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令和元年7月31日 新潟県知事 定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0200155 更新日:2019年8月3日更新

(記者会見の動画を新潟県公式YouTubeチャンネルでご覧になれます)<外部リンク>

1.日時 令和元年7月31日(水曜日)
2.場所 記者会見室
3.知事発表項目(10時00分~10時05分)
   ・ベトナム計画投資省内に設置する新潟デスクについて
   ・「新潟-香港線」の季節定期便就航について
   ・高速バスの新潟空港乗り入れについて
   ・新潟県園芸振興基本戦略の策定について
4.質疑項目(10時05分~10時45分)
   ・参議院議員選挙について
   ・ロシア極東訪問の成果等について
   ・新潟県園芸振興基本戦略の策定について
   ・「新潟-香港線」の季節定期便就航について
   ・日韓関係の状況について
   ・石崎徹衆議院議員に関する報道について
   ・ベトナム計画投資省内に設置する新潟デスクについて
   ・他県との連携について
   ・消費増税について
   ・福島第二原発の廃炉について
   ・衆議院議員選挙新潟4区について

知事発表

ベトナム計画投資省内に設置する新潟デスクについて

 ベトナムの計画投資省の中に、県内企業のベトナムへの進出や輸出を支援するための「新潟デスク」を開設することになりました。明日、8月1日から開設されるということであります。これはこの場でも何回かご質問をいただきましたけれども、昨年10月にベトナムを訪問した際に、ベトナム政府側から新潟デスクの設置を考えたらどうかというご提案をいただいて、その後、実務的に検討と調整を続けてきたものですが、この度まとまりまして、開設に至った、明日から開設ができることになったということであります。これによりまして、ベトナムへの進出や輸出に関心がある新潟県内の企業の経済活動が活性化していくことを期待したいと思います。

報道資料(ベトナム計画投資省内に設置する新潟デスクについて) [PDFファイル/84KB]

 

「新潟-香港線」の季節定期便就航について

 2つ目は、新潟-香港線の定期便が就航することになりました。これは実は、県と新潟市が連携をして航空会社の誘致に取り組んでまいりました。いろいろと調整を続けてまいりましたが、この度キャセイドラゴン航空が、これはキャセイパシフィックグループの航空会社ですけれども、キャセイドラゴン航空のかなり大きな機材なのですがエアバス330-300を使用して、この10月からの冬ダイヤ、正確には10月30日から来年の3月28日までが冬ダイヤの期間ですけれども、この期間、週2便で運航をしていただくということになりました。これによりまして、インバウンド、アウトバウンドの双方、利用が増えていくことを期待したいと思います。

報道資料(「新潟-香港線」の季節定期便就航について) [PDFファイル/94KB]

 

高速バスの新潟空港乗り入れについて

 3つ目のこれも空港関係になりますけれども、新潟空港への高速バスの乗り入れが増えることになりました。1つは、会津若松と結んでいる高速バス。これは新潟駅で止まっていましたけれども、新潟空港まで入っていただくことになりました。2つ目は、長岡から早朝の高速バスを運行することになりまして、これによりまして、中越地域から朝早い札幌便、あるいは大阪伊丹便に接続することができるようになりますので、便利に空港を使っていただけるものと期待をしております。

報道資料(高速バスの新潟空港乗り入れについて) [PDFファイル/95KB]

 

新潟県園芸振興基本戦略の策定について

 最後は、園芸の振興基本戦略を策定いたしました。これは今年の2月から関係者、有識者に集まっていただいて、農業改革基本戦略推進会議というものを設けまして、検討を重ねてまいりました。この間、地域の関係団体や農業者の皆様から幅広く意見を伺うとともに、県議会での議論なども踏まえまして、この度、基本戦略の策定に至ったものであります。目標として2つ大きく掲げてございまして、販売額が1億円以上の産地数、現在50ぐらいございますけれども、その倍増を目指すということ。2つ目は、園芸の栽培面積、これを1千ヘクタール増やそう、そして、園芸の生産に取り組む農業者の数を増やしていこうということを目標として掲げております。詳細は、以上4点とも、(担当部局によるブリーフィングにより)皆さんに実務的にご説明させていただきますので、それを聞いていただきたいと思います。

報道資料(新潟県園芸振興基本戦略の策定について) [PDFファイル/1.13MB]

報道資料(新潟県園芸振興基本戦略の策定について 資料編) [PDFファイル/4.72MB]

質疑

参議院議員選挙について

Q 代表幹事(BSN)
 今般の参院選で応援した候補が敗れたことについて、また、当選した打越さんとは今後どのような関係を築かれていきたいか、知事の所感を改めてお願いいたします。

A 知事
 改めて、ご当選された打越さんにはお祝いを申し上げたいと思います。これまでも何度かご質問をいただいておりますけれども、県選出の国会議員として、ぜひとも新潟県の実情をご理解いただいて、県が抱える様々な課題について、国政の場でしっかりご支援をいただきたいというふうに思っています。

Q 新潟日報
 塚田さんの個人演説会などを聞いていると、塚田さんがもし当選できなかった場合に、国から予算が来ないとか国とのパイプが細くなってしまうとか、そういうふうに言っている自由民主党の関係者の方がいらっしゃったのですが、知事は、それについては、そういうことがあるというふうに・・・。

A 知事
 それはどういう表現されたのか正確には知りませんけれども、今申し上げたとおり、ぜひとも新潟と国政をしっかりつないでいただきたいという期待をしています。

Q 新潟日報
 予算が来なくなるというような言い方をしていた方がいらっしゃったのですが・・・。

A 知事
 それは分かりません。そういうことは普通はないと思います。ただ、国との結びつき、関係にどんな影響があるかというところは、そこはよく分かりません。

Q 新潟日報
 今回、塚田さんが負けたことによって、自民党は、新潟選挙区選出の参議院議員が不在、いなくなってしまったという状況になるのですけれども、このことでの県政への影響とかはどのように・・・。

A 知事
 今ほどのご質問と同じだと思いますけれども、国との関係ですね、そこは少し分かりません。どういう影響が出るか、そこは注視していく必要があると思いますけれども、今の時点では何とも分からないという状況です。

Q 新潟日報
 打越さんも、当選後まだ面会されていないと思うのですけれども、今後面会するご予定は。

A 知事
 多分いろいろなところでお会いすると思います。行事はいっぱいございますので。

Q 新潟日報
 直接、例えば県庁で知事室でお会いになるというような・・・。

A 知事
 そういうお申し込みは今聞いておりません。

Q 新潟日報
 今後の国政選挙なのですけれども、衆議院議員選挙も取りざたされているのですが、今後の国政選挙においても、昨年の知事選で応援してくれた方へのご恩を返す、つまり自民党の候補を応援するというスタンスで・・・。

A 知事
 先のことは正直分かりませんけれども、今回、それから4月の統一地方選では、基本的には、応援いただいた方に応援をしてお返しをしたという、そういう考え方で臨みました。今後については、まだそういう事態になってみないと分かりません。

ロシア極東訪問の成果等について

Q 代表幹事(BSN)
 先週、ロシア訪問、ハバロフスクとウラジオストクに行かれましたが、その成果や手ごたえはいかがだったでしょうか。

A 知事
 24日から27日まで、ロシアの2都市、ウラジオストクとハバロフスクの2都市を訪問してまいりました。ウラジオストクはロシアの沿海地方、これは州と言わないそうで、州よりもう少し大きな単位で沿海地方という言い方、それからハバロフスクも、ハバロフスク地方というふうに訳すようですけれども、どちらも沿海地方の行政府の幹部と、ハバロフスク地方の行政府の幹部と意見交換を行うとともに、経済関係者にも同行いただきましたので、皆さんと一緒に両都市で食品や食品加工品、あるいは工業品、具体的にはガラス製品など、そういったいわゆる県産品のプロモーションを行ってまいりました。また併せて、現地で経済界、あるいは大学などの教育関係者、いわゆる商工会議所の幹部といった各界の要人と懇談をする機会を作りまして、ネットワークの構築をすることができたと思っています。特に県産品のプロモーションについては、ウラジオストクでもハバロフスクでもイベントをやったのですけれども、主に現地で日本食のレストランを経営している経営者や、あるいは料理人、シェフなど、あるいはその流通業者、そういった方々をお招きをして、県産品のプレゼンをさせていただいたり、あるいは、ハバロフスクでは具体的に、非常に日本食が、中でもお寿司は人気なのですけれども、ただ、巻き寿司が多いのですね。こちらではいわゆる握り寿司というものについてもっと知っていただきたいということで、技術セミナーのようなものを開催いたしまして、非常に関心が高くて、確か20人近くのシェフが集まっていただいたと思うのですけれども、そういった新潟のお米、新潟のお醤油とか、新潟の食材を使った寿司のセミナーを通して、新潟県産品の質の高さや美味しさをアピールできたと思っています。最後に、行政府との意見交換では、ご存知のとおり8年ぐらい前までは定期航空路があったわけですけれども、現在では夏の間のチャーター便だけになっておりまして、定期航空路の復活を目指して、観光や、あるいは文化交流や教育関係者の大学間の交流など、様々な分野で交流の拡大をを目指していこうということで合意をしまして、早急にそのロードマップと言いますか、プランを作ろうという、むしろ先方からご提案もいただきました。これから実務的に、3年とか5年とかという期間を定めてのプラン、それから工程表、ロードマップづくりを進めてまいりたい。そういうものでチェックをしながら実績を上げていこうではないかいうことで合意をいたしました。また、併せて、沿海地方の知事が、ウラジオストク市長とともにこの秋にも新潟を訪問したいということも表明されました。以上が、成果と言えば成果だと思っています。

新潟県園芸振興基本戦略の策定について

Q 新潟日報
 10日くらい前に知事も会議(新潟県農業改革基本戦略会議)に出ていらっしゃいましたけれども、そのときにもお聞きしたのですけれども、こういう計画ができたことについて一言、どのように思われているか教えてください。

A 知事
 計画ができたことについて・・・。

Q 新潟日報
 戦略ですね。すみません。戦略が策定されたことについて。

A 知事
 そうですね、そもそも論から言えば、新潟の農業は重要な産業なわけですけれども、もちろん、米づくりが基本であり最も強みを持っていると思っています。米づくりそのものについては、もうすでに基本戦略を2年前に作っておりまして、それに沿っていろいろな政策支援をやっているところですけれども、農業産出額を見ていくと、この10年、残念ながら新潟県は低迷をしています。一方、近隣の県を見ると、農業産出額、生産額を伸ばしている県があるのです。それは、分析をしていくと、やはり園芸の産出額が非常に伸びている。畜産もそうなのですけれども、やはりこれから、いわゆる稼げる農業を、成長産業として農業を捉えるときに、やはり園芸への取り組みが欠かせないというふうに思っておりました。農業者がしっかり付加価値を付けて、高い収入を得ていくためにも、園芸に積極的に取り組む必要があるというふうに思っていたところです。もちろんこれまでも、個別には園芸の生産への支援をやってきていますけれども、もっと関係者が連携、協力をして、大規模に取り組んでいく必要があるというふうに思っていた中で、先ほど申し上げましたように、今年の2月から関係者、有識者に集まっていただいて、議論を深めてきた。その過程で、いろいろな農業関係者と議論もした上で、今回この方向感を共有することができるようになった。目標を定めて、この目標に向かってこういうことをやっていこうという取り組みを定めることができたということで、これによって園芸生産が拡大をし、農業者の所得も増え、そして、新潟県全体の農業生産額が伸びていく。そういう状況が生まれることを期待しているところです。

Q 新潟日報
 2つの目標が主な柱だと思うのですが、この目標について、内容について、知事はどのように評価されていますか。

A 知事
 この目標の立て方も随分議論を重ねての上のものなので、私は非常に良い目標の立て方ができたなというふうに思っています。

Q 新潟日報
 知事肝いりの政策だというふうに思うのですが、ただ戦略を作っただけではなくて、やはりこれを実行していかなければならない・・・。

A 知事
 そうですね。それが狙いです。

Q 新潟日報
 そこに向けての意気込みを一言お願いします。

A 知事
 様々な具体的な取り組み策を決めましたので、しっかりと園芸生産の実績が出るように、関係者と連携をして取り組んでいきたいと思っています。

Q 日経新聞
 園芸振興に関してですが、担い手の高齢化であったり人手不足というところ、労働力の確保が非常に重要になってくるかと思いますが、今回立てた目標の達成に向けて、今どのような課題、ハードルがあると思いますか。

A 知事
 園芸をやったことがない人に園芸をやってくださいというところ、まずその意欲を持っていただくこと、関心を持ってそして挑戦してみようという意欲を持っていただく、その部分にまず1つハードルがあると思っています。やはり挑戦する上ではいろいろなハードルがあるわけで、特にこれまでの議論で繰り返し明らかになっているのは、販売先、流通です。販路について全くノウハウがない。そこの部分の支援を(してほしい)というところが明らかになっていますので、そこは関係者で連携して応援していくようなことが必要だと。販路開拓が1つの課題だと思いますし、そもそもそういう意欲を持っていただくこと、この入口も大きな課題です。あとは、もちろん生産にあたっての様々な技術的な課題が出てくると思いますので、そういったことについて、まさに関係者が連携をして後押しをする、そういう環境づくりが課題でもあると思います。

Q 新潟日報
 園芸の基本戦略がまとまったことで、今後具体的に県として、どういった政策を行っていくか。もしかしたら9月の補正(予算)とかで新たな予算付けなどを考えているのでしょうか。

A 知事
 補正までは、少なくとも私は今頭にありませんでしたけれども、まさに具体的な取り組みを盛り込みましたので、これを着実に実施していくということだと思っています。

Q 新潟日報
 19年度予算では、いくつか園芸の支援策があると思いますが、今年度はそれをやっていく・・・。

A 知事
 そうですね。もちろん来年度予算に向けての検討も必要になると思いますけれども、今ある仕組みは少なくともしっかりと活用していかなければいけないと思います。

「新潟-香港線」の季節定期便就航について

Q NHK
 新規就航ということですけれども、国内の各地で相当取り合いになっているような状況の中で今回香港線が就航ということで、新潟のどの辺をアピールしたのですか。

A 知事
 やはり冬ですよね。この場でも何回か申し上げましたけれども、やはりウィンタースポーツへの関心が、2022年の北京の冬季オリンピックも含めて、非常に関心が高まってきている中で、冬の新潟の魅力というものが評価をいただいたのだと思っています。

Q NHK
 今回使用する機材もなかなか大型の・・・。

A 知事
 そうなのです。大きいんですよね。

Q NHK
 ということで、搭乗率を含めて・・・。

A 知事
 そうですね。しっかり利用促進に取り組んでいきたいと思います。

Q NHK
 今回は冬ダイヤということで、課題ではあるのかもしれませんが、冬ダイヤが終わった後・・・。

A 知事
 そうですね。その先は未定ですが、もちろん、最終的には通年運航を目指していきたいと思いますが、まずは冬の、今回の定期便で利用実績を上げること。これが当面の目標だと思っています。

Q NHK
 今回、そもそもこの香港線の就航を望んだ理由、どんな狙いがありますでしょうか。

A 知事
 これは、新潟空港の路線ネットワーク戦略の中で最も有望と言いますか、目指したい就航地ということで掲げられておりましたので、それに沿ってもうすでに水面下でいろいろな接触はしてきた。ようやく、調整が整ったいうことです。

Q NHK
 香港と言いますと、けっこう富裕層が多かったり・・・。

A 知事
 そうですね。インバウンドで言えば、香港から日本への訪問客というのは非常にリピーターも多いですし、一人一人の、そういう富裕層も多いということもあって、堅調に伸びてきています。中でも、実は昨年の1年間で見ると、新潟県への香港からの訪問客というのは、全国1、2位を争う伸び率なのです。去年で言えば大地の芸術祭があったりなど、いろいろな要因はあると思うのですけれども、ベースとして新潟の認知度が上がってきているし、非常に期待できる都市、地域だと思っています。一方、日本人にとって、新潟県民もそうだと思うのですけれども、比較的香港は人気の海外旅行先、最近の政治の情勢は心配なところもありますけれども、基本的には香港は食事も含めて非常に人気の訪問先ですので、アウトバウンドもそれなりに期待できるというふうに思っています。

Q 新潟日報
 県のネットワーク戦略の中で、新潟空港の利用客の目標が135万人というふうに掲げられていると思うのですが、今回の香港線の就航にあたって、135万人という目標にかなり弾みがついたというか、プラスになったという認識で・・・。

A 知事
 そうですね。

Q 新潟日報
 ネットワーク戦略の中では、高雄ですとかそういったところでも新規就航を狙っていきたいというふうに書いてあると思うのですけれども、今後もそういった新しい国際線の定期便を開拓するという方針は変わらないですか。

A 知事
 はい。もう、いろいろな水面下の交渉は続けています。

Q 新潟日報
 香港の現地の方で、デモがあったりとか情勢が不安定な部分もありますけれども、そこについてのご心配は・・・。

A 知事
 先ほども触れましたけれども、若干心配なところがありますが、アウトバウンドというところで心配なところはありますが、これは冬ダイヤですから、まだ時間もありますので、様子を見守っていきたいと思います。

Q 新潟日報
 先ほど機材が大きいという話がありましたけれども、知事として、今後も続いていくために、目標として搭乗率ですとか、数字的なところはありますか。

A 知事
 数字的なものは正直今持っていませんが、少なくとも、つながるように、これは駄目だというような数字にならないように努力したいと思います。

Q 新潟日報
 7割ですとか・・・。

A 知事
 一般的に言われるのが、ロードファクター(有償座席利用率)が6割、7割というのは1つの目安かと思います。機材が大きいというのはお腹も大きいので、カーゴ(貨物)などの期待もできるとは思います。そういった、旅客だけでなく、広く見ていきたいと思います。

Q 新潟日報
 改めて、今回、冬のスキー客を・・・。

A 知事
 冬ですよね。冬の新潟の魅力ですよね。

Q 新潟日報
 改めて香港のお客様の特徴と言いますか、そういったものを受けて本県でPRできそうなこととか・・・。

A 知事
 香港に限らず東南アジアの方々は、雪そのものに対してすごく関心が高いですよね。北海道などが人気なのも、そういう雪というものに対する、憧れでもないのでしょうけれども、興味、関心みたいなものはベースとしてあると思いますので、そこはこれからいろいろなプロモーションをしていく中でも強調していきたいと思います。スキーという狭い意味でのスポーツに限らず、家族でいろいろな雪遊びを楽しめますよとか、幅広い層にアピールをしていきたいと思います。

Q 新潟日報
 やはり個人客のリピーターがすごく多いということがあると思うのですが、レンタカーとかも結構使う方が多いという話も聞くのですが、その辺は・・・。

A 知事
 冬のレンタカーは、なかなか新潟県民でも難しいと思いますけれども、もちろんそういうニーズも出てくると思いますので、適切に利用していただけるように環境を整えていく必要があると思います。今具体的に、例えばレンタカー協会とこんなことでという話をしているかというと、少なくとも私はしていません。実務的に何かやっているかもしれませんけれども、いずれにせよ、冬の雪遊びなりを本当に楽しんでいただけるように、冬の雪遊びなり冬の食事とかいろいろなイベントも冬の間にあります。雪花火だとか、スカイランタンだとか、熱気球とか、そういうイベントを本当に満足していただけるように、環境づくり、安全にというところも含めて、気をつけていきたいと思います。

Q 新潟日報
 今ほど、カーゴも期待できると仰った・・・。

A 知事
 物理的には可能性が広がりますよね。

Q 新潟日報
 香港と言えば、県産米を大分輸入もしているところだと思いますが、県産品とか県産食品とか、そういったものも同時に、旅行だけではなくて売り込んでいく・・・。

A 知事
 そうですね。せっかくの、言うなれば手段が手に入ったわけですから、そういう活用も考えていきたいです。

日韓関係の状況について

Q NHK
 国際関係で言うと、先週も(記者会見の質問で)出たかもしれませんが、日韓関係が今、冷え込んでいるという状況で、各地で交流事業が止まったりということが起きているわけですけれども、それについてはいかがでしょうか。

A 知事
 先般、在東京の韓国大使も表敬訪問していただきまして、その時も意見交換の中で、大使と一致したのは、国家間のレベルでは様々な課題があるのは事実だけれども、こういうときであればこそ、地域間交流、あるいは草の根の交流、民間の交流というのは、しっかり進めていくべきだと。それが両国の友好関係の強い足腰となって、いずれは国家間の難しい課題の解決にも資することになるのだという思いで一致したところでありますので、私としては、地域交流など子供たちの青少年の交流が一部中止になったりしている今の状況は、残念に思います。

Q 新潟日報
 最近、日韓関係の悪化の影響もあって、先日、大韓航空が札幌との定期便を運休にするというような発表がありました。新潟空港でも大韓航空の飛行機が飛んでいると思うのですけれども、現状としては、運休とかそういったことは。

A 知事
 直近の状況を聞いておりませんけれども、少なくとも運休とか減便とか、そういう話は、今は聞いておりません。

Q 新潟日報
 新潟以外で大韓航空の飛行機が飛んでいるところで運休が出ているというのは、知事として心配な面というか・・・。

A 知事
 報道でそういう文字は見ていますけれども、少なくとも新潟便に関して何か具体的な動きがあるとは聞いておりません。

Q 新潟日報
 心配しているようなところも、知事・・・。

A 知事
 心配は心配ですけれども、大変長い歴史を持つ伝統ある路線ですので、航空会社もそれはそれでいろいろお考えいただけるものと思っています。

石崎徹衆議院議員に関する報道について

Q NHK
 選挙期間中に石崎徹衆議院議員の問題が、暴行したという話が一部週刊誌に出まして、まだその後もご本人は説明をされていないという状況なわけですけれども、この間、自由民主党新潟県支部連合会が離党ないし除名であるというようなことを上申したりしておりますけれども、この問題への受け止めと、どのように本人が対処すべきかどうか、お願いできますでしょうか。

A 知事
 以前もご質問いただいた記憶があるのですけれども、事実関係は詳細には皆さんの報道でしか知りませんけれども、いずれにせよ、本人がきちんと説明をすべき問題だと思います。

Q NHK
 もう問題が顕在化してから2週間近く経っているわけですが、まだ説明をされていないという状況についてはいかがでしょうか。

A 知事
 どういう状況に今置かれているのかは存じ上げませんけれども、いずれにせよ、きちっと説明責任を果たすべきだと思っています。

ベトナム計画投資省内に設置する新潟デスクについて

Q 日経新聞
 ベトナムに設置する新潟デスクの話ですが、具体的に県内のどういった業種で輸出や新規参入を期待されていますでしょうか。

A 知事
 ベトナムとの経済交流は、三条市や長岡市や見附市などが積極的に取り組んでおられて、それはおそらく三条市はものづくりを中心とした金属機械工業とかそういった地場産業で非常に関心が高いのだろうというふうに思っていますし、去年の10月にベトナムを訪問した時に、新潟デスクの設置というのが先方から提案があったことであり、私の方からは、それぞれ関心を持つ産業なり企業の視察に来て、具体的なマッチングをする、そういうことをやりましょうと持ちかけた経緯があって、先般ベトナムの東京の大使館の関係者や経済関係者が新潟を訪問したはずです。具体的にベトナム側が関心を持った産業あるいは企業が示されているはずですので、そういったものを手がかり、足がかりにして、今度はベトナムに、例えば、ジャパンフェスティバルみたいなものとか、確かこの秋にも様々なそういう企業ビジネスマッチングのイベントなりが開かれると承知していますけれども、そういったところに県内企業の出展なりを促して、具体的な企業同士の結びつきを広げていきたいというふうに思っています。この新潟デスクが、そういうところで機能していけるのではないか、活用されていくのだというふうに期待しております。

Q 日経新聞
 経済交流が活発になりましたら、ベトナムと新潟の定期就航・・・。

A 知事
 そうですね。そういうことにもゆくゆくはつながってほしいと思います。これも去年の10月にベトナムを訪問した時に、ベトジェットエアに表明をいただいたわけですけれども、チャーター便の運航が段々実績が上がってきていますので、こういうチャーター便からゆくゆくは定期便にというのが期待したいところです。

Q NST
 先ほど、チャーター便から定期便に変わるように期待したいという話がありましたが、経済交流以外に波及効果を期待している部分はどのようなものでしょうか。

A 知事
 新潟デスク自体は投資計画省の中に置かれた、企業の経済活動に伴ういろいろな問い合わせ対応になるのでしょうけれども、例えば、すでにベトナムの方が大勢日本に労働力として、あるいは、例えば介護の分野とか、ある特定の分野で非常に交流が広がってきていますけれども、場合によってはそういう労働関係の問い合わせなどにも対応していただける部分もあるかもしれませんので、そういう意味では、新潟デスクが狭い意味での経済だけではなくて、広い分野での交流の促進にも好影響を与える部分があるのかなとも思います。

他県との連携について

Q 新潟日報
 知事は先日、山本群馬県知事とお会いになられたと思いますけれども、その時のお話はどういった内容であったとか、例えば両県で進展することがあったのかとか、お伺いします。

A 知事
 それはもっぱら挨拶がメインでありましたので、これからお隣同士、関係することも多いから、しっかり連携していきましょうというのが趣旨でした。具体的には、群馬県にとっても非常に新潟空港、あるいは新潟港は出口、入口として非常に関心があるので、改めて新潟のインフラを活用していく、群馬県としても生かしていくというところは話題になりました。

Q 新潟日報
 その辺、新潟県からすると群馬県の力も借りて、例えば国への要望も含めてみたいなところまでいったのですか。

A 知事
 具体的にテーマを一緒に推して行きましょうとか、そういう話はありませんけれども、もともと新潟県、群馬県、埼玉県という3県の知事会議も既にありますし、群馬県も含めた北関東と、新潟県、福島県の5県知事会議という枠組みもありますし、そういう意味で既存の連携をする枠組みはございますので、そういったものを活用する、連携をしていくということは十分あると思います。それ以外にも、たまたま非常にご縁のある知事ですので、個別にも交流を深めて、共同で対処することで、より国とか関係先にインパクトを与えることができるようなテーマがあれば、一緒に取り組んでいきたいと思います。

Q 新潟日報
 群馬県から空港アクセスについて、具体的に何かこうしてほしいと、元々議会で要望が出ていますけれども、さらに山本知事の方から提案なり要望みたいなものがあったのですか。

A 知事
 具体的なものはありません。むしろこう言っていました。彼が(新潟に)来たのですけれども、「改めて近いんだなと思いました」と盛んに言っていました。新幹線に乗ったら1時間半で、あっという間に着いちゃったと。こんなに新潟が近いということを改めて認識しましたということを仰っていましたので、具体的に何をどうしてという話ではありませんけれども、新潟がまさに身近な存在であるということを再認識していただけたと思います。

消費増税について

Q 読売新聞
 直接の県政の話題ではないのですけれど、10月の消費増税での負担軽減という意味で、中小の店舗、ポイント還元制度が設けられていますけれども、今のところ、国が目標とする申請数が100万件という中で、20万件に留まっていると。おそらく県内の事業者の方の反応が良くないのかなと思うのですが、特に県内の景気動向があまり良くない中で、中小の事業者が申請しないことでマイナスの影響を受けてしまうという懸念もあると思うのですが、その辺りに関する知事の懸念と、あるいは事業者の方への呼びかけの言葉があればお聞きしたいと思います。

A 知事
 その問題について、詳細に今の現状を聞いてはおりませんけれども、報道で今仰ったような、どうも中小の事業者の食いつきと言いますか、取り組みが低調だという話は報道で承知をしております。県内の今の最新の状況は、今申し上げたように正確には分かりませんけれども、消費税導入にあたって、ポイントで消費税導入のマイナスの影響を払拭したいとか、そういう意図とはちょっと別に、県内の首長と(地域)ブロックごとに意見交換してきているのですけれども、そのキャッシュレス対応ということを、市町村長もすごく意識されています。キャッシュレス対応を進めないと、例えば訪日外国人の呼び込み、インバウンドの呼び込みとかにも遅れをとってしまうという意識をやはり持っておられますので、キャッシュレス対応を進めるという部分においても、中小の事業者にこういうポイント制度の活用を通して取り組んでもらいたいなと、そういうふうに思っています。

Q 読売新聞
 県内ですと、例えば妙高ですとか、先進地・・・。

A 知事
 そうですね。妙高市や、あるいは弥彦村はそういう意識を強くお持ちですね。あるいは佐渡市もそうですね。いずれにせよ、行政サイドもキャッシュレス化の対応を進めるという意味でも、中小の事業者の皆さんにぜひとも1つのチャンスだと考えてほしいと思います。

福島第二原発の廃炉について

Q 共同通信
 他県の話になってしまいますが、福島第二原発の廃炉を東京電力が決定したかと思いますが、お感じになることがあれば教えていただきたいというのが1点と、これをもって、次はいよいよ新潟の方では柏崎刈羽原発の再稼働をどうするかというのが東京電力としては大事になってくると思いますが、改めて県としての対応について教えてください。

A 知事
 福島の第2原発の廃炉については、恐縮ですが福島県の、それぞれのご事情があっての、固有の事情があると思いますので、新潟の知事としてのコメントは控えたいと思います。それから、柏崎刈羽原発の再稼働問題は、これは繰り返し申し上げていますけれども、今(原発事故に関する)3つの検証作業を進めていただいていますので、その検証結果を待ってから議論を始めたいと思います。

衆議院議員選挙新潟4区について

Q 新潟日報
 三条市の国定市長が衆議院議員選挙の新潟4区の自由民主党の候補になる、支部長に選ばれる方向で今、話が自由民主党内で進んでいるのですが、(知事は)三条市長ともお付き合いがあると思いますが、国政に挑戦することについて何か・・・。

A 知事
 個人的にはもちろんお付き合いもありますし、大変有能な方だと思いますので、いろいろなことに挑戦なさる、私は直接聞いておりませんけれども、挑戦なさること、そのことはすばらしいのではないでしょうか。

Q 新潟日報
 一方で、衆院選に挑戦するとなると、いつ衆院選があるか分からないので任期途中で辞めることにもなりかねないのですが、その辺は・・・。

A 知事
 それは私がコメントすることではないと思いますが、当然、三条市長としての責任があるわけですから、それはご本人がどう対処するか考えるべきことだと思います。


※文中の( )内については、広報広聴課で加筆したものです。


(知事記者会見の一覧はこちら)

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