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【柏崎】ものづくり企業を身近に感じる柏崎工業フェスティバル~柏崎青年工業クラブ50周年記念事業~

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0284002 更新日:2022年9月20日更新

 9月3日、4日に柏崎青年工業クラブの創立50周年記念事業として、ものづくりの楽しさを伝える「柏崎工業フェスティバル」が開催されました。​

 柏崎市におけるものづくりは、明治中期に設立された日本石油株式会社(現ENEOS株式会社)が立地したことに始まり、大正末期には食料品製造業の北日本製菓株式会社(現株式会社ブルボン)設立され、昭和初期には理化学興業株式会社(現株式会社リケン)が進出、その後も自動車産業、電気産業、機械産業等の発展を背景に製造業は成長を続けてきました。そして、現在では柏崎市内に約350社が集まる「ものづくりの基盤技術を有する企業」の集積地となっています。

 そんな柏崎市には製造業の発展、工業人の育成を目指し、43歳以下の経営者・従事者で組織された「柏崎青年工業クラブ」があり、その創立50周年を迎える記念イベントとして「柏崎工業フェスティバル」が企画されました。​

 工業フェスティバルでは、ものづくりに興味・関心を持ってもらおうと、モノづくり体験教室、サイエンスショーやオープンファクトリー(工場見学)など子どもから大人まで楽しめる企画が行われました。

オープンファクトリー​                              

 オープンファクトリーは有限会社藤巻製作所<外部リンク>株式会社品銀鉄工所<外部リンク>株式会社サイカワ<外部リンク>山崎工業株式会社<外部リンク>株式会社酒井鉄工所<外部リンク>株式会社テック長沢<外部リンク>株式会社ヤマテック<外部リンク>の7社が参加し、普段は非公開の工場内部が公開されました。

 見学した株式会社テック長沢で、まず初めに目に入ってきたのが、数多く稼働する多関節ロボット。人手不足を補う重要な機械で、従来、人がしていた作業を多関節ロボットが担ってくれ、単純な作業や、人には過酷な作業環境、または危険な作業を問題なく作業してくれる利点があるそうです。

テック長沢1

 工場の奥に行くと、施工費含めて総額2億円という大型切削マシンが目の前に。複雑な大物部品の加工もこの一台で完遂できるとのことで、実際に金属を削るデモンストレーションを見ることができましたが、機械の大きさからは想像できないほどの緻密な切削作業が行われている様子に見学の皆さんも驚いていました。​

テック長沢2

 見学の最後に、実際のマシンで見学者が金属の切削を行いました。体験した柏崎市内の小学校4年生の男の子は「実際の機械を動かして削るのは難しかったけど、楽しかった。」、男の子のお母さんは「市内のものづくり企業がどんなものを作っているか分からなかったので、実際に体験できて良かった。」と話してくれました。

 また、つい先日まで地下鉄銀座線の車両バンパーを加工していたとのことで、この柏崎から様々な製品が日本全国や海外へ送り出されていることを実感したオープンファクトリーでした。​

テック長沢3テック長沢4

モノづくり体験教室

 また、モノづくり体験教室では、銅板工作・ハーバリウム・アイロンビーズの製作が行われ、銅板工作では、長岡市や柏崎市内から参加した親子がアニメキャラクターの銅板を楽しそうに製作していました。

【銅板製作の様子】​

モノづくり体験教室1モノづくり体験教室2

モノづくり体験教室3モノづくり体験教室4

       【ハーバリウム製作の様子】            【アイロンビーズ製作の様子】

サイエンスショー

 子どもたちも参加したサイエンスショーでは、「BTB溶液(pH指示薬)に二酸化炭素を吹き込むと何色に変化するか」「ゴム風船にレモン果汁(リモネン)をかけるとゴム風船はどうなってしまうのか」といったテーマで実験を行い、子どもたちは大盛り上がり。小学校3年生の男の子は「自分の身近なものが組み合わせ方によって想像していなかったものに変化して驚いた。」ととても楽しそうな様子でした。

サイエンスショー1サイエンスショー2

記念講演会​

 また、今回の工業フェスティバルでは、元陸上選手の為末大さんが「生き抜く力」と題して講演しました。

 スプリント種目の世界大会で日本人として初めてメダルを獲得し、シドニー・アテネ・北京のオリンピックに400メートルハードルで3大会連続出場した為末さんが競技人生の中で得た「苦しい時ほど種をまけ」「努力は夢中に勝てない」「大丈夫、何とかなる」の3つの言葉について紹介いただきました。第一線で活躍していた為末さんの言葉には一つ一つ重みがあり、誰の人生においても困難に直面した際のヒントとなるものばかりで、会場の皆さんは真剣な眼差しで話に聞き入っていました。

 長岡市から参加した小学校6年生の女の子は「オリンピックに出場した凄い人の話が聞けて良かった」、そのお父さんは「初めて為末さんの話を聞きました。子供への接し方、自分の生き方を見つめ直すキッカケになりました」と話してくれました。​

為末大記念講演会​​

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