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大阪・関西万博における県の石「ヒスイ」常設展示

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0756000 更新日:2025年7月11日更新

 県では、現在開催中の日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、令和7年4月13日から10月13日までの184日間、県の石である「ヒスイ」を展示しております。

1.全体展示概要

 ヒスイの展示等を通じて、ヒスイの魅力及び文化的価値の発信を行い、大阪・関西万博の魅力を高めるとともに、本展示を契機とした新潟県内への誘客促進を図ります。

  • 日程:2025年4月13日(日曜日)~10月13日(月・祝)
  • 場所:静けさの森
  • 狙い:新潟の新たなシンボルとしてヒスイを感じる 

2.ヒスイ展示

 県の石として、静けさの森の2箇所にヒスイを設置。来場者の皆さまはヒスイの鑑賞を通して新潟県とヒスイの深い関係性を得ることができます。

全体配置図

夜のライトアップ時のヒスイ展示

   ヒスイの設置状況

3.  トークイベント

 万博会場内のイベントスペースにて、ヒスイとテーマにヒスイの歴史や物語、新潟県との深い関わりを伝えるトークイベントを実施。トークイベント通して、大阪・関西万博との関連性や新潟の魅力の拡散を図ります。

  • 日程:2025年5月30日(金曜日)~9月30日(火曜日)
  • 場所:万博会場内イベントスペース
  • 狙い:新潟とヒスイの関係からそれぞれの魅力を紐解く

 【6月10日 静けさの森とEXPOメッセをつなぐ生中継イベント会場の様子】

    ヒスイイベント

4.  県の石「ヒスイ」の概要

ヒスイとは?

  • ​東洋を代表する宝石、古くから愛されている。東洋のほかには、中南米のインカ文明やオルメカ文明でも古く使われていました。
  • 数億年前、地球の海の底となる海洋プレートが、陸となる大陸プレートを沈み込んだ、沈み込み帯にできているから、非常に珍しい。
  • 緑色のヒスイが有名だが、純粋なヒスイは白。微量な成分の違いによって、緑、青、薄紫、黒になります。
  • 他の石より重くて、冷たく感じるので、神秘的な力を持つとされている。緑色が芽吹きの色であることから「命」や「長寿」を表すとされています。
  • ヒスイは「硬玉(ジェイダイト)」と「軟玉(ネフライト)」の2種類あります。
  • 硬玉の学名は「ヒスイ輝石岩」
  • 軟玉は「透閃石(とうせんせき)」や「緑閃石(りょくせんせき)」という石の一種
  • 糸魚川で見つかるのは硬玉(ヒスイ輝石岩)

糸魚川産ヒスイの特徴

  • 5億年前にできたもので、ヒスイの産地としては最古級。
  • 東アジアでは唯一の宝石品質のある硬玉の産地。中国などには軟玉の産地があります。
  • 日本人の祖先と考えられている縄文人約6,500年前から糸魚川のヒスイをハンマーなどに使い始めて、そのあと勾玉などのジュエリーを作りました。
  • これは世界最古級の「ヒスイ文化」と考えられています。
  • 三種の神器の一つ、「八尺瓊勾玉」は糸魚川産ヒスイだと考えられています。

現在の糸魚川ヒスイについて

  • 今でも、ヒスイは非常に人気ある石、糸魚川だけではなく、日本の文化に大切とされているため、2016年に「日本の石」、2022年11月に「新潟県の石」と認定されていました。
  • 糸魚川の山から流れるヒスイは、「糸魚川ヒスイ海岸」などで見つけることができます。
  • 糸魚川ユネスコ世界ジオパークでは、ヒスイとその産地となる「小滝川ヒスイ峡」や「青海川ヒスイ峡」を保護保全しながら、持続可能な観光に活用しています。
<外部リンク> 県公式SNS一覧へ