令和4年度堅果類の豊凶状況調査結果

今秋のブナ等の堅果類は「並作」となっています。

ツキノワグマが春から継続して出没していますので、調査結果にかかわらずクマの出没に注意してください。

〇ツキノワグマの秋のエサとなるブナの実等の豊凶状況を調査しました。その結果、

　・主に奥山に分布している、ブナ、ミズナラは並作でした。

　・ブナに比べ人里に近い地域に分布しているコナラ、クリ、オニグルミは並作でした。

○県全体としては、調査結果は「並作」でしたが、地域や樹種によりばらつきがあり、冬眠前のツキノワグマがエサを求めて人里へ出没する可能性もあります。

○特に、中越・上越では結実状況が良くありませんので、注意が必要です。

○秋の行楽シーズンを迎え、県では、市町村と連携し、人身被害未然防止に向け、チラシ等による広報などで注意を呼びかけています。

＜調査結果＞

・調査期間：令和4年8月1日～8月31日

・調査地点：全県213地点（佐渡市及び粟島浦村を除く）

・凶作：結実は認められない
・不作：わずかに結実
・並作：樹冠全体にまばらに結実、又は一部に結実
・豊作：樹冠全体に密に結実

＜クマによる人身被害防止のポイント＞
・地域のクマ目撃情報を確認し、クマのいるところには近づかない。
　参考：県ホームページで最新の出没情報を提供しています。
　　　　　「にいがたクマ出没マップ」https://ngt-webgis.jp/kuma/＜外部リンク＞
・複数で行動し、ラジオや鈴など音の鳴るものを携行しましょう。
・クマの活動が活発な早朝や夕方の入山は避けましょう。
・子連れのクマに注意しましょう。（子グマを見たら、近くに母グマがいると思ってください。危険ですので、周囲に注意しながら、できるだけ早く遠ざかりましょう。
・万一、クマに出会ったら、背を向けずに、クマを見ながら、ゆっくり後退しましょう。
・クマのエサとなる生ゴミや不要となった農作物・果実は人家の周りや農地に放置せず、適切に処分しましょう。
・庭先のカキやクリなどは放置しないで早めに収穫しましょう。
・集落周辺や河川敷など、クマが隠れそうな藪は刈り払いましょう。

令和4年9月21日報道資料（堅果類豊凶状況調査結果（確報値）） [PDFファイル／314KB]

注意喚起チラシ [PDFファイル／234KB]

堅果類豊凶状況調査結果（概要版） [PDFファイル／281KB]

堅果類豊凶状況調査結果（市町村別調査結果） [PDFファイル／189KB]