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令和3年7月20日 新潟県知事 定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0413931 更新日:2021年7月21日更新

(記者会見の動画を新潟県公式Youtubeチャンネルでご覧になれます)<外部リンク>

 

1 日時 令和3年7月20日(火曜日) 10時00分~10時25分

 

2 場所 記者会見室

 

3 質疑項目(10時00分~10時25分)

 ・「警報」発令に伴う県民への呼びかけについて

 ・新型コロナウイルスワクチンの接種について

 ・東京オリンピック・パラリンピックでの本県選手への期待について

 ・東京オリンピック開会式の楽曲担当者の辞任について

 ・盛り土を規制する条例について

 ・妙高市関温泉への外国資本の参入について

 ・世論調査における内閣支持率の低下について

 ・原子力発電所の運転可能期間の延長について

 

質疑

(「警報」発令に伴う県民への呼びかけについて)

Q 代表幹事(新潟日報)

 新型コロナウイルスの関係ですが、東京で「緊急事態宣言」が今も出ていますけれども、東京で感染の急拡大が懸念される状況になっていると思うのですが、先週の対策本部会議(新潟県新型コロナウイルス感染症対策本部会議)で、県が「警報」に引き上げた際の知事の呼びかけの中では、緊急事態宣言が適用されている都道府県との往来については「慎重に」という表現をされていたと思うのですけれども、以前にはもう一段強い、例えば「控えてほしい」というような呼びかけをされていた時期もあったかと思うのですが、東京の感染状況というのは本県にもこれまで非常に影響が大きい面というのは見られたと思うのですけれども、今の東京の状況を踏まえてもう少し強い呼びかけをなさるというようなことは、考えていらっしゃいますでしょうか。

 

A 知事

 東京、首都圏の感染状況は意識しています。ご指摘のように状況によっては、もう一段強い表現で、県民の皆さんに呼びかけをすることも考えなければならない局面が来る可能性ももちろんあると思っていますが、先週の金曜日に対策本部会議を開いて、呼びかけを始めたばかりでございますので、もう少し注視していきたいと思います。

 

Q 代表幹事(新潟日報)

 今後の状況を見てまた・・・。

 

A 知事

 そうですね。状況によっては、県民の皆さんに呼びかけをもう一段強めることも、それはあり得ることだと思っています。

 

Q NHK

 先週の対策本部会議の内容と少しかぶってしまうかもしれませんけれども、明後日から4連休が始まって夏休みが本格化という状況の中で、改めてコロナウイルス対応という面で県民への呼びかけがあればお伺いします。

 

A 知事

 ここ(警報発令に伴う県民への呼びかけ)に尽きるのですけれども、「緊急事態宣言」、あるいは「まん延防止等重点措置」が適用されている地域への往来は慎重に考えていただきたいと。往来そのものにリスクが高いわけではないのですが、行った後での行動、あるいはおいでになったときのこちらでの行動で、非常にリスクが高い行動は控えていただきたいというのが1点目のお願いです。それから、どうしてもリスクが高まるのは飲食を伴う会合ですので、そこでの感染防止対策を改めて徹底してもらいたいというのが2点目のお願いです。そして、知っていただきたいことということで、今ほどご質問にもございましたけれども、ワクチン接種が進んだ高齢者は、本当に新規の感染者は極めて低い(少ない)です。5%前後くらいになっていると思いますけれども、圧倒的に20代が多いということで若い世代の感染者の増加を自分ごととして受け止めてもらいたいということです。そしてワクチンは感染の予防、発症の予防、重症化の予防に効果が期待できますので、県としては受けていただきたいということをお願いしたいと思います。

 

Q NHK

 警戒は必要だと思いますけれども、ワクチンを接種した高齢者の方は県内の観光とかもある程度は気を付けながら・・・。

 

A 知事

 そうですね。気を付けながら楽しんでいただいている方も出てきているのではないでしょうか。

 

(新型コロナウイルスワクチンの接種について)

Q 新潟日報

 ワクチン接種の件でお伺いしたいのですけれども、高齢者接種の7月末完了に向けて今まで進められてきたかと思うのですが、(7月)18日の時点で本県で1回目の接種を終えられた高齢者の方が85.3%とかなり進んできているところだと思います。進んできているところで、これからなかなか外出がどうしてもままならなかったり、予約ができないという取り残された高齢者をどんなふうにフォローしていくかということが課題になってくるかと思います。これは市町村の担当になるかもしれないのですが、県として何か取り残された、まだ未接種の高齢者をフォローするアクションですとか、考え方みたいなものがあればお聞かせください。

 

A 知事

 取り残されたという意味が少し分かりませんけれども、高齢者で希望される方は基本的には接種がほぼ終了しようとしていると理解しています。当然ながら(ワクチンを)打つことが事実上できない、医療上の関係で打つことができないとか、あるいはご家族も含めて接種を希望されない方も中にはおいでだと思いますので、100(%)にはいかないと思うのですけれども、希望される方は基本的に接種ができるように各市町村は取り組んできていると思っています。

 

Q 新潟日報

 病院なり医療機関に行けなくても、出向いて打つとかそういった形では・・・。

 

A 知事

 それはやっておられると思います。在宅の方などへの接種などは、全ては承知していませんけれども、個々の市町村が個別事案に応じてそれぞれ工夫をされていると思います。

 

Q 新潟日報

 今後、高齢者接種が終わっていくと、若い世代への接種が本格化するところだと思います。知事の後ろの方(警報発令に伴う県民への呼びかけ)にワクチン接種の重要性というふうに出していただいていますが、今、若い世代ですとデマというものが接種を推進していく上で問題になっていると思います。この辺りに関しては県として何かお考えはありますか。

 

A 知事

 この間(新潟県新型コロナウイルス感染症対策本部会議)も、そういうデマに惑わされないで正しい情報を正しく認識していただいた上で判断してほしいということは申し上げたつもりです。繰り返しになりますけれども、ネット上に様々流れる情報をきちんと、客観的に科学的に医学的に、正しい情報なのかはしっかり見極めていただいた上で、接種を希望されるかどうか判断していただきたいと。県としては、接種を推奨したいと思っています。

 

Q 新潟日報

 県として、周知にこんなふうに力を入れるといった具体的なアクションというものはありますか。

 

A 知事

 これまでもSNS等、県のアカウントを使っての呼びかけ等はやってきていると思います。16日の対策本部会議でもどなたからご質問いただいて、特に若い方へのアプローチといいますか、そうした呼びかけを浸透させていくには何か工夫が要るのではないかというご指摘もいただいたところでありますので、それは考えていきたいと思います。

 

(東京オリンピック・パラリンピックでの本県選手への期待について)

Q 代表幹事(新潟日報)

 オリンピックの関係で伺いますが、23日の開会式でオリンピックが本格的に開幕します。本県関係は、これまで過去最多の13人の代表が選ばれています。県庁の1階でも垂れ幕をかけたりされていますけれども、ウイルス禍という非常に厳しい状況の中で五輪に望む選手たちにどのような戦いを期待されていますでしょうか。またあわせて本県の関係を含めてご関心、あるいは注目しているような競技、選手がいれば教えていただけますでしょうか。

 

A 知事

 まず、パラリンピックも含めて新潟県の関係選手の17名の方が、オリンピック・パラリンピックへの出場が決まっているということで、これだけ大勢の新潟県関係選手というのは、初めてのことで大変喜ばしいと思っています。ぜひ選手の皆さんには、4年に1度の晴れの舞台で持てる力を存分に発揮して活躍していただきたいと願っています。特にどの競技とか、どの選手ということはないのですけれども、本当に悔いのないように力を発揮していただきたいと思います。選手以外にも女性の水球の審判の津崎さんが日本人でお一人だけお出になるということで、新潟県関係の方がオリンピック・パラリンピックで活躍されるという意味では、非常に注目していきたいと思います。

 

(東京オリンピック開会式の楽曲担当者の辞任について)

Q 新潟日報

 オリンピックの関係で音楽担当をされていた小山田圭吾さんが、ご自身の過去のいじめの発言の関係で、結果的に責任を取って辞任するということで、開会式直前に、また以前にも開会式の関係者がお辞めになっているようなことがあったのですけれども、この直前になってそういった事態が起きたということについて、どのように感じられるかということと、その方のいじめに関する発言についてどのように受け止めていらっしゃるか・・・。

 

A 知事

 私は事実関係を詳しく知らないのです。報道の見出しで拝見している程度で、90年代でしょうか。どんな雑誌にどういう言い方でそういういじめとかをやられたのか。それをどういう調子でしゃべられたのかとか、それは承知しておりませんのでこの件について特に発言できることはありません。

 

(盛り土を規制する条例について)

Q 新潟日報

 盛り土の関係でお聞きしたいのですけれども、盛り土全般を取り締まる条例というのが本県はないということで、全国の半分ぐらいの都道府県ではあるということなのですけれども、今後そういった他県の状況ですとかを鑑みて、そういった盛り土全般を取り締まる条例制定の検討はされるつもりはありますでしょうか。

 

A 知事

 まず今回の盛り土の関係では、大急ぎで緊急点検をした結果、危険と思われる箇所は基本的になく、いくつかの箇所は現地調査に農林水産部が入ったようです。土木部は今日2カ所ぐらい現地調査に行くということで聞いていますが、当面、緊急点検の結果で言えば、すぐに何か危険ということではないということは確認されましたけれども、ご指摘のように盛り土全般について、どういう規制をかけていくか、あるいはどういう形で情報を集めていくか、それは考えなければならない今後の課題だと思っています。確かに20くらいの都道府県でそうした条例を持っており、少しずつ狙いとか、規制の仕方は違うようにも聞いています。今担当の部局で情報を集めていると思いますので、それらを踏まえて、また土砂はやはり県境を越えて移動しますので、国の包括的な法規制の方が適切ではないかという議論もありますし、知事会でもそうした趣旨の要望は出ていますので、国の動向も踏まえながら今後検討してまいりたいと思います。

 

Q 新潟日報

 県境を越えて移動ができるので、業者はそういった規制の緩いところにどうしても集まるというか、熱海のような例の業者が起きかねないという状況かと思いますが、早急な対策が必要かと思うのですが・・・。

 

A 知事

 そうですね。今でも個別法で、砂防法などに基づく管理条例が制定されていますし、あるいは事実上の行政指導ですよね。要綱(新潟県大規模開発行為の適正化要綱)を持っていまして、2ヘクタール以上の開発については、県に事前に協議していただくような指導もしているという状況で、全く手がないわけではないのだと思いますけれども、ご指摘のようにもう少しオールオーバーに規制をかけるなり、情報を集める仕組みがあった方がいいのではないかというのは、ごもっともだと思いますので、早急に検討してまいりたいと思います。

 

Q 新潟日報

 知事会でも国の方に要望しましたけれども、国に対してはどのような・・・。

 

A 知事

 国の方も今回の熱海の土石流を踏まえて検討していると思いますので、その情報も集めながら判断していきたいと思います。

 

Q 新潟日報

 国の動向を注視しながら、県としても独自に検討していく・・・。

 

A 知事

 もちろんです。県としても検討しますし、その検討の中には国の動向が大きな要素になってくると思います。

 

Q 新潟日報

 今、各課にまたがって、個別の法律にのっとって管理しているような状況だと思うのですけれども、全体的に・・・。

 

A 知事

 オールオーバーな規制があった方がいいのではないかというのは、1つの課題だと思いますので、どういうやり方がいいのかは早急に検討したいと思います。

 

(妙高市関温泉への外国資本の参入について)

Q 新潟日報

 観光関連についてお伺いしたいのですけれども、妙高市の関温泉で外国資本が温泉宿を購入するという動きがあるようなのですけれども、弊社で報道した部分ではあるのですけれども、こうした動きについて知事の方でどのように受け止められていますか。

 

A 知事

 私も報道でしか承知しておりませんので、詳細な事実関係は知りませんけれども、外国資本だから直ちにどうこうということではないと思いますが、もちろん地域の活性化というところでは、そうした外国の資本が入ってさらに活性化する、あるいは言うならば幽霊屋敷ができるのを防ぐということは、もちろん意味がある部分もあるわけで、一概にどうこうということではないと思っています。

 

Q 新潟日報

 インバウンドは、今コロナ禍でなかなか難しいですけれども、収束を見据えての動きだと・・・。

 

A 知事

 そうですね。そういう側面があると思います。それだけ評価されている地域だということなのかもしれませんね。そういう意味ではむしろ期待できるということかもしれません。

 

Q 新潟日報

 新潟県としても雪国をアピールしようということで、外国人のユーチューバーを選定したりだとか、いろいろな外国へのアピールをされていると思うのですが、うまく連携をすれば、関温泉やその地域にもインバウンドが呼び込めるきっかけになるのではないかと思うのですけれども・・・。

 

A 知事

 まさにそういうふうに極めて前向きに捉えていただける方と、外国資本ということで非常に拒否反応やアレルギー反応を示される方も一部にはおいでだと思うのですが、そうした様々な声があり得るので、今ご指摘のような外国資本が入れば、その当該国の方々の呼び込みに非常に大きな力になるというのは、プラス部分といいますか、前向きな部分というものを評価するということは重要なことだと思います。

 

Q 新潟日報

 プラス面、評価できる部分と、確かに地元住民にとっては少し抵抗感がある・・・。

 

A 知事

 やはりコミュニティがかき乱されるのではないかという不安感を持たれる方も中にはおいでだとは思いますが、そうした様々な問題が想定されるのですけれども、仰ったように前向きの部分が間違いなくあると思いますので、そこはしっかり見ていきたい、状況によって県も何か応援できることがあれば(していきたい)というふうには思います。

 

(世論調査における内閣支持率の低下について)

Q 新潟日報

 直近の報道各社の世論調査で、菅内閣の支持率が軒並み低下して大体3割台くらいになっていまして、中には政権発足以降最低になっているような結果も出ています。その理由については新型コロナウイルス対応ですとか、オリンピックの対応とかで不満が現れているというような評価になっているようですけれども、この各世論調査でかなり内閣支持率が低下していることについて、知事ご自身の認識と合致しているのかどうかお聞かせください。

 

A 知事

 私自身が世論調査をやっているわけではないので、よく分からないところはありますけれども、今仰ったような分析があるのは報道等で承知しています。オリンピックへの対応、あるいは今回のコロナウイルス対応、その中でもワクチンへの対応等にいろいろな不満が国民の間でたまっているというのは事実なのかもしれませんね。内閣には、そうした調査結果を謙虚に受け止めて、次の政策なり対応にしっかり生かしていただきたいと思います。

 

Q 新潟日報

 関連して菅首相が先日、9月にあります自民党総裁選に立候補を表明したということで、続投に改めて意欲を示しております。菅首相が就任した時に知事としては地方に思いを寄せてほしいという期待をされておりますけれども、新型コロナウイルス対応も含めて、この間の菅政権といいますか、菅首相の手腕についてどう評価されていますでしょうか。

 

A 知事

 私個人としての(菅)総理に持っている印象というのは、まず一貫して地方創生ということに関心を寄せていただいているのは間違いないと思います。地域の元気ということについて大変意識していただいていることは感謝したいと思います。総理としてのこの間の対応ということだけではなくて、官房長官時代から存じ上げている部分で、この方はぶれない方だなという印象を持っています。仰ったことは確実に実行する、言葉にしたことは実行されるというタイプの政治家だと私は理解しておりましたので、もちろん個別のお話の中では撤回したり変更したりすることもゼロではないでしょうけれども、基本的には冷静に、信念を持って動かれる方だと理解しています。

 

Q 新潟日報

 ぶれないという、官房長官時代からそう評価されていると思いますけれども、首相になってからもその辺りというのは変わらず・・・。

 

A 知事

 個別の政策はもちろん変更されることもあるし、それは1から10まで最初に言ったことが全てだということではないでしょうけれども、筋として何か右往左往しているという印象は持っていないです。

 

(原子力発電所の運転可能期間の延長について)

Q 新潟日報

 原発の問題について、先日一部報道になるのですけれども、政府の方で原発の運転期間について今原則40年、最長で60年と法定で運転期間を決めていますけれども、こちらを延長しようという議論が政府内でされているというような報道があります。中身としては基本的に新増設ですとか、建て替えのリプレイスというのは世論の反発を招いて厳しいので、既存の原発を長期的に活用しましょうという観点から議論しているようですけれども、こういった検討がされていることについて知事としての考えをお聞かせください。

 

A 知事

 報道で私も見出しを読んだ程度であって、それが技術的に安全なのかとか、それは慎重に考えていただきたいと思います。

 

Q 新潟日報

 もちろん長期的になって60年を超えると、安全面でかなり不安も出るのではないかと思いますけれども・・・。

 

A 知事

 ですから技術的に安全なのかどうかは、しっかり慎重にチェックしてもらいたいと思います。

 

 

※文中の( )内については、広報広聴課で加筆したものです。

 

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