本文
【柏崎】川のせせらぎと鳥の声を聞きながら ~やわらかな湧き水で野サウナ体験~
前回Shiiya Villageで初のサウナを満喫し、柏崎地域のサウナ第2弾の体験先として向かったのは、柏崎市谷根集落にある谷根にじます釣堀です。
にじます釣堀の駐車場に車を停め、釣堀の奥の方へ歩いて行くと、サウナ小屋があります。魚沼杉で作られているという小屋は、木々に囲まれた風景に溶け込んでいました。
サウナ小屋の目の前には、谷根川が流れています。
このサウナ小屋は、新潟市のHIJIRI inc.が設計し、運営しています。現在は営業許可取得の準備段階なのでHIJIRI inc.のサウナ小屋の購入を検討されている方に体験いただいていて、許可を取得した後は運営の形を変える予定とのこと。
管理人の前畑彰洋さんから説明を受けながら、持参した薪でサウナストーブに火を入れます。
30分くらいするとサウナ小屋の中が十分暖まってきました。
小屋に入ると、中は3人か4人座るとちょうど良いくらいの広さで、窓から川と滝が見えます。
川のせせらぎが聞こえ、ときおり鳥の鳴く声もします。
しばらくすると熱さに慣れてきたので、サウナストーンに水をかけて蒸気を浴びるロウリュをやってみることに。今回、このロウリュの水として前畑さんが用意してくださったのは、2種類のアロマウォーター。1つは、サウナ小屋の材料に使われている魚沼杉を原料としたアロマウォーター、もう1つは、前畑さんが育てている米山トウキという植物を蒸留して作ったアロマウォーターです。かつて、米山トウキは米山山頂で魔除けとして販売されていて、登山者が買って帰り玄関に飾りました。現在はこのような風習はなくなってしまいましたが、前畑さんは米山トウキを新しい形で活かしています。
魚沼杉のアロマウォーターは、HIJIRI inc.と、野草を原料としたジンなどの製造を行っている株式会社越後薬草のコラボ商品として準備中のもの。そのほかにもトウキを始めとした谷根ならではのアロマウォーターを今後展開していく予定だそうです。
まずは、魚沼杉のアロマウォーター。ストーンに水をかけてしばらくすると、熱気と共にさわやかな香りが流れてきました。清涼感のあるフレッシュな香りに包まれて、とても心地よい気分です。
続いて、米山トウキのアロマウォーターをかけてみます。魚沼杉とは異なる、スパイシーな香り。セロリの香りにも似ています。
汗がしっかり流れてきたので、小屋を出て水風呂へ。小屋のすぐ下にある水風呂は、佐渡のたらい舟を代用していて、引いている水は名水百選に選ばれたきつね塚湧水だそうです。
初心者の私には雪解け水でキンキンに冷えた水風呂の水は冷たすぎて、長くは入っていられませんでしたが、経験豊富な同行者はじっくりと浸かり、「水がやわらかくて、すごく気持ち良い」と湧き水の感触を味わっていました。
そして、ここでは谷根川も天然の水風呂として楽しむことができます。
水風呂の後は、川を眺めながら外気浴をします。春の日差しを浴びながら、のんびりとベンチでひと休み。
休憩のお供に、柏崎市の酒蔵「阿部酒造<外部リンク>」が作ったクラフトコーラ「KURACOLA(クラコーラ)」を持参しました。米こうじの甘酒を使ったコーラシロップを、炭酸水で割っていただきます。前畑さんが栽培した米山トウキもスパイスとして使われていて、程よい甘さにスパイスが効いたコーラがサウナ後の体に染みわたります。
サウナ、水風呂、外気浴を3セット行い、おなかがすいてきたので、ごはん(サウナ飯)の時間です。
サウナ飯として用意したのは、柏崎市の名物、澤田屋<外部リンク>のジンギスカン。澤田屋は柏崎市高柳町にあるお店で、市内の農産物直売所「愛菜館<外部リンク>」で販売している澤田屋の味付けジンギスカンを買ってきました。持ち込んだ道具でバーベキューでいただきます。
ジンギスカンは、お店で食べるのにも負けないくらいのおいしさでした。
最後にもう1セットサウナを楽しみ、後片付けをして体験終了。
心地よい香りに包まれたサウナ、開放感あふれる水風呂と外気浴を堪能した谷根の野サウナでした。
谷根の野サウナのインスタグラムはこちら<外部リンク>
柏崎地域振興局フェイスブックはこちら<外部リンク>