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平成30年度新潟県野鳥保護の集い(十日町市)のようす

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:4013011 更新日:2024年4月1日更新

会場のようすの画像
会場のようす

日時:平成30年6月16日16時00分~17日9時15分
場所:十日町市「三省ハウス」・「森の学校」キョロロ周辺

今年度は総勢45名の方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

6月16日(土曜日)16時00分~18時00分

講演

村山暁氏の講演の画像
村山暁氏の講演

「豪雪地松之山の自然と野鳥」
松之山野鳥愛護会会長 村山暁氏

世界的な豪雪地である松之山の自然と野鳥について講演いただきました。松之山は、人が住む所では世界一の積雪量だそうで、その豪雪のようすを写真やグラフで紹介いただきました。また、地域全体が棚田となっており、ブナ林では樹洞を利用するオシドリやアカショウビン、ブッポウソウなどがよく見られるとのお話でした。今年3月、松之山に初飛来したというヤツガシラの貴重な写真も紹介いただきました。

講演

村山祐一氏の講演の画像
村山祐一氏の講演

「巣箱架設による絶滅危惧種ブッポウソウの保護活動2007-2017」
松之山野鳥愛護会副会長 村山祐一氏

2007年から11年間取り組んでこられた巣箱架設によるブッポウソウの保護活動について講演いただきました。特に2011年からは巣箱に小型カメラを設置して内部の様子を記録してきたとのことで、その蓄積された記録から判明した産卵、孵化、巣立ちの比較について講義いただくと共に、撮影された動画も紹介いただきました。とても貴重な記録に会場一同聞き入り、動画による産卵シーンや、メス親がエサをかみ砕いてヒナに与えるシーンなど、随所で感嘆の声があがっていました。毎日の巣箱通いは大変だけれども、記録を積み重ねることで見えてくることがあり、新たな疑問も湧いてくるとのお話でした。

講演

仲村昇氏の講演の画像
仲村昇氏の講演

「2種類の小型記録装置を用いたブッポウソウの渡り追跡 -7年間の成果と課題-」
公益財団法人山階鳥類研究所 保全研究室 仲村昇氏

2種類の小型データロガー(記録装置)を用いたブッポウソウの渡り追跡調査から明らかになった成果と課題について講演いただきました。全国的に減少しているブッポウソウの渡りルート及び越冬地を解明することは、減少原因を明らかにするためにも必要不可欠で、近年開発が進んできた小型データロガーの活用は重要とのことでした。私達にあまり馴染みのない2種類のデータロガー(ジオロケータ、GPSロガー)について、原理や装着方法など分かりやすく説明いただき、回収された貴重なデータについても地図や表を用いて詳細に解説いただきました。多くはボルネオ島で越冬していることや、2016年に松之山でGPSロガーを装着したブッポウソウは、山口県を中継したあと東シナ海を横断して中国へ渡った、などの調査結果は大変興味深いものでした。また、中国地方や長野県など他地域での巣箱架設による保護活動の紹介はとても参考になり、エピソードも交えた楽しいお話に会場からは時折、笑いが起こっていました。

6月17日(日曜日)4時30分~8時00分
早朝探鳥会

多くの野鳥が見られた探鳥会の画像
探鳥会では多くの野鳥が見られました

天気:晴れ
場所:「森の学校」キョロロ周辺
観察種:オシドリ、カルガモ、キジバト、アオバト、アオサギ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、ハチクマ、トビ、ツミ、サシバ、フクロウ、アカショウビン、カワセミ、ブッポウソウ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、サンコウチョウ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、ゴジュウカラ、クロツグミ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ 合計46種

ブッポウソウの画像
ブッポウソウも出現!

「美人林コース」「バードピア須山(早出コース)(遅出コース)」の3班に分かれて、それぞれ観察会をスタートしました。美人林コースでは、アカショウビンやキビタキがよく鳴き、コサメビタキ数羽が戯れ、サンコウチョウなども確認できました(番外編でアナグマも!)。バードピア須山コースでは、ノジコがよく鳴き、すぐ近くで姿も見られ堪能することができました。また、頭上を通過するサシバやサンショウクイ、賑やかなエナガの親子、同じ木に止まるアオゲラとニュウナイスズメなど、里山の鳥たちをじっくり観察することができました。最後はみんなで念願の美しいブッポウソウの姿を目に納めて締めくくりとなりました。

平成30年度新潟県野鳥保護の集い(十日町市)

オオルリやキビタキがさえずり、アカショウビンとの出会いも期待できます!

アカショウビンのイラスト画像
イラスト:アカショウビン

 新潟県では、県民のみなさまに野鳥保護の大切さや自然の素晴らしさをお伝えするために野鳥保護の集いを開催しています。
 今年度は、新緑がまぶしい十日町市松之山で探鳥会及び野鳥保護の集いを開催します。
 自然に親しみ、野鳥の声を聞きながら初夏のひとときを過ごしませんか。

会場と日程について

ブッポウソウのイラスト画像
イラスト:ブッポウソウ

日時

平成30年6月16日(土曜日)午後4時~6月17日(日曜日)午前10時

会場

三省ハウス 十日町市松之山小谷327

日程

  • 16日(土曜日)
    • 受付 午後2時30分~4時
    • 野鳥保護の集い 午後4時~5時40分
      講演「ブッポウソウの保護活動2007~2017」(仮題)
       松之山野鳥愛護会 村山暁氏・村山祐一氏
      講演「2種類の小型データ記録装置を用いたブッポウソウの渡りルート解明
       -7年間の成果と課題」(仮題)
      (公財)山階鳥類研究所 仲村昇氏
    • 入浴及び夕食 午後5時40分~8時
    • 談話会(探鳥会コース紹介など) 午後8時~9時30分
  • 17日(日曜日)
    • 起床 午前4時
    • 探鳥会 午前4時30分~8時30分
    • 朝食 午前8時30分~9時20分
    • 探鳥会結果の整理 午前9時20分~9時50分
    • 解散 午前10時

参加申込みについて

会場までの案内図の画像
会場までの案内図

参加資格

 野鳥保護に関心のある小学校高学年以上の方(但し、小中学生は保護者同伴)

参加費

 大人6,500円 小学生4,500円 (宿泊代・保険料含む、参加費は当日受付にて徴収します。)

参加申込

 住所、氏名、生年月日、性別、電話番号及びJR・自家用車利用の別を明記してハガキ、Fax、下記電子申請またはE-mailで愛鳥センターまでお申し込みください。(電話受付はいたしません。)

定員

 先着65名(定員になり次第締め切らせていただきます。)

交通案内

  1. 自家用車を利用される方は、直接「三省ハウス」に集合してください。
  2. JRを利用される方
    • 東京駅(とき319号)11時40分発→越後湯沢駅着13時00分
    • 新潟駅(MAXとき320号)12時19分発→越後湯沢駅着13時07分
    • 越後湯沢駅(ほくほく線)13時24分発→まつだい駅着14時09分
    • 直江津駅(ほくほく線)13時16分発→まつだい駅着13時50分

 ※まつだい駅から無料送迎バスを用意します。

その他

  1. 服装・履物は、山野を歩くのに便利なものにしてください。
  2. 双眼鏡を持参すると便利です。
  3. 探鳥会は小雨決行です。雨具をご用意ください。
  4. 6月16日午後3時から4時まで同会場にて、「新潟県野鳥愛護会総会」が開催されます。

 

留意事項

電子申請の利用にあたっては、次の事項に留意してください。

  1. 新潟県は、電子申請によって得た情報について、当該申請手続以外の目的には利用しません。
  2. 電子申請を利用するために必要な機器(ソフトウェアを含みます)及び通信費用は、利用者の負担とします。
  3. 電子申請の利用により発生した一切の損害について、利用者は新潟県に対してその責任を問わないものとします。
    また、電子申請の利用により第三者に損害を与えた場合には、利用者は自己の責任において解決するものとします。
  4. システムのメンテナンス等により、電子申請の利用を休止することがあります。
  5. 電子申請の利用に当たり、次に掲げる行為を禁止します。
    1. 新潟県への申請手続以外の目的で利用すること。
    2. システムの管理及び運営を故意に妨害すること。
    3. 他人になりすまして電子申請をすること。
    4. その他法令等に反すると認められる行為をすること。

申込〆切

 6月3日(日曜日)必着
 申込みをされた方には6月10日(日曜日)までにハガキなどで連絡いたします。
 それまでに連絡がない場合は愛鳥センターまでご照会ください。

参加の取消し

 当日取消しは、キャンセル料50%、3日前から前日の場合20%をいただきます。

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