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令和5年11月の大気中のトリクロロエチレン濃度が基準値を超過しました。今回の結果をもって直ちに健康に影響が出るものではありません。県は環境基準達成に向けて取組を進めます。

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:557605010 更新日:2023年12月7日更新

 県では、県央地域の3地点で、大気中のトリクロロエチレンのモニタリング調査を毎月実施しており、11月の調査の結果、2地点で基準値を超えて検出されました。
 調査地点周辺のトリクロロエチレン使用事業所へ立入検査を実施しましたが、異常等は確認されませんでした。
 トリクロロエチレンの環境基準注1は年平均値(12回測定)と比較して評価するものであり、今回の結果をもって直ちに健康に影響が出るものではありません。
 なお、昨年度は、全3地点で環境基準を達成しています。
 県では、引き続き調査を行うとともに、以下の取組を進めます。

    注1): 人の健康を守るために維持されることが望ましい基準であり、国が定める行政上の政策目標

1 調査結果の概要

調査地点 試料採取日 トリクロロエチレン濃度 基準値 天候注2 主風向注3
燕市燕 11月6日~11月7日
(24時間連続採取)
400μg/m3 ​130μg/m3 曇り-曇り 西南西
燕市蔵関 11月6日~11月7日
(24時間連続採取)
150μg/m3 ​130μg/m3 曇り-曇り 西南西

    注2):天候欄は左側に採取容器の設置時、右側に回収時の天候を記載
    注3):試料採取日に燕測定局で観測した風向のうち、最も頻度が多い風向を記載

2 県の取組

 ○ 立入検査による指導・助言及びセミナーの開催などを通じて、ガイドライン注4 等による排出抑制の取組及び国や市の支援制度を周知していきます。
 ○ ガイドライン等における排出抑制の取組事項の履行状況を確認するため、立入検査を強化し、適合した事業所を公表する取組を開始しています。

  注4):県が事業者向けに、比較的取り組みやすい排出抑制対策などをまとめた「トリクロロエチレンの排出抑制に向けた自主的取組ガイドライン」 

【参考】
トリクロロエチレン

  • 健康への影響:中枢神経への障害、肝臓腎臓への障害、呼吸機能低下を及ぼすと言われている。また、腎臓がんのリスクが増加すると言われている。
  • 用 途:金属加工部品の脱脂等

報道発表資料 [PDFファイル/130KB]

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