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海岸の整備について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0048519 更新日:2020年4月1日更新

新潟県は日本海に面しており、冬季の季節風による高波など、厳しい自然条件にさらされています。
また、河川からの土砂供給の減少や、沿岸構造物の建設による漂砂の阻止など、数多くの要因により、海岸侵食が進んでいます。
これらの海岸の防護と保全を図るのが海岸整備事業です。

海岸侵食対策について

海岸が侵食されると国土が減少するだけではなく、護岸の倒壊や越波(波が堤防を越えること)を引き起こします。
新潟県では、海岸侵食対策として海岸から離れた沖側に離岸堤(海岸線とほぼ平行に作られる堤状の構造物)や
人工リーフ(海岸線とほぼ平行で海面下に作られる構造物)などの設置を進めています。

昔の内野浜海岸と海岸侵食を受けた最近の内野浜海岸との比較写真
内野浜海岸(新潟市)の侵食状況

窪田海岸の人工リーフ設置状況写真
窪田海岸(佐渡市)の人工リーフ設置状況

海岸侵食対策として海岸構造物を造る以外に、砂を人工的に供給し、砂浜を造成する養浜も進めています。

砂浜には、海水の浄化を促す環境機能や、海水浴場などのレクリエーションやスポーツ空間として利活用される機能以外に、防護機能があります。
砂浜の防護機能として、波のエネルギーを衰退させ、波のうちあげ高を低くしたり、越波流量を減少させる消波機能や、堤防等の洗掘を防止する機能があります。

養浜の実施にあたっては、港湾のしゅんせつ土や河口にたまった土砂を養浜砂として、有効活用している海岸もあります。

桃崎浜海岸のようひん実施前後
桃崎浜海岸(胎内市)の養浜実施前後

高潮対策について

台風や発達した低気圧が通過するとき、潮位が大きく上昇することがあり、これを「高潮」といいます。
潮位の上昇に加え、風による作用で陸地に海水が入り込む場合があります。
平成24年4月には急速に発達した低気圧により、佐渡市で越波被害が発生しました。
高潮対策として既設消波ブロックの拡幅を実施し、波の越波流量を減少させました。

佐渡市相川のえっぱ状況
佐渡市相川の越波状況

高潮対策としてしょうはブロックを拡幅した写真
高潮対策実施前後

 

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