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令和7年4月2日 新潟県知事 定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0738211 更新日:2025年4月3日更新

(記者会見の動画を新潟県公式Youtubeチャンネルでご覧になれます)<外部リンク>

 

1 日時  令和7年4月2日(水) 10時03分~10時28分

 

2 場所  記者会見室

 

3 知事発表項目

・新潟県観光立県推進行動計画の改定について

 

4 質疑項目

・柏崎刈羽原発について

・新年度の抱負について

・政府備蓄米の放出について

・地域医療について

 

知事発表

(新潟県観光立県推進行動計画の改定について)

 新潟県観光立県推進条例がございまして、それに基づいて新潟県観光立県推進行動計画というものを策定することになっていますけれども、このたび改定をいたしまして、ここにありますように、コアバリューと、そしてブランドコンセプトというものを整理いたしましたので、ぜひこれを観光関係者のみならず、多くの県民に、そうした、我々の持っている魅力というものを再認識していただきたいと思っていまして、新潟県総合計画なども県民説明会を開催していきますので、そうした場においても、新潟県観光立県推進行動計画の方も県民に周知したいと思っています。詳しくはこの後でブリーフィングを予定していますので、確認していただきたいと思います。私から以上です。

 

(資料)新潟県観光立県推進行動計画の改定について [PDFファイル/516KB]

 

質疑

(柏崎刈羽原発について)

 

Q 新潟日報(代表幹事)

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡る県民投票条例の直接請求について伺います。市民団体は県民投票条例案に賛成する意見を付記するよう、花角知事に要望しています。一方、再稼働を推進する地元の経済団体は再稼働の是非を県議会で判断するよう求めています。知事は3月28日に両団体と面会した際、「私なりの考えをまとめていきたい」などと対応されました。その後、お考えがまとまったかなど現状の認識について伺います。

 

A 知事

 先週の終わりに両団体にお会いしまして、お話を伺いましたので、今、検討をしているところです。

 

Q 新潟日報(代表幹事)

 お考えはまだ・・・。

 

A 知事

 簡単には・・・。

 

Q UX

 県民投票を求める団体と、あとは柏崎市の経済団体と面会され、お考えを今、検討されているということですけれども、検討されているというのは、県民投票条例案に対して、どういった意見を付けるかということと、あとは県議会で判断してほしいということに対して、知事がどう考えを示すか・・・。

 

A 知事

 いいえ、付する意見を考えています。実際、既にもう宮城県、それから茨城県、東京都、静岡県、県レベルはそこまででしょうか、4つか5つ事例がありますので、そこで住民投票というものをどのようにとらえたのか先例がありますので、それは今、調べています。

 

Q UX

 確認の意味も込めて伺いますけれども、仮に県民投票が実施された場合に、その結果をもって県民の意見を聞いたということになるのか、知事のお考えいかがでしょうか。

 

A 知事

 県民の意見を聞く、それは私ずっと言っていますよね。その聞き方として、どういったやり方をするかは、少なくとも例として挙げたのは、公聴会など、ひっくるめて、いろいろな場で、様々な場で、県民の声を確認していきたい、県民の受け止めを確認していきたいという言い方をしていますけれども、具体的なやり方の例としては、公聴会ということは挙げたと思いますし、当然、首長との対話もそうですね、それも申し上げたかもしれません。

 

Q UX

 県民投票の結果も、一つの手法にはなり得る・・・。

 

A 知事

 ここはまさに考えどころなのですけれども、マルバツなので、それも声であるとも言えますけれども、得られる情報として、どうなのだというところは、まさに考えどころのところですね。

 

Q UX

 例えば、投票しなかった皆さんが仮に多数いたとして、そういった皆さんの声がどうなるのかというところが一つ疑問かなと思っていたのですけれども・・・。

 

A 知事

 難しいですけれども、声なき声のようなものはどうやって拾うのか、声が出ていないものは拾えないよねというところもあるかもしれませんけども、そういったものを広く拾っていく、直接、行動に移していただける人はいいのですけれども、行動に移せない人たち、あるいは非常に逡巡している、悩んでいる人たちもいるのだと思うのです。そういった人たちの悩みの、考えているものがどの辺りにあるのかというのを調べるには、投票では難しいと思いますよね。別なアプローチをしていかないといけないと思いますね。

 

Q UX

 分かりました。ありがとうございます。

 

Q 新潟日報

 昨日、柏崎刈羽原発の構内で、防災装置、変圧器で火災があったことについて伺います。先月にも6号機の非常用ディーゼル発電機で発煙というものがありましたけれども、相次いで発生していることについて、知事の受け止めと、再発防止を要請されたということですけれども、県の対応については・・・。

 

A 知事

 詳しくは私も承知していませんけれども、再発防止を申し入れたというのは、担当部局から聞きました。どういった原因で起きたのかよく分からないので、当然、東京電力は原因究明をこれからしっかりやっていかれると思うのですけれども、そういったことが起きないように、一つずつ安全対策を向上させてもらいたいですよね。

 

Q 新潟日報

 別の話題なのですけれども、原子力規制委員会の屋内退避の運用見直しについてなのですけども、規制委員会の検討チームが、そちらの最終報告書をまとめました。新潟県は規制委員会に対して、一時的な外出についてより時間や距離など、具体的に示すよう要望していまして、この報告書に対して、知事・・・。

 

A 知事

 私も1から10まで全て丁寧に見たわけではないのですけれども、今言った県が申し入れた一時的な外出ですよね、屋内退避を求められる中で、当然、生活のために一時的な退避が、どの程度認められるのか、その時の留意点はどういったものなのかなど、申し入れていたことについて一定程度、Q&Aで示されているというのは聞いています。ですので、少しずつ、そもそも今回のこの屋内退避の問題は、これまで屋内退避ということ自体は、考え方として、規制委員会は示していたわけですけれども、原子力災害対策指針の中でも示されているわけですけれども、では具体的に何日間だとか、どのようなやり方で、いつから始めて、いつ終わるのか、退避中の行動はどういったことが許されるのかなど、そうした具体的な中身が議論されていなかったのですよね。ですのでそれを、今まさに議論をして、埋めてきているという、そうした理解ですので、少しずつ、そういった意味では、イメージができてきたと捉えています。

 

Q 新潟日報

 新潟県の要望はある程度反映されていて・・・。

 

A 知事

 皆さん誰も議論して中身を詰めていなかったものを今、責任者の一人である規制委員会が規制庁と事務局の中にその検討チームをつくって、議論をして、中身を埋めてきたという、それが大分埋まってきましたねという感じは持っていますし、これからも、こうした自然災害等の、この連携という言葉を、確か報告書では使われていますけれども、しっかりと連携していく、議論をもっとこれからも続けなければだめだということを、提言されていますので、さらにこの屋内退避のイメージ、より具体的なものになるように、当然、県もこれからも、関係市町村と一緒に、注視していきたいと思いますし、必要に応じて、提言なり、質問なり、要望なりをしていきたいと思います。

 

Q 新潟日報

 知事の中では、埋まってはいるけれども、まだ議論はこれから続いていくという・・・。

 

A 知事

 こういったものは際限がないのだと思うのです。どの程度までのイメージが出来上がれば、あとはまさに起きたときの、現場での応用ということになっていくのだろうとは思うのですけれど、その辺りの加減といいますか、どこまでこれで、何となく理解ができるのかというところまできたかどうか、というところまではよく分からないです。

 

Q 新潟日報

 再稼働の議論の材料の一つとされてきまして、それで県民の受け止めといいますか・・・。

 

A 知事

 これで示されたので、これからでしょうね。それを拾うところで、これから要望が出ていく、広がっていくでしょうから、仮に、万が一の事故が起きたときには、こうした事態になっていくのだなというイメージは、少なくとも、少し前進したのではないのでしょうか。

 

Q 読売新聞

 柏崎刈羽原発の県民投票条例案のことについてお伺いするのですけれども、条例案に付ける知事意見で、投票実施に賛成か反対か明言することもあり得ると思うのですけれども、その辺りで、もし今検討中ということですけれども、お考えがあれば教えてください。

 

A 知事

 検討中です。

 

Q 読売新聞

 先ほど知事も仰ったのですけれども、いくつか先行事例がありまして、例えば、東京都は当時の知事も明確に反対、静岡県は当時の知事が明確に賛成と書いたのですけれども、先行事例についての感想ではないですけれども・・・。

 

A 知事

 私も研究しています。

 

(新年度の抱負について)

 

Q 新潟日報(代表幹事)

 新年度が始まりました。人口減少をはじめとした難しい課題が山積していますが、どのように県政の舵取りをしていくのか、どのような新潟県を目指されるのか、お考えをお願いします。

 

A 知事

 これも随分ざっくりとした質問ですけれども、お答えするとしたら、議会が終わったときにも、同様のご質問をいただいたような気がしますけれども、やはり、新潟県総合計画を、年度末に策定いたしましたので、基本、この総合計画で示された、新潟県の姿、これを目指していくということだと思っています。具体的には、あらゆる課題のベースとなるといいますか、人口というものについて、長期的な人口定常化を目指していくというビジョンを示しましたので、それを実現していくための努力をしていくということだと思っていますし、もう少し具体的には、分野横断的な6つの重要な課題というものを示しました。課題という言い方で言うときもありますけれども、実現する絵姿として表現しているのです。ご記憶していただいているかもしれませんが、まず一つ目は、「子育てに優しい社会の実現」、2つ目が「持続可能で暮らしやすい地域社会の構築」、3つ目は「高い付加価値を創出する産業構造への転換」、4つ目が「国際拠点化と戦略的な海外展開・交流促進」、5つ目が「脱炭素社会への転換」そして最後に6つ目が「デジタル改革を通じた生産性向上や社会課題の解決等」という、これがまさに実現していくべき新潟県の将来の姿ともいえると思っていまして、こうしたことを頭に置きながら、新潟県の県政の舵取りをしたいと思います。

 

Q 新潟日報(代表幹事)

 知事、昨日の入庁式でも新職員の皆さんに選ばれる新潟をという呼びかけがありましたが、その辺りもやはり目指していくという・・・。

 

A 知事

 子育てに優しい社会の実現という中にも関わってきますけれども、そういった意味では、少し別な切り口ですよね。今申し上げた6つの絵姿と、当然重なってくるのですけれども、言い方としては、別な切り口で選ばれる新潟ということも、常々標榜していますので、いずれにせよ、新潟が持っている、先ほどのこの「大地と雪の恩恵」でもいいのですけれども、新潟の持っている魅力というものを多くの人に理解していただいて、新潟に訪ねてみたい、また、住んでみたいと思っていただけるように、そのためにはもっと現実的には、働きやすい職場など、魅力ある仕事があるかどうかということも、もちろん、現実的には重要な要素なのですけれども、新潟というものをやはりイメージが向上していくということがベースに大事だと思っています。

 

(政府備蓄米の放出について)

 

Q 新潟日報

 政府の備蓄米なのですけれども、昨日、7万トン、2回目の落札があって、政府が当初予定していた1回目、2回目で合計21万トンが市場に放出されることになると思うのですけれども、首都圏では既に店頭に並んでいるところもあるそうですが、この備蓄米の放出について、知事としてのお考えや受け止めなど・・・。

 

A 知事

 米の(価格)高騰の話で、この間も質問をいただいたと思いますが、原因をいろいろと県も調べていますし、ただ、何がどう寄与したのかはよく分からないですよね。

 

Q 新潟日報

 備蓄米の放出・・・。

 

A 知事

 備蓄米の放出で、そういった意味では、求めやすい値段に下がっていただければ、それはそれで結構ですねと期待をします。

 

Q 新潟日報

 江藤農林水産大臣も、これで下がらなければ3回目も躊躇なく・・・。

 

A 知事

 そうでしょうね。そういったことをアナウンスすることは、株式相場と同じようなところがあるのかもしれませんけれども、為替などと同じような部分もあるかもしれないけれども、そうアナウンスすることで、円滑な流通を促すということだと思います。今日、私は見ていないのですけれども、どちらかのテレビなどでの報道でも、そこは前回、米の新しい流通ルートができているということをお話したと思いますけれども、同様のようなお話を、ニュースで流されたところがあると聞いていますけれども、あるいは、在庫は流通の各段階に少しずつたまっているというようなお話もあったかとも思いますが、ご質問は備蓄米が放出されたことについての感想ということであるので、それで適正な値段に落ち着くことを期待したいと思います。

 

Q 新潟日報

 値段に関しては、先週の知事会見でも私伺ったところで、価格については、良い悪いはなかなか言いがたいと知事は仰っていたのですけれども・・・。

 

A 知事

 そうですね。市場で決まっていくものということであれば、ただ、何が一気に上がった要因なのかというところで、この間、県で分析しているものの一部を披露しました。

 

Q 新潟日報

 価格に関しては・・・。

 

A 知事

 ただ、寄与度が分からないのですよね。こういったことが起きていますよねというところまでは分かるのですけれども、それが具体的に、どの程度、その価格の高騰に関わったのかというところはよく分からない。

 

Q 新潟日報

 今ほど備蓄米の放出で、価格が温和的になると期待感は示されていましたけれども、前回、価格について、良い悪いを仰らなかったのは、主産県としては、やはり消費者目線も分かるけれども、生産者目線も分かるからかなと推察した・・・。

 

A 知事

 価格は市場で決まっていくということですので、良い悪いではないのだろうと思うのです。ですので、私も適正な価格に落ち着いていくことを期待したいと申し上げたのです。

 

(地域医療について)

 

Q 読売新聞

 先日、(3月)26日、上越地域医療構想調整会議が行われて、中期再編計画について、前年度中にということが、今年度中にというふうに延びましたけれども、その会議の中でも熟慮した結果、延びたというようなご意見もありました。まず知事のご所感をお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

A 知事

 関係者の間で方向感は完全一致していると。ただ、具体的に中核病院をつくっていく、実現の手法、具体的なあり方について、まだまだ論点がいろいろあって、関係者の合意が取れなかったと聞いています。引き続き、議論を重ねる中で、最終的な実現の手法も固まっていくと思っています。

 

Q 読売新聞

 その後、JA新潟県厚生連の方で、(県厚生連の)臨時総会の後に会見がありまして、夏までにはある程度方針を固めたいというご所感・・・。

 

A 知事

 厚生連の自分たちの経営改善の話・・・。

 

Q 読売新聞

 中期再編の方向性を決めていく、方針をある程度は固めたいというような話があったのですけれども、県としても今年度中というところで、その中でも夏までには決めたいなど、その辺りは・・・。

 

A 知事

 厚生連が夏までと仰ったのは、上越についてですか。

 

Q 読売新聞

 上越について・・・。

 

A 知事

 上越について夏までと仰った、そこは少し私自身も承知していませんが、年度を跨いでしまいましたけれども、できるだけ早期に議論を整理して、関係者が合意できるようにしていきたいと思います。

 

Q 読売新聞

 以前の会見でも伺いましたけれども、上越地域医療構想調整会議が終わった後ということで、改めて何かボトルネックになっているかというお話は・・・。

 

A 知事

 それは担当部局に確認してもらいたいと思うのですけれども、誰がどう言ってて、何がというのは私も詳細に分解できませんけれども、抽象的な言い方をすれば、最終的に質の高いサービスが持続可能な形で、上越地域の皆さんに提供できるような姿を実現したいわけです。そこは抽象的には誰も異論がないところで、そういった姿になるために、中核病院がどういった形のものであるのが望ましいのか、そこは恐らくそれほどずれはないのだと思います。ただ、現状は、例えば、高度急性期や急性期を主に担当している大きな2つの病院をどういった形で目指す姿に変えていくのか、その変え方がやはり、それぞれのお立場とお考えがあるということなのでしょう。中で働く人たちの思いもあるでしょうし、当然そこに医師を派遣している新潟大学をはじめ、周辺の大学の考えもあるでしょうし、様々な考えを整合させていくということは、一定程度、時間かかるということでしょう。

 

Q 新潟日報

 今の質問の件で、新潟県主導でやっていると思うのですが、今後、議論を整理して、合意していくために、県としてどのように関わって・・・。

 

A 知事

 県として議論を整理していくということでしょう。私自身がこの問題にずっと専属でいるわけではないのですけれども、担当部局に、この問題を一生懸命、引っ張っている担当者がいますので、いろいろな方々の意見を整理し、一致点をつくっていくという作業を引き続き、精力的に進めるということだと思います。

 

Q 新潟日報

 地域医療の今の現状というのも、どのように認識されているか改めて・・・。

 

A 知事

 今直ちに、上越地域医療圏で何か困っている状況があるわけではないと思うのですが、新潟労災病院が今年度末に閉院する中で、機能を移しているわけです。それも今、大きな問題なく、少しずつ移してきているという理解をしています。ただ一般的に、厚生連も県立病院も非常に大きな今赤字で、地方のほとんどの病院が、地方だけではなくて、都市部もそうなのですけれど、病院経営が非常に厳しい状況があるという、それは認識をしています。ですので、今はとりあえず問題がないとしても、これが何年もつのか分からないというような危機感を持っています。ですので、議論を急ぎたいと思っていますけれども、そうしたいろいろな考えを擦り合わせていくには、やはり一定程度の時間がかかるのも事実だと、そのような認識です。

 

Q 新潟日報

 最初の質問の中で、今回3月までまとまらなかったということについては、仕方ないといいますか、やむを得ないなど、どのように受け取ってらっしゃいますか。

 

A 知事

 関係者が精力的に調整していただいたのでしょうけれども、一致点が見出せなかったということであれば、それは仕方がないですよね。ただ、引き続き議論をして、議論を整理していく作業を続けようとしていますし、それもできるだけ早く、一致点を見つけていかないと、今申し上げたように、病院経営全体の厳しさの中で、今の足元で、不具合がないとしても、いつまでこれが続けられるか分からないという危機感の下に、議論を急ぎたいと思っています。

 

 

 

※文中の( )内については、広報広聴課で加筆したものです。

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