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3.新潟県における海岸保全について 総合土砂管理の推進

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0048137 更新日:2019年3月29日更新

糸魚川海岸の越波・侵食例

 糸魚川市中心部が背後に控える糸魚川海岸では、昭和の初期には広大な砂浜が広がっていましたが、海岸侵食の進行が激しく、昭和45年の冬期風浪(異常発達低気圧=通称:台湾坊主)では、護岸が決壊し、海岸背後の家屋が波に呑まれて倒壊するなど、甚大な被害が発生しました。護岸の復旧と消波ブロック設置により、海岸災害からの防護を行っていましたが、その後もさらに侵食が進行し、とうとう砂浜は消失し、消波ブロックにより固められた海岸となってしまいました。このように、護岸と消波ブロックで海岸線を防護することを、“線的防護”と呼んでいます。
 海岸は、この後も沖側からの侵食が進み、さらに激しい越波が生じるようになり、交通の要所である国道8号糸魚川バイパスが、交通止めとなってしまう被害が頻発しました。

糸魚川海岸の越波・侵食例の画像1
糸魚川海岸の越波・侵食例の画像2
糸魚川海岸の越波・侵食例の画像3
糸魚川海岸の越波・侵食例の画像4

糸魚川海岸の侵食・越波対策

 糸魚川海岸では、恒久的な海岸の安定を図るのため、人工リーフによる面的防護(沖合に堆砂効果のある施設を設置し、砂浜そのものを面的に防護する工法)を採用しました。この人工リーフには、人工リーフの上を波が通過するときに波が砕け(砕波)、波のエネルギーが減衰するという効果があります。これにより、越波が生じなくなるとともに海岸侵食が止まったのです。

糸魚川海岸の侵食・越波対策の画像

糸魚川海岸に関する総合土砂管理

 糸魚川海岸付近に流れ込む姫川の流域には、ヒスイの原産地があることで有名ですが、糸魚川海岸もヒスイが探せる“ヒスイ海岸”として有名です。このことから、姫川から流出してきた土砂が、糸魚川海岸に供給されてきたことは明白です。また、平成7年の7.11水害時には、豪雨により姫川流域全域で土砂崩壊が多発し、姫川が大量の土砂で埋まってしまうという被害もありました。河川を流れ下る大量の土砂は、最終的には海岸に供給されることになります。このように、河川と海岸は密接な関係にあり、これを一連のものとして捉えることが重要となっています。
 現在では、糸魚川海岸の侵食対策の一環として、河川では、姫川流域全体の流下土砂量の増加のため、平常時には土砂が流下してゆく構造の砂防ダムを採用したり、海岸部では、隣接海岸や河口から侵食海岸部へ人為的に土砂を供給するなど、土砂が運ばれる一連の領域を“流砂系”として広く捉え、総合的な土砂管理の推進に努めています。

糸魚川海岸に関する総合土砂管理の画像1
糸魚川海岸に関する総合土砂管理の画像2

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