本文
中峰自然環境保全地域
本地域は、新発田市本田地内にある湿原です。
この湿原は、イヌノハナヒゲ類、ミミカキグサ類等を主とする多湿低層湿原ですが、丘陵地斜面に発達するものとして特異な自然環境を形成しており、県下でも希な地域となっています。
一帯の湿性植物は、湿原の所々でみられる湧水で生育しており、オオイヌノハナヒゲ、ヨシ、ノハナショウブ、ミミカキグサ、カキラン類のほか、高層湿原の構成種であるヤチスギラン、ミカヅキグサ、キンコウカ等やミズゴケ類も生育しています。
湿原の周囲はアカマツ林で、この林が水源かん養と湿原植生の保護に、重要な役割を果たしていると思われます。
- 区域
新発田市本田字中峰123番の一部 - 面積
民有地 5.40ha
※北部の1.200haは特別地区 - 保全対象
湿原 - 指定年月日
昭和56年7月17日