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手足口病に注意しましょう!【警報発令中:2019年7月18日更新】
1 発生状況
○令和元年第30週(7月22日~7月28日)の定点当たり報告数は全県で22.51と前週の17.02に比べ増加しました。
○国の示す警報終息基準(定点当たり2)を下回るまで、警報を継続します。
○例年夏季に流行する疾患であり、社会福祉施設等における集団発生の報告もあることから、引き続き十分な注意が必要です。
○下記3を参考に、予防を心がけましょう。 新潟県における発生状況(平成25年~令和元年第30週(7月22日~28日))
2 手足口病とは
○手足口病は、口の粘膜や手のひら、足などに水疱性の発疹ができる感染症で、乳幼児を中心に主に夏季に流行します。発熱は全体の約3分の1に認められますが、高熱が続くことはあまりなく、数日間のうちに治癒する疾患です。
○多くは軽症で済む疾病ですが、手足口病を発症後に髄膜炎、小脳失調症、脳炎、心筋炎などの合併症などを併発することもあるため、頭痛や高熱の発症など症状が悪化する場合は医療機関を受診しましょう。
○また、手足のひらのほか、臀部にも水疱や潰瘍をつくり、快復後に爪が剥がれるような症状(爪甲脱落症)を起こすことがあります。
○なお、大人に感染することもあるので、子供に限らず大人も感染予防に心がけてください。
3 対応・予防方法
○患者の口粘膜から出たウイルスを含む唾液による飛沫感染、便中のウイルスによる経口感染、水疱内容物からの接触感染といった経路で感染します。
○回復後も、便の中に長期間ウイルスが排出されます。感染しても発病せず、ウイルスを排出する人もいます。
○従って、感染予防のため、次のことに注意しましょう。
(1)食事の前、遊んだ後、トイレの後、帰宅後など、普段から石けんと流水による手洗いを行いましょう。
(2)オムツ等の処理の際は、排泄物が周囲につかないように注意し、処理後はしっかりと手を洗いましょう。
(3)タオルの共用は避けましょう。
4 学校保健安全法における扱い
○学校保健安全法には明確に規定されていません。
○登校登園については、医師の指示に従ってください。
関連情報
新潟県感染症情報 国立感染症研究所<外部リンク> 手足口病に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>
◇このページに関するお問い合わせは 感染症対策・薬務課 感染症対策班
〒 950-8570 新潟市中央区新光町4番地1
電話: 025-280-5200 ファクシミリ: 025-280-5641
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