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ダニによる感染症に注意しましょう

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0379152 更新日:2024年3月1日更新

春から秋にかけて、ダニの活動が活発になります

特に農作業や山菜採り、庭仕事などで山林や草地などに入るとき注意しましょう

ダニによる感染の予防

農作業、山菜採り、庭仕事などで、山林や草地などに入るときは、次のことに注意しましょう。

  • 長袖、長ズボン、長靴を着用し、肌をできるだけ出さないようにする。
  • 衣類を草むらに置いたり、草むらで休息や用便をしない。
  • 防虫スプレーを使用する。
  • 山野での作業後は入浴するなどして、吸血前のダニを皮膚から洗い流す。ダニが体についていないか点検する。

ダニに刺されている場合は、早期に除去することが重要です。
処置が早ければ、病原体が体内に注入されることを防げる場合もあります。

また、ダニに刺されたら、皮膚科で除去してもらうことをお勧めします。
自分でダニの体をつまんで引き抜こうとすると、ダニの頭部が皮膚に残ってしまったり、病原体を自分の体内に注入してしまうことがあります。

ダニ媒介性疾患について

ツツガムシ類やマダニ類などの山林や草むらに生息するダニに刺されると、つつが虫病、日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ライム病などの感染症にかかる可能性があります。

河川周辺、山林、草地のほか、自宅の近くで刺されたという報告もあり、注意が必要です。
国内においては、北海道で、1993年1件、2016年1件、2017年2件及び2018年1件の計5件、ダニ媒介脳炎の発生が確認されています。

マダニ(フトゲチマダニ)の画像  ツツガムシ(フトゲツツガムシ)の画像
マダニ(フトゲチマダニ)       ツツガムシ(フトゲツツガムシ)

(提供 新潟大学医学部保健学科 サトウ恵 助教)

ダニ媒介性疾患の主なもの

  • つつが虫病:つつが虫病リケッチアを保有するダニの幼虫(ツツガムシ)【大きさ:約0.3mm】に刺されて起こる感染症です。潜伏期は1~2週間で、高熱、発疹を伴って発症します。
  • 日本紅斑熱:日本紅斑熱リケッチアを保有するマダニ【大きさ約3mm】に刺されて起こる感染症です。潜伏期は2~8日で、高熱、発疹を伴って発症します。
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS):SFTSウイルスを保有するマダニ【大きさ約3mm】に刺されて起こる感染症です。潜伏期は6日〜2週間で、発熱、食欲低下、おう気、おう吐、下痢、腹痛などで重症化し死亡することもあります。
  • ダニ媒介脳炎:ウイルスを保有するマダニに刺されることによって感染する疾患です。潜伏期は7日~14日で、発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が出現し、髄膜炎に進展し死に至ることがあります。
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