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【柏崎】鯖石川ダムの概要
鯖石川(さばいしがわ)は、その源を新潟県十日町市蒲生の東頸城丘陵(標高389メートル)に発し、ほぼ真北方向に流れ日本海へと注ぐ、川の長さ約48キロメートル、流域の広さ約277平方キロメートルの新潟県が管理する二級河川です。
鯖石川は蛇行が著しく、古来より洪水被害が頻発していました。また、河川水の大部分は農業用水に利用され、夏期の渇水によりかんがい用水などが不足する状況にありました。
このため、河口から約37キロメートルの柏崎市高柳町田代地内に「洪水調節」と「河川機能維持のための用水補給」を目的とした治水ダムとして、昭和44年度から昭和48年度に建設し、昭和49年度から運用を始めています。
流域の概要
鯖石川の流域は、柏崎市(柏崎市、西山町、高柳町が平成17年5月に合併)、刈羽村、十日町市(旧松代町)、上越市(旧大島村)の3市1村からなり、柏崎地域広域市町村圏の社会・経済基盤を形成しています。
上流域は、第三紀層の泥岩層の分布する山岳地帯からなり、地すべり等の多いところです。中流域は主に第四紀層が分布し、随所に河岸段丘が見られます。下流域は刈羽平野を構成する沖積層からなっています。
鯖石川流域図
鯖石川流域概要図(PDF形式 約1メガバイト)<外部リンク>
洪水調節
鯖石川ダムでは、ダム地点での基本高水流量毎秒340立方メートルのうち、毎秒230立方メートルの調節(貯留)を行い、ダム下流域の洪水被害の軽減を行っています。
洪水調節の方式は、洪水吐きゲートの開度を一定に保つ「一定開度方式」により洪水調節を行っています。
洪水調節模式図
鯖石川計画高水流量配分図
鯖石川水系における主な水害状況写真
昭和53年6月洪水
平成17年6月洪水
河川機能維持のための用水補給
鯖石川ダムでは、ダムに貯留した用水を下流へ補給し、河川の機能維持を図っています。
特に、流域の約35パーセントを占める水田への「不特定かんがい用水」の補給は、重要な役割を担っています。
鯖石川ダムにおける主な不特定かんがい用水補給状況
近年の不特定かんがい用水補給実績
鯖石川ダムの情報
- 鯖石川ダムの概要
- 鯖石川ダムの構造と諸元
- 鯖石川ダムの流入量、放流量等の状況<外部リンク>
- 鯖石川ダム周辺のご案内
- 鯖石川ダムパンフレット(PDF形式 約3メガバイト)<外部リンク>
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