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鈴ヶ滝自然環境保全地域
本地域は、村上市高根川の支流、鈴谷にある鈴ケ滝とその周辺の区域です。
鈴ケ滝は、県内最大級の滝として知られ、周りのブナを主とする天然林とともに、優れた自然環境を形成しています。
この地域の地質は、新第三紀の溶結凝灰岩を主とし、滝は幅10m、落差55mに達する勇壮なもので、この種の地形は県内では少ないため、周辺の自然を含め学術的にも貴重です。
一帯は、ブナ、ミズナラ、サワグルミ等の原生林が広範囲に分布し、イワオモダカ、タテヤマウツボグサ、ニッコウキスゲ等の貴重な植物が生育しています。
また、平成2年には妙高の苗名滝とともに「日本の滝百選」の選定を受けるなど、本県の名瀑として有名です。
- 区域
村上市国有林下越森林管理署村上支所133林班い、を小班の各一部、134林班ろ、は、ほ小班の各一部及びぬイ小班の全部 - 面積
国有林 44.77ha
民有地 30.65ha
※全域特別地区 - 保全対象
地形(滝)、ブナ天然林 - 指定年月日
昭和51年12月28日
※昭和54年2月20日(特別地区指定)