も県内15件・・・。
A 知事
16人ですね。15件16人。
Q 新潟日報
まだ1月下旬まで、一般的には出ると言われているので、改めて・・・。
A 知事
冬眠の時期を迎えるのですけれどもね。冬眠になかなか入らないのではないかとも言われていますよね。これまでやってきた緊急銃猟も含めて、有害鳥獣として適切に駆除はしてきていますので、引き続きしっかり警戒をしていくということだと思います。
Q 新潟日報
これは県民に向けても同じ・・・。
A 知事
そうですね。クマに対しての最大限の警戒をお願いしたいと思います。
Q 新潟日報
県の起業・創業に関して伺います。内閣府の「スタートアップ・エコシステム拠点都市」に新潟と長野県の合同エリアが選ばれまして、知事も昨日(11月11日)記念セレモニーに出席されていたかと思います。改めて今回の選定について、知事の期待を・・・。
A 知事
今回、第2期のスタートアップ・エコシステム拠点都市に選定され、しかも長野県と新潟県の連携のコンソーシアムで指定されたのですけれども、指定されたということは、基本的にはこれまで新潟県が起業・創業に力を入れてきた、そして全県でSN@P(スナップ)という、新潟市の駅の南口にある施設をはじめ、8地域の拠点で、そういった起業・創業を支援し、そこで生まれたスタートアップが成長するように、後押しをしてきた、それは昨日お邪魔したNINNO(ニーノ)などもそうですけれども、そういった一連の取組が評価されたのだというように理解をしています。それをもう少し平たい言葉で、昨日私が挨拶の中で申し上げましたけれども、やはり新潟県の中でそういったチャレンジしていこうという、新しいことに挑戦していこうという機運はこの数年で随分育ってきたといいますか、出てきたのではないのかなと、認識をしています。これからは、そういった新しい卵が生まれるというところも引き続き応援していきますけれども、必要なのは成長するということですね。そのひなが、いわゆるスタートアップが、大きくなっていく、それはもう全国企業になる、あるいはグローバルな企業にまで育っていく、その部分をどう応援しようかという、今そういったステージだと思っています。
Q 新潟日報
今年7月にフラー(株式会社)が、東証のグロース市場に上場したと思いますけれども、今後高みを目指すところに支援というところを考えて・・・。
A 知事
そうですね。成長を加速させる、加速するような支援に力を入れていきたいです。
Q 新潟日報
ただ一方で知事の昨日の挨拶の中で、なかなかお金がないということを・・・。
A 知事
前に挨拶された方が「お金お願いしますね」と言ったので、「お金は厳しいのだけれども、代わりに汗と知恵を出します」と言ったのです。
※文中の( )内については、広報広聴課で加筆したものです。
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